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なんだか、波乱の予感

…むしろ迷惑な話しだ


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視界テロリストが現れ、
吉祥の顔が露骨に歪む


「んもぅ!吉祥の旦那ったらいい男なんだからそんな顔しないのっ!御前くらいまったりしてればいいのにぃ」

「なぁ、穏…」

「刀貸すよ?」

「嫌よ!冗談だってばぁ!」


若干焦りながら、桜鬼が現れた理由を話し始めた


「忠秀様が御前と旦那、お呼びなのよ」


その言葉と共に、本日二度目である煙管が飛んだ
最小限の動きで回避した桜鬼は壁に刺さった煙管を
見て冷や汗をながした


「…で?俺らに江戸城に来いと」

「えぇ…まぁ」


ドスの利いた吉祥の声にびびりながら頷いた


「俺、パス。忠秀に関わるとロクなことねーし」

「ちょ、御前!」

「行く理由がない。店もあるしな。俺もパスだ」

「吉祥の旦那まで!」


あっさり、ばっさり切り捨てた二人に桜鬼はため息をついた


「第一…戦乱は終わった。あの頃みたく、俺が刀を振るう事も、吉祥が算盤以外を持つ理由がねぇ」

「…あながち、俺らに『潰し』をさせる気だろうが…興味がない」


壁から煙管を抜き、それをくわえて桜鬼の横を
過ぎようとした。


「…あの月夜叉…要が生きていても…?」


桜鬼が呟いた一言に二人は反応した


「月夜叉…」

「一月前からからしら?江戸郊外から始まったのよ。『月夜叉伝説』がね」

「…俺と穏で葬ったはずだ」

「そのはずなんだけどねぇ…波田屋の事件も月夜叉のせいじゃないかって。城の家老たちが騒ぎ出したのよ」


ヤレヤレ…とため息を付く桜鬼に対して
二人は何も喋らず十数年に葬ったはずの
金糸の髪を持つ一人の男を思い出していた


「それで、呼び出しか…」

「ご名答よ」


先ほどからしゃべらない吉祥見て穏は小さくため息をついた


「桜鬼、二、三日中には返事する」

「…そうね。一回退くわ。改めてお返事聞かせてね」


そう云って、桜鬼は黒い羽を残しながら
津神屋去った



【ざわめきを増す。】