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白の"小箱”(はむ)


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何年ぶりに開けるのだろう
クローゼットの奥に仕舞い込んだ
眠りにつかせたはずのこの"小箱”

古ぼけて傷ついた"小箱”
濡れた跡のついた悲しい"小箱”
いい思い出なんてないはずの"小箱”
けれど今だからこそ
向き合わなければならない"小箱”

冷たい眼差しで"これ”を眺め回想する

閉じ込めた黒と蒼の悲しい色を
押し入れた黒と赤の怒りの色を
それを隠した白の偽りの無垢の色を

そして僕は口元と目元に三日月を浮かべ
こびり付く油絵の具で"小箱”の偽りの白を消した