「変わらない春」
宙に浮かんだ 一つのピンク
そっと掌に 載せてみた
そっと掌に 載せてみた
その花びらは 柔らかく
君の右手を 思い出させる
君の右手を 思い出させる
突然 周りのピンクがゆがむ
探し続けた君が すぐそこに居た気がした
毎年変わらぬ この木の下で
変わり続ける 僕の姿
変わり続ける 僕の姿
煙草に火をつけると 僕の涙は 空へと昇った
それと逆に 君の涙は ひらりと僕に舞い降りた
それと逆に 君の涙は ひらりと僕に舞い降りた
まるで 僕に微笑むかのように