黒く硬く 敷かれた闇に
落ちたものは 一体なに?
落ちたものは 一体なに?
それは 一滴の雫と
それに籠った 己の愚かさ
愚かさは 新たな闇を
己の下に 敷いていく
それに籠った 己の愚かさ
愚かさは 新たな闇を
己の下に 敷いていく
黒く硬く 敷かれた闇を
罅入れたものは 一体なに?
罅入れたものは 一体なに?
それは 一本の手と
それに籠った 周りの優しさ
優しさは 硬き闇を
いとも容易く 罅入れる
それに籠った 周りの優しさ
優しさは 硬き闇を
いとも容易く 罅入れる
『嗚呼 己を必要としてくれる者は』
『嗚呼 まだこんなにもいたのだな』
『嗚呼 まだこんなにもいたのだな』