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ユメビト04話

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嫌な感触だ。

そうだ、この感触。

忘れられない。

忘れたい。



「シオン、今すぐに大臣の候補を。」

「承知いたしました。」

あとは夢の中であったことをもう一度行うだけ。
それだけなのに。

「こちらがリン様、ケイト様です。」

「…え?」

そう、この感覚。
何度目だろう。

「シオン、あと一人はどこです?」

「…大臣候補は二人ですが?」

違う、そうじゃない。
ユメビトの在るべき意味は、二度と失敗を起こさない為。
なのに何故、こうなるんだ。

「アンジェという少年は?確かに居るはずです。」

「ルカ様、一体どうなさいました?」

「…いや、何もありません。この計画書を読んで下さい。」

言えない、夢と現実が変化したなんて。
この座を譲るわけにはいかない。
ユメビトをもう生まないために。
私は、やり遂げなければいけないんだ。

もう、これ以上悲しみは連鎖させてはいけない。











―「そうですか…。」

結果は変わらなかった。
夢の中ではアンジェという少年は、
これといった仕事を担っていなかったからだ。

ただ引っかかる。

どうして、夢と現実世界の結果が違ったのだろう。









彼は一体誰なんだ―。