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エソラの詩的恋愛

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さようなら なんて 
くだらなくて惨酷で その上不確定で不快な挨拶だろう

挨拶というよりも これではまるで愛殺だ

わたしが捧げたものを あなたはどこで落としていったのだ
せっかくの素晴らしき日常と記憶と言葉

卵から育てた雛鳥
零から考えた四色問題の証明
無から始まった宇宙の起源と正体

あなたはそれらをナイフで刻んで 朝一番の身を切り裂くような風邪に頼んで

飛ばした

果たして戻って来るだろうかと 己に問うたところで
運命やら人生やら赤い糸やらは 
多分おそらく


絶対に間違いなく
得体の知れない誰かが 不気味に糸を巧みに操って
素性の知れない神様が すでにさっさと決めていて

それでは文字通り 手のひらで踊る
わたしもあなたもその存在の一部に過ぎないのだとしたら
それで至極納得がいくのだろう
あなたはそれ故 さようなら と

ならばあの甘い言葉をどこに置いていったのだ
あなたはどこで落としていったのだ