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シーモの詩的情景


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木々の青々さや
風の匂いなんて
今や忘却の彼方

日の暖かさや雪の冷たささえも
どこかのゴミ箱に丸めて捨てた

捨ててしまった
手遅れなんだ

少しでも君に触れたいと思ったから
散歩道を歩く
蜘蛛が巣を張っていて
そこにはガラス玉がたくさんついていた

欲張りで醜い奴だ
と思った

しかし
もし世界が
フェアリーストーリーだったならと仮定したら

想像するならば
創造するならば


美しい鳥が飛んでいるとする


人の自我と勝手は
虹色鳥のつばさを 無情に無口にもぎ取った
人の行動と言動は
黄金鳥のからだを 無惨に無断に消し去った

鳥は鳴いていた
荒々しく
鳥は泣いていた
痛々しく

そして
そして

涙がそのまま宝石になって
あの蜘蛛がそれを大事に持っているとするならば
全てが案外うまく回るのかもしれない

この世は平和へ
あの世は安泰へ


だけど
僕は結局どう足掻いたって
理想主義の冒険者でもないし
現実主義の数学者でもないんだ

僕は

半端もの
中途半端な偽善者
つまりは一介のご都合主義者なのだから



今日は一度も空を見ていない