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第二章 粗筋


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三人は無事に時空へと移動することができました。
しかし、移動した場所がよりによって空でした。
三人はまっさかさまに、下にあった湖に落ちました
アブソーとチェインが水面に上がったとき、クルーは溺れていました。

八妖精は『武器』というものを持っています。(普段は背中についた羽になっている)
己の身を守るためです。
彼らは湖から上がった後、森に着きました。
そこで彼らは獣に襲われます。
チェインとクルーは『武器』――即ち、剣を持って、獣を倒しました。

二人はアブソーがその光景に耐えられるか心配でしたが、少女は普段通りのふるまいをしました。

獣のためにお墓をつくった後、クルーは樹の陰に古びた看板を見つけます。
そこには、この森は安全だということが書いてありました。
さきほどの獣は、一時的に興奮状態だっただけのようでした。
三人はその看板を信じて、妖精を探しに森の奥へと歩き出しました。

しかし、その裏には――

彼らが探している妖精、ドゥワーフ・タイニーからの警告ならびに脅迫が書いてありました(タイニーはいたずら好きなんです)。

三人はタイニーを見つけ出しますが、まんまとタイニーの罠にかかりました。
そして、チェインとクルーはタイニーの力で小さくさせられます。
しかし、アブソーはレディだから、という理由で彼女だけは小さくさせられませんでした。

アブソーはそこで、『誰か』と頭の中で話し、仮妖精の制度によって手に入れた力の使い方を知ります。
アブソーは小さくなったクルーを力で元に戻し、代わりに小さくなりました。
タイニーはアブソーの大きさを元に戻してあげました(レディだから)。
タイニーは妖精界に戻ることを決意すると、ある友達にお別れを言いにいきました。

タイニーはもともと小人という種族で、生まれながらに賢かったり、話さない者と会話が出来ます
そして、ある友達というのは巨木でした。
巨木はタイニーが時空に飛ばされたときに何かと面倒を見てくれたのです。
タイニーは巨木にお礼を言うと、後からついてきたアブソーと再びチェイン達のところへ向かいました。

タイニーは一見しただけでは少年にしか見えません。
しかし、アブソーはタイニーが女の子だということを見破りました。
タイニーはひどく驚くと共に、アブソーに興味をもち、友達になりました。
そのころ、巨木は他の木々に、アブソーに対してこんな意味深なことを言いました。

[彼女は『ディーバ』かもしれない]

『ディーバ』に関しては、まだ何もあきらかにはなっていません。


タイニーは『解除』(リセット)をすることで、チェインを元に戻した後。
アブソー、チェイン、クルー、タイニーの四人は森の中で一晩を過ごすことになりました。

真夜中。
タイニーは昔のある出来事(※1)以来、ずっとチェインが好きでした。
タイニーはこの機会にその気持ちを伝える予定でした。
しかし、眠っているチェインの口からつむぎだされたのは、アブソーという少女の名前だった。
タイニーはその言葉で、チェインがアブソーのことが好きなのに気付き、何かに導かれるように湖へと歩き出した。

タイニーはそこで、三日月を眺めていました。すると、後ろにはいつのまにかチェインがいました。
チェインはいなくなったタイニーを探していたのです。
そこで、タイニーは気持ちがおさえきれずに、チェインに無理矢理キスを……。

タイニーはそのあと、森の中を全力疾走しておりました。
そして、その後ろからクルーが現れました。
タイニーは動物や植物とも会話ができる能力を使って、『情報屋』の仕事もしていました。
クルーは『情報屋』のタイニーに、八妖精を時空に飛ばした犯人を聞きました。
タイニーは犯人を知っていたけれども、何かが邪魔をするらしく、思い出せませんでした。
クルーはそのことから、犯人はとても強い魔力を持っていると、推測しました。

朝。
アブソーは自分が一人のことに気付き、
朝ごはんの準備をするためにマグカップを洗いに湖へと向かいました。
そこにはチェインがいました。
昨日の出来事のあと、彼はずっとそこにいました。
アブソーはチェインを起こそうと、彼に近付きました。
チェインはまたも、寝言でアブソーといいました。
アブソーはその言葉に動揺しつつも、彼の顔に己の顔を近づけて・・・キスはしませんでした。

アブソーは、自分の心にできた気持ちの名前をまだ知りませんでした。

妖精界へ帰った後、タイニーはクルーの計らいでチェインと二人っきりになりました。
チェインはタイニーに、恋人にはなれないといいました。
タイニーはチェインに、君はアブソーが好きなんでしょ? と言った。

そこで初めて、チェインは自分がアブソーに恋していることに気付きました。
(チェインはそのときまで、アブソーのことを妹として好きだと思っていました。)
タイニーは失恋のショックに立ち向かいながら、町に向かうチェインを見送りました。




※1
タイニーは、小人でした。
小人は元をたどれば妖精なのですが、一生子供の姿のままという特殊な体のせいか、差別されていました。
タイニーは路地裏でひっそりと生活していました。
ある青年と出会うまでは・・・。

チェインとタイニーはばったり、路地裏で出会いました。
チェインは友人のなくした大切なものを探してほしいと、タイニーに頼みました。
タイニーは快く承諾し、木と会話をしてそれを探し出しました。

少女はすぐにもとの場所に戻ろううとしましたが、
チェインは孤独がどんなにひどいものかを知っていました。(過去になにかあったんですよ・・・きっと)
チェインはタイニーに、一緒に住まないか? と誘いました。
タイニーはこの際、といった感じで居候させてもらうことになりました。
そして、タイニーがお風呂に入り、着替えているところに、タイニーを心配したチェインが脱衣所に入ってきました。
そこで、タイニーは女だっていうことが分かったんですね。
まぁ、そんなこんなで奇妙な同棲が始まったわけです。

しばらくたって、八妖精の跡継ぎが決まる時期になりました。
チェインの家でも、その話題でもちきりでした。
もしも、八妖精になったらどうする? というチェインの質問にタイニーは一言、

僕は、この家を出て行くよ。

といいました。

何故?
チェインが言った。

チェインに迷惑をかけるからさ。
タイニーが答えた。

タイニー曰く。
自分が八妖精になる→自分が有名になる→小人である自分が妖精の家に住んでいることが分かる
結果、チェインが世間から笑われる。
だからだそうです。
チェインはそんな言葉に、タイニーを自分の胸に引き寄せ、言った。

自分には、自分を絶対に裏切らない友人がいるし、友達ってのは、頼り頼られの存在じゃないのか?

僕達は友達なの?
タイニーが問う。

そうじゃなかったのか?
チェインが言った。

タイニーは、そこで初めて人前で泣いた。
タイニーは、チェインの優しさを好きになり始めたのでした。



2章は、最後にこんな文章で締めくくられました。

+++

そして、タイニーは独り言のように呟く。

アイシテルヨ。イママデモ、コレカラモ、キミノコトヲ。

城の庭に生えたある一輪の花から、

    花びらが
              一枚

         散った。