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「『あいつ』って誰のことっすか!?」ダイゴは犬になおもぶら下がるが、犬は残念ながら、それどころではありませんでした。だが、福田が突如として口を開きました。「『あいつ』というのは、彼の妻の可南子さんのことですよ。フフ…その加南子さんが我々のもとに向かっているのですよ。それを彼は『気』で察したのでしょうね…アナタが、眠っている間に事は動き出していたのですよ。」 福田は淡々と言いました。犬は、少し怖気づいた顔をしました。「オ父サンは、僕ニモソンナコト一言モ言ッテマセンデシタ!」黒人が突然躊躇しました。「それはそうでしょう…彼は何一つそれを語る気がありませんでしたからね…全く、私たちも危険にさらすつもりだったのでしょうか…」憤慨している発言をしながらも福田は死んだ眼をしていました。その眼が犬に突き刺さりました。「脅したんすか!!?」ダイゴは、憤りを感じました。しかし、どうやって、語るもののないものを語らせようとしたのか…いや、それはおろか、話したのであろうか…「いえ?そのようなことは私にはできませんよ?いえ、むしろ、『その必要性が無い人』ですからね…」「じゃ…じゃあ、可南子さんが来たら何が問題なんすか!?『救えないから…』って、彼女はどうかしてるんすか!?」犬はなおも汗をたぎらせ歯を食いしばっている。眼に血管が浮かぶ。「ええ…可南子さんはですね…『民主党』に入ったんですよ。しかし、今回の場合、そればかりではないんですよ…」犬の足をつける土は相当めり込んでいました。それもつまらない意地のために…「オ父サン、一言モ言ッテマセンデシタ!」黒人は、父をにらみました。しかし、黒人もまた、福田が、なぜどうやって、そのことを知ったのか理解できませんでした。「そればかりではないというのはですね、彼は民主党に可南子さんが入ってからずっと、彼女の気を観察していたのですよ…しかし今回ばかりは気の変動が異常を来してるそうなのですよ。」 福田は無関心に続けます。「マス目も1000字に近づいてきましたし、あなたたちが思ってるように『私がなぜ、そのことを知っているのか』をお教えしましょう。簡単なことです。それは、私が『王の資格』を持っている…つまり『心を読める』からですよ。」こんなチンケでみすぼらしい福田からは最も似つかわしい言葉が飛び出しました。
「あなたとは違うんです…」福田がボソリと吐き捨てました。「心を読むことなんて、本当にできるんすか!?」ダイゴは、驚いたように言いました。しばらくして、福田が青い空(アッチ系女優『蒼井そら』ではない。)を見上げ(下乳ではない。)福田がモゾモゾと、煙草を取り出し、火をつけました。「全く…あなたは本当に素直ですね…しかも、もう忘れているとは…あなたも、心が広いというか、ただの能天気というか…いいでしょう。少しお話しましょうか。」福田はモンシロチョウが飛び交うのどかな野原の(犬が必死に闘っているが。)横たわった丸太に座り込みました。たばこの煙が薄く浮かび上がる…「…独裁者とは、どうしたら、作れると思いますか?」福田の鼻から薄紫の煙が噴き出る…「どくさいしゃ…?」平凡で平和で、老人の年金ですごし、同人ばかりの世界で生きてきた彼にとって聞きなれない言葉でした。ダイゴは、ボソボソと黒人の耳元で、「どくさいしゃ」の意味を聞きました。しばらくして、ダイゴはハッっとしたように福田に聞き返します。福田はニヤニヤしていました。 「独裁者は、金でできるっす!」金銭MAXのダイゴらしい答えが返ってきました。「それもありかも知れません。しかし、はずれです。他にも、このような答えが返ってくるのですよ…富、権力、主張性、生まれ…しかし、それはすべて独裁者になるための必需ではないのです。あくまでオプションなのです…」 福田は光る頭で、太陽の光を反射させ、太陽に目つぶししました。おおっと!福田のカウンターが決まったぁ!「なんすか…?」ダイゴは、少し興味を持ってしまいました。その独裁者というものに。「ええ…それは、ですね…人の心理を読み解くことですよ…」ダイゴは、ポカーンとしていました。金がものを言う彼にとって、理解不能な答えでした。「そして、私は、その心を読む力がある…すなわち、独裁者になることが可能な人物…『王の資格』を持つ者なのですよ!!」福田が急に勝ち誇ったかのように言いました。そして、なおも福田は続けます。「あなたが眠っている間に、あなたの心を読み解かさせてもらいました…そして、私はそこで、真っ白な不思議な空間を見つけました。実に興味深かったですよ。何せ普通の人には存在しませんし…」ダイゴはその言葉を聞いて、急に思い出しました。匿さんの事を…
「私はね、見てしまったんですよ…君と、もう一人の誰かをね…」福田がこののどかな野原(犬はry)とは似つかない陰をドッペリと落としました。ダイゴはあわてて、ありきたりなエ,ロゲのように着替え中の女っぽく胸を隠しました。「み…みたんすか!?」ダイゴは顔を紅潮させ、なおも着替え中アピールをする。普通なら枕などを投げつけているが、今回は枕なんて都合のいいものはないので、根の深い雑草を土ごと投げつけました。「あんな、心に入り込むことができるのは、ごく限られています…フフ…しかも匿名希望なんて…よっぽどシャイなんでしょうね。」福田はにんまりと、チンパンジーのシワを深く刻ませニヤけました。陰が毒々しいオーラでベタつく――「あの屑ライオンがとうとう実験を成功してしまったのか――それとも『あの3匹』なのか…いずれにせよ、あなた…」福田は、ジドジドする指先をダイゴに指しました。「あなたを、なぜ彼が選んだのか…私は深い関心があります…なぜあなたの心に入り込んだのか…」「俺を、匿さんが…選んだ理由っすか…?」ダイゴは、そんなことはじめて考えました。なぜダイゴだったのか――福田は勝負にイカレ狂っている、犬をバカバカしく見つめながら、ハッキリとした言葉を放ちました。「私 の家に、この人たちが連れてきたとき、あなたは眠っていました。そして、その原因を私が読み取ろうとしたのです…そういうのは精神的なものが多いですから ねぇ…あ、私、実はここらでは名の通った心理学者でしてね…この人たちも知っていました。そして、私が見たものは白い空間と、あなたと、匿名希望と顔に ベッタリ書かれた男……彼は強いですよ…何せ私がまだ理解できない力の世界に及んでいますからね…人の心に自らの世界を創り出すことなど、到底私には…」福田は再び落ちぶれました。犬が顔面発狂していました。地中に足がめり込み、大地は裂け、巨大なクレーターができていました。そしてそこで、踏ん張った勢いで、お父さんは無様にも、ムリムリと肛門からウ○コをこんにちわさせていました。そしてボトン。さようなら。 それほどにまでさせる、騎士となったスライムの強さ…面倒なので語る気もありません。「こちらに向かってきている可南子さんも、心を操作されてますね……全く、いつになったら終わるんでしょうねぇ」福田は飽きてきていました。
幼女は一人でDSを始めました。中身は『動物の森DS』。どうやら福田の家にwifiが繋がっているらしく、それを繋いでコミュニケーションをとっている。実にうらやましい光景だが、福田やダイゴにしては、それは許せぬ事態でした。 幼女は外でシロツメクサで花輪を編むべきじゃないかと!と二人は憤慨する。…そして、シロツメクサの花輪を頭に被せてもらうことを想像して二人は鼻を伸ばす。一方、黒人は幼女が何をしていてもかまわないようで、物陰で下半身をさらけ出し、ケフィアを製造していました。それでもなお、それを包み込むようなのどかな野原――鳥は美しく鳴き、モンシロチョウが飛び交う――「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!」周りとは明らかに雰囲気の違うオーラがバチバチしていました。空間が歪んで見える気がします。「オ父サン!!」黒人はスッカリ父のことを忘れていました。そして、ケフィア製造をやめて急に彼のもとへ向かう――ケフィアが真っ黒な黒人の前身に飛び散る!なんとも、神々しい反転色が浮かび上がりました。全身がベトベトになりました。――いいえ、ケフィアです。「これで…負けたらあいつを救えない気がするから…」可南子――犬はほとんど本能のみで戦っていました。「息子よ――あ…の技を…使っていいか…?」息を切れ切れに言葉をはさみました。「オ父サン!ソノ技ハ…!?」息子の止める間もなく、彼のオーラが赤く変色し、そして熱く、ただともの輪に強大なオーラが帯びていく…そして、犬は咆哮しました。――全ての力において、絶対の力にかけて。「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!ファミリープランは24時間むりょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!!!!!!!!!!!!私の無料の力を受けてみろ!!!!『ただともの輪・ZERO レクイエム』!!!!!!」(レクイエムが英語で書けなかった作者乙。)そして、スライムの胴を締め付けていた輪が威圧的な光を放ち、スライムを引き裂きました。ちゃんちゃん。すると、スライムの内臓から、出るわ出るわ、福沢諭吉さんが!!そして、その福沢さんは内臓から噴き出し、のどやかな野原を一面、スライムの血と万札の雨にしました。幼女は狂喜乱舞しました。そして、幼女は一枚の諭吉を手にしたが――
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