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「小沢様!優秀なる我が軍により、現在、日本のおよそ8割を駆逐することに成功いたしました!」可南子は高々とそびえる小沢の玉座(高さ8mくらい。)に深々とひざまづいて、甲高く申し上げました。薄暗い小沢の部屋は(小沢は病弱なので、光にあたると芽が出てくる、もやしっ子)とてつもなく広く、中央には、幾度となくその場で処刑された人間たちの血の色と遜色ないレッドカーペットが敷かれていました。 松明が風に揺られて弱く笑う…「うむ。」と一言、小沢はうなずきました。可南子の隣の阿倍さんが何かを言うかと思えば、ずっと口を紡いだまんまで、可南子は急にうれしくなり、にやけました。…なんだ、何も成果を上げていなかったのか! しばらく沈黙が流れました。パチパチと松明だけが広い空間に小さくこだましました。だが、その沈黙も作者がダラダラ語る気も無いので、急に破られました。いきなり可南子たちの背後の扉が開いたのです。すると、そこには腰を引きずって歩く、一人の兵士の姿がありました。阿倍さんはまるで、それを知っていたかのように先の可南子以上のにやけをみせました。「貴様ごときの階級が、ここに入ることは許していないわ!何があったの!言いなさい!」可南子は兵士に罵声を浴びせました。「岡山県を駆逐後、わ…我々は、『白い犬』に襲われました。」「犬ですって…?」可南子はワナワナ震える兵士の頭を踏みにじり、紅潮し、親指の爪を噛みました。阿倍さんは、今にも吹き出しそうでした。そして、小沢は口をゆっくりと開きました。「可南子に命ずる。その白い犬なる反逆者を駆除してこい。」まるで可南子を見ていなかったが、その言葉は可南子の胸に突き刺ささりました。「し…しかし!そ、そうだ!阿倍は何もしていません!彼は最近不審な行動を…」可南子は行きたくなかった。誰だか見当がついていたからでした。だが、言葉を阿倍が遮りました。「行きなさいよォ…」その言葉に拒絶を覚える可南子。「な!?なぜあなたにそんなことを…!」「行け!!」口を大きく開いたのは阿倍でした。すると可南子はふらつき、瞳を真っ黒にさせ、「はい。失礼します。」と泡のような声で答えて扉に向かって歩みだしました。「いやはや…まっすぐな心を持った人も大変ですねぇ…」
以下、彼の脳みその中で『混声四部合唱曲 Hallelujah!(通称、ハ~レルヤ)が流れていると思いながら、このヘタレ文章をお楽しみください。ダイゴは鮮やかに彩る数々の花々の咲き誇る野原で一人病気にかかった犬のように狂い踊り駈けずりまわりました。遠くで大きな木がじっくりと彼を見つめていることに気付きました。その木の根元には、小さな水たまりができていました。そして、空には美しい七色の輝きを放つ虹が橋を造っていました。それで、ようやくダイゴは先ほど雨が降ったのだと気付きました。その鮮やかな花々の水滴が太陽の光を大地にまで輝かせました。そして、一滴、水たまりに木の葉の先から弱弱しく零れおちていきました。小さな波紋を立てて、人間では作りえないとても美しい音色を奏でました。それは、十数メートルの地下に自分のウ○コが、今までたまってきた山に落っこちた音でした。静かに…やがて悲しい音色が大きく地下で響き渡る…ウ○コウ○コウ○コ…その水のはじける音に驚いて色とりどりの花という花から、驚いて飛び立つ黄色、白、青…限りを知らない色をもつ蝶々の群れ…それは、ウ○コの山に巣食っていた、ハエの大群が、ドッスン便所の穴から飛び出してきたものでした。数匹がダイゴの尻にこびりついたウ○コの残骸にしがみつきました。「エデン…っすね。」ダイゴには未だに花園に身をおろしていました。ダイゴは光が淡く差し込む天井を見上げました。そこには、「噴」という文字が…「なんすかね?」ダイゴは頭をひねりましたが、だが、すぐに尻をひねったほうがよさそうだと気付きました。壁は何故か扉と同じ材質の分厚い鉄壁が冷たく訴えました。ダイゴは、その尻も拭かずにパンツを上げました。影木の家では、女のみが尻を拭けるというかくもまったく理解できぬ風習があったので、それがクセになっていたのです。腰を上げて、穴を覗き込むと、ウ○コの山の頭が見えました。十数メートルあるにも関わらず、です。ダイゴはなぜか「ヨッシャ!」とガッツポーズをして、扉を開きました。そして、ダイゴは気づいたのです!素晴らしき朝食の匂いに!これは誰かが自分のために用意したに違いないと思い、ダイゴはその匂いのするほうへ足をせかしました。ダイゴはボリボリ尻を掻きました。
「お待ちしていましたよ。」そこには、チンパンジーが指を組み、いかにもフフフ…と言いそうな眼をのぞかせました。「フフフ…まぁ座りなさい。」やはり、「フフフ…」と言いました。壁には数々の歴代モー娘。のポスターがびっしり貼られていました。ですが、それ以上に気になったのは、ところせましに並べられたショーウィンドウ…中央の四角いテーブルの目の前に、そのチンパンジーがフフフ…ってました。右隣りには、沈んだ顔をしている白い犬。黒人は、まだ外で屯っているのでしょうか、不明です。ダイゴは、待たれたので、とりあえず、チンパンジーの向かい側に座ろうとしました。しかし!あわててチンパンジーは高級そうな椅子から立ち上がり、これを阻止します。「全く、そこの犬といい、なんてことを考えているのですか。あなたの席は右の椅子です…見えませんかね!そこには既に矢口タンが座っているのですよ!」何やら理解不能なことを、誰も座っていないその席を指差し紅潮して取り乱して言います。ダイゴはそう言われると、しょうがないので、右の椅子に座りました。「さて、駒は揃いましたね…」黒人は蚊帳の外でした。かといって、犬すらも呼びに行く気はないようです。犬は、それよりも憂鬱そうな顔つきをしていました。その顔をチンパンジーは見計らい、粘っこい口を開きます。 「どうやら、そこのワンちゃんが、『気』によって、敵が近付いていることに気づいたようでしてね。まぁ、この『人』は、来るまで、黙っているつもりでしたが?…たった2人だそうですが、それがワンちゃんにとって、『できれば戦いたくない敵』だそうでしてね…」ダイゴは、あせりました。敵が近付いていることに…しかし、それ以上に違和感を覚えました。なぜ、敵が来るのを犬は黙っているのだろうか…いや、このチンパンジーはどうやって『犬が敵2人が近付いていることを知ったのか?』「あんた、ナニ…」ダイゴの言葉をチンパンジーが遮ります。「あんた、ナニモンですか…?ですか。読みやすいのも困りものですね。フフ…今のあなた方では彼らには勝てません…犬が戦えないのであれば…もっとも、私が仲間になってもいいんですよ?『コレ』を貸してくれればですがね。」そうして、チンパンンジーはオモムロに『きび団子』を取り出しました。
「真っ黒な心の中に、光ってホントに差し込むのかな…?」空っぽな世界…虚ろな自分…本当に自分は、ここにあるべきなのだろうか…?疑問というとりとめの無いものが、空白に汚く彩っていく…これって美しいの?醜いの?胸が痛いんだ…どこまでもどこまでも底が見えないから、とめどなく痛い…慣れることなんてないんだ。永遠に。それは螺旋のように永遠に登りつめ、それはメビウスのように永遠にループを繰り返す。空白の中で男が一人。自分がだれかもわからない。それが自分であることに気づいたのは数分経ってからだった。「匿さん…俺、マジ怖いっすよ…チビりそうっすよ…」ダイゴは泣きました。むしろ敬語基本で、20th を書き忘れて、今頃になって、こんな駄文を書いている、私。ルンシィ泣きたいですぅ!!!途方もなく、白とも黒ともグレーとも似つかないその空虚という無機質な色の中をさまよいました。無事心の外に解き放たれたと思ったらそこには目を閉じたくなるような色がある眩しい世界…「ゲホッ!…ッ!」阿倍さんは玉座の前で咳こみました。手のひらには3適の不規則な形の血痕が数を減らしていき、大きな血の池を手のひらに作りました。「クク…僕たちィ…どこまでつながってるんだろうね…あのメスブタは、僕の眼にウットリしてる…夫のことなんて、ただのカカシ同然…」阿倍さんは、体勢を立て直し、自分に酔いしれました。「でもぉ、やっぱり、あの子は生きていてほしいなぁ…あ、殺さないっていうプログラムをメスブタに入れ込むの忘れたかも…困ったなぁ…」阿倍さんはしばらく考え込みました。「ああ!そうかァ!彼女、メスブタのくせに子供がいたんだっけ?ああ、彩って子だっけ?ウックック…彩タンを上手く仕込めば、容易く、『僕とダイゴのランデブー』ができちゃうわけだ!」 阿倍さんはさめざめとした眼で笑いました。魔王小沢はどこを見ているのか、目の前ばかり見ています。「ねぇ、小沢さぁん、ちょっと可南子の娘、弄ってきてもいいかなァ?」阿倍さんは眼は見上げているものの、明らかに見下した口調で、小沢に意見しました。小沢は首を下げて、「うむ。阿倍よ、好きにするがいい。」と一言、そう言うと小沢は再び焦点の合わない先に目を向け始めました。
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