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たいてい、休日返上並の厄介事はあるもんだ------。理雨の仕事の都合により大幅に延びた買い出し、低血圧の理雨を叩き起こして揚羽は街へ出たメインストリートの町並みは賑わいを見せ、助手席に座りながら揚羽はどこか楽しそうだった近頃、揚羽は仕事にもなれ、他のアンドロイドとの会話も増えてきた。表情が出てきた為か理雨に近寄りがたい者達は揚羽に理雨宛てのものを頼むようになっていた「揚羽。…なんだ。その買い物の量は」「マスターの部屋には物が少ないです。そもそも部屋とは主が生活するにあたって…」「あー…わかったわかった」揚羽の手には必要品リスト。一応と、理雨が書かせたものだが量が多い。あらかた買い物を済ませ、近場の店に入り軽い食事を頼み、揚羽にはオイルを渡した「マスター!あとは、あの店と…」「…はぁ。とりあえず今日はもういいだろ」理雨はため息をついた。家具、家電、雑貨屋、インテリア雑貨…朝から数件の店を回り流石の理雨もぐったりしている「…わかりました。また次にします」オイルをすすりながら揚羽は頬を膨らませた「(コイツ絶対、納得してねぇ…!)」再びため息を付き、食事に戻ろうとした時、急激に店内が騒がしくなった『大人しくしろ!静かにしねぇと撃つぞ!』覆面にサイレント銃を構えた男達が店内に数人、店員と店主を人質に店のカウンターに居た「厄日か、今日は。揚羽、行くぞ」「休日は休むものです」「文句はアイツらに言え」そう言って二人は立ち上がり、理雨は腰にある二丁銃を出し揚羽はなんの迷いもなく覆面の男達に歩みよった『なんだっ、貴様!?止まれっ!』男の威嚇を物ともせず、揚羽は人質を助けると安全な場所に避難させた『くそっ!アイツ、アンドロイドだ!』「だから、なんだ」男達は背後から聞こえる低い声に背筋を凍らせた「鬼神のプライベート邪魔するとはいい度胸だ。今日を選んだ事…後悔しな」『鬼神っ…あの軍部のっ』「あぁ、そうだ。」その瞬間、店内に数発の銃声が響いた【邪魔するほうが悪い】
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