メニュー
人気記事
あっははー…なーんかこの光景知ってるぞ…-------。「十年ぶりくらいかな…?」「まぁ、そうなるな。この十年何してやがった」巨石から動かずクスクスと笑いながら俺達を見下ろしている要「あの後の事は覚えてないんだ。気づいたら、ここに居て、この姿と力を持ってた…」巨石から降り、ゆっくり近づいてくる要静かに吉祥が睡蓮を抜いた「時々…力が暴走して店の数人やっちゃったけど…吉祥のおかげて…覚醒できた」吉祥に向けて刀を向けて来た要を寸前で受け止めた「…ねぇ、穏。吉祥を庇ってると…俺、ヤっちゃうよ?」「っ…」ギリギリと火花が散るなんつー馬鹿力っ…十年前とは比べものにならない程の強い力「穏っ!!」「手ぇ出すな!!」「わぉ、賢明な判断だねぇ…いい加減、吉祥を返してよ」ニヤリ薄く笑い要は刀を横に振った「っ!!」寸前でかわすと首の皮膚が薄く切れた「あー…いってぇ…」「ははっ、十年前に肩貫いて以来だねぇ」一度引いて、薄く笑う「穏…無理すんな…」「これくらい、平気だ」「っ…お前が怪我すると医者代がかかんだよ!!」あー…そっちッスか…ちょっとカッコ良く行こうとしたのに転けただろうがっ!「金かけんな馬鹿野郎!」「はいはい、わかりましたよ…」血を拭い、再び要と向かい合う「ほんと…ムカつく」「勝手に勘違いしてんじゃねーぞドアホ」間合いを詰め、攻撃の手を休めない難なく避けられるのが悔しいが決めるしかね「ねぇ、いい事教えてあげるよ」「あん?」「この森で…妖刀は錆びた刀より…弱い」ピシッ…と音と共に紅蓮に一筋のひび走った「…!!(やっべぇ!!)」紅蓮をくわえて、腰にさしておいた藤雪を抜く「妖気と妖気がぶつかり飽和状態になる…そこに打撃をぶつければ…錆びた刀同然…すぐに折れる」「くそっ…」この不利な状況…十年前に体験済みだってーの!!【デジャヴな戦況】
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー と 利用規約 が適用されます。
1文字以上入力してください
本文は少なくとも1文字以上必要です。
1文字以上入力してください。