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刀がぶつかり合う度小さな火花が散る刀がぶつかり合う度響く金属音-----「っ…はぁ…はぁ…」「あらっ…夜叉椿なんて割にはまだまだね…」「黙れクソ狼…!」「口が悪い子…嫌いじゃないわよっ!!」なかなか間合いが取れず頬を掠める刀腕や足には多数の切り傷出血は少ないが数が多い厄介すぎじゃね?コイツ…「ふふっ…ねぇ弥助。こんなもんじゃないわよね?」「っ…人の名前気安く呼ぶなボケェ!!」首を狙って来た刀を止め膝で顎に打撃を与えたフツーの人間なら脳が揺れて気を失う…はず「っ…やるわねぇ…まだクラクラするわ…この痛み…癖になりそう…!!」あー!!もう!どんだけタフなんだよこの変態っ!!「ならもう一丁!!」今度は自分の忍刀を抜き突っ込んできた鬼平の刀をかわし懐から思いっきり肩を貫いてやったその瞬間、俺の腹に灼けるような痛みが襲った「っ…!!っのやろう…」「おあいこじゃないっの…」鬼平の手には小刀…互いに離れ間合いを取る激痛が走り、血が流れ出した「ムカつくわね…利き手の肩狙うなんて…腱まで切れて動けないじゃないっ…」「てめーもだよ…腹に貫通させやがって…クソっ…」「互いにボロボロねぇ…これで最後にしましょか…」「望むとこだ変態」鬼平は左手で長刀を握り俺は利き手で刀を握る同時に走り出し間合いを詰める刹那…風が止んだ----「弥助…?」本陣で弥助の帰りを父上と共に待つ弥助が奇襲に行く時置いていった簪を握り…先程まで吹いていた風がピタリと止んだ何故か、落ち着かない弥助…無事に帰って来い…弥助…やすけ…
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