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*6」(2009/08/25 (火) 21:40:28) の最新版変更点

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書:macku いつもどおりの日々だった。  廊下の窓際ではダルとショウが、軍略の話をしている。外では、デオにちょっかいを出したらしいマックが、いすみとデオの二人がかりで生き埋めにされている。それを見守っているハプは、やはりこっそりと掘り出してあげるのだろう。クロボウはその近くのベンチで、『世界の拷問百選』を、無表情に読んでいる。 「医務室に行かなくて大丈夫?」 「うん、元気だから平気だよ。ゴホゴホッ」 「また咳き込んでるじゃない。行こうよ」  そんな会話をしながら、一年生の二人がデニス達三人と擦れ違った。 「いいもん、ナオにお願いしてお前らの生着替え――グベボギャ」  再びマックが沈められる。骨が数本逝った音も、叫び声に混じって三人のいる場所まで届いた。  通りかかったナオは音楽を聴いていたが、イヤホンすら突き破るその悲鳴に眉を顰める。 「本当にアイツは……俺のサモンはそんなもののためにあるんじゃないのに」 「鬼太郎も大変だね」  いたわりの言葉をデニスがかける。 「そうだよねっ。グーテンモルゲンがプッシュアップするのと同じぐらいハードなテリトリーだよねっ」 「あんた、何言ってんの?」  突っ込み所満載なめいの発言に突っ込む人は、もはや誰もいない。

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