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書:めーちゃん 「お前は補習なかったよな」 デニスは目の前の女子生徒に話かける。 「うん。デニスがカブキタウンに行ってる間、きちんと復習してたからね」 「…お前さ、時々グサッてくるこというよな、めい」 めい、というのはデニスの寮の隣部屋の住人で、デニスの友人だ。惚けたところもあるが、はんなりしている。 「そんなこといわれても。この子も見てたみたいだから。……サモン」 めいが小さく呟くと、腰のフラスコの中の液体が反応する。と、 「デニスか。つまんねーな。俺はむしろ美人のねーちゃ」「黙れ」「はい」 羊が飛び出してきた。手乗りサイズだ。 「おい、メリー…そのいいぐさあるかよ…」 メリー、めいのサモンにデニスは脱力して言った。 「だってデニスは万年補習生だろ。つまり馬鹿。笑え」「黙れ」「はい」 「…デニス、今日はどの模範生がきてたの?」 模範生、というのはアクアリウムの中で、文字通り模範となる生徒のことだ。大概、3年から選ばれ、補習を手伝ってくれたり、見本を見せたりする。 「んー。なんていったっけな。ほらあのも、?」 「も?」 「お前生徒会だろ。知らんのか」 「うちの生徒会は機能してないよ。名誉だけで、実権は模範生徒団のものだから」 そこまでめいがいうと、目の前に自分達と同じ腰フラスコの生徒が現れた。 「デニスにめい?今帰り?」 その生徒は寮まで行こうと誘った。デニス達もそれに賛成し、一緒に帰路を辿ることにした。

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