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7月 2日付 『詩』」(2009/06/17 (水) 23:43:29) の最新版変更点

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人間というものは実に「偶然に成り立つ」生き物である。 われわれヌイグルミはそのような偶然さはない。ただあるのは、「老人ホームの宿命」だけである。 ン~ガ!カピバラルラー!!! アクッ!アッ!ヤッ! らめ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ナカデチャウナカダシチャラメ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「え~、これが、『第21回兵庫県詩祭・吟遊詩人の便り賞』の優秀作品ですね。いや~、降霊されたイタコの愛と欲望がにじみ出てますねぇ~。」 「い、いや、スバラシイ…流石かの、著名吟遊詩人の『高知 ゲイ』さんが選定するだけありますねぇ…ハハ、ハハ。それにしても、この大会の優勝賞品が、『ハワイ旅行 ペア3泊4日の旅』なんて羨ましいもんじゃないですかぁ。」 コメンテーターは、ご満悦の兵庫県詩文化保存会の会長に苦笑いを見せ、話をそらそうとした。 「ええ、何分詩の復興に気合を入れていますからね!!」 鼻高々に鼻息が、揺らぐ鼻毛で強度が分かった。 「あんなもん、俺でも書けるっすわ…」 勇人はセンベイを頬張った。 6月の最後の日、勇人の家に『ダギャー』が来た。 ダギャーとは、勇人の『元彼女』である。 そして、このV系とバンドを組んでいたことがあったが、現在は、ダギャーは名古屋に住んでいる。故にダギャーなのだ。 サラっと流したが、まがいなりとも、V系は本当にV系ミュージシャンなのだ。 センベイの粉が黒いペカペカレザーにフケのようにこぼれ落ちた。シルヴィアは、あの日の事が頭に巡り、ポカンとしていた。う~ん、彼女に何かありそうだゾ! 「そっすよね?シルヴィア?」 「…ん?あ?き、聞いてなかったぞ!」 シルヴィアは寝耳に水の様にビックリした顔を見せたが、また急にキョトンし出す。 「いや、だから、イタコの詩っすよ!あんなもん、アリスソフトでもやってて作ったんだろうな…っておーい!」 目の前で、手を振ってみせたが、何の効果もない。 まるで抜け殻のような少女がいつの間にやら、そこにいたのだ! もっとも、私がコイツなら、とおおおおっくにシルヴィアたんの異変に気付いて、遊園地にでも連れていって、そして観覧車で、一言つぶやいて、ウヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!ってなるけどね!!!まったく、V系というこいつはタイミングを外しまくる! 「まじぱねぇ…」 異変のヤバさにようやく、気付き勇人は、必死にシルヴィアたんの肩を掴み、揺らした。 すると、シルヴィアは… 「ン~ガ!カピバラルラー!!! アクッ!アッ!ヤッ!…」 キョトンとし出したのは、勇人のほうだった。ついさっき聞いた言葉がシルヴィアたんの口から発せられたのだ! 彼女の手にはハワイ旅行のチケットが握りしめられていた。

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