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とんとん」(2009/05/09 (土) 10:23:58) の最新版変更点

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<p>とんとん<br /><br /> 家のドアが叩かれるのが聞こえる。<br /> 誰か来たのだろうかと思い、ドアを開けても誰もいない。<br /> ここ一週間、同じ様な事ばかりされる。<br /> 「悪戯かな?」<br /> 最初はそう思っていた。<br /> けど、いつも同じ時刻に、叩かれ、しかもこの家は町外れ。<br /> 家には私とお母さんだけ、お父さんは他界している。<br /> 今、お母さんが出張に出掛けていて、明日帰ってくると、一週間前に言われた。<br /> その日から、この悪戯が起きた。<br /> 気のせいかもしれないけど、このドアを叩く音が、徐々に大きくなっている様な――<br /><br /> ドンドン!<br /><br /> ・・・・・・!<br /> また、聞こえた。<br /> 今までより大きい。<br /> 怖い、怖い、怖い。<br /><br /> ドンドン、ドンドン!<br /><br /> いつもとは違い。何度も何度も叩かれる音。<br /> 怖い、助けて、お母さん・・・・・・!<br /> 近くにあったぬいぐるみに抱きつく。<br /> 「・・・・・・ちょっと!お母さんよ、開けて頂戴!」<br /> 聞こえたのは、お母さんの声。<br /> 「鍵持って行くのを忘れたのよ~!」<br /> この声を聞いて、私は安心した。<br /> この悪戯がもう終わったことに安心し、お母さんにその話をしたかったから慌てて私は走っていき。<br /><br /> がちゃ<br /><br /> ドアを、開けた。<br /> 「お帰りなさい!」<br /> そう笑いながら私は言おうとしたが――<br /> が、<br /> そこにいたのは、お母さんじゃなくて、男か女かわからない程の血まみれ人――<br /> その人は恐怖で動けない私にしがみついて、<br /> 「アケチャッタネ」<br /> と、私の耳元でつぶやいた。<br /><br /><br /><br /> 『昨日午後5時頃に、××県に住む町外れの家の少女が行方不明になりました。<br /> 少女のお母さんは家のドアが開いた状態だったので、どうしたのかと心配して家の中を見ても、少女の姿は無かったようです。<br /> 他のお子様がいるご家庭は、注意してください――』<br /><br /> 「ねぇ、これって香菜ちゃんのことじゃない?」<br /> 「お母さんもそう思う?私もそう思うんだ。香菜ちゃん、どうしたのかな――」<br /><br /> とんとん<br /><br /> 「?はぁーい、ちょっと待ってください――」<br /><br /><br /> 次の被害者は、誰?</p>
<p>回覧は無理ですー(笑)</p> <p>なんか、うん、一応謝罪。</p> <p>すんませんでした。</p>

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