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タイトル考えるのメンドi(殴」(2009/04/12 (日) 12:45:40) の最新版変更点

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<p class="cmnt">「なんで――」<br /><br /> お前の声をずっと聞けると思ってた。<br /> お前の顔をずっと見れると思ってた。<br /> あの時、なぜ俺をお前は庇った?<br /> なんで、お前が車に轢かれる姿を見なければならない?<br /> あの時、なぜお前は俺を見て笑ったんだ?<br /> あんなのがお前の最後笑顔だなんて、俺は許さない。<br /> だから、早く目を覚ませよ。<br /> それでさ、いつものように俺に笑いかけてくれよ。<br /> だから、早く目を開けろよ。<br /> それでさ、いつものように俺に語りかけてくれよ。<br /> お願いだから、目を覚ませって――<br /><br /> お前が意識不明になってから、俺の世界のカレンダーは静かにめくられる。<br /> まだ、お前が目を開けることはなかった。<br /> 「おい、お前のためにダチが花なんか持ってきたぜ。綺麗じゃねぇか?」<br /> そう語りかけても、やはりお前からの返事はない。<br /> 「なぁ、由魅・・・・・・早く起きろよ。みんな心配してるからよ・・・・・・俺を残して死ぬなんて、ゆるさねぇぞ?」<br /> やはり返事はない。<br /> 「・・・・・・俺を庇って死ぬなんて、俺のプライドがゆるさねぇ。・・・・・・それにお前は俺と結婚するまで、死んではいけないって法律にあるんだよ」<br /> 返事は――<br /> 「・・・・・・そ・・・・・・」<br /> ・・・・・・え?<br /> 「・・・・・・ゆみ?」<br /> 今、由魅の声が聞こえた――<br /> 「・・・・・・そんな法律ないよ・・・・・・勝手に作るな、バカ」<br /> そこには、いつものように、苦笑する、お前がいた。<br /> 俺はすぐさま、彼女に抱きついた。<br /> 「ちょっ、海斗、いきなり抱きついてくんなよ、バカッ!」<br /> 顔を真っ赤にしてそう言い返す彼女が愛しくて仕方が無い。<br /> 「なら、なんで俺を庇ったんだよっ!お前の方がバカだバカッ!・・・俺はな、お前が死んだら・・・・・・」<br /> 「だ、だって・・・・・・海斗が死ぬのが嫌だったんだもん・・・・・・」<br /> 顔を少し赤く染めて、彼女は小さな声でそう言った。<br /> 全く、お前って奴は・・・・・・<br /> 「俺もお前が死ぬのが嫌なんだよ。お前のことが、す、好きだから、さ・・・・・・」<br /> 自分の顔が赤くなっていくことがわかる。<br /> 「・・・・・・心配かけてごめん、海斗」<br /> 「謝る必要はないね・・・・・・生きていたから」<br /> 「ただいま、海斗」<br /> 「おかえり、由魅。これから一生よろしくね」<br /><br /> 二人が微笑みながらそう言った後、二人の影が重なる――</p>

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