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表現技法『比喩』をマスターしよう!」(2009/03/01 (日) 13:59:31) の最新版変更点

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<p><font style="background-color:#333333;">「さて、今回から表現技法について詳しく話していこうと思う」<br /><br /> 「なにそれ、難しそうだぉ! 頭使うのは苦手だぉ!」<br /><br /> 「文学なんだから、少しぐらい頭を使うようにしなさい」<br /><br /> 「…反省するぉ」<br /><br /> 「とは言っても、表現技法というのはそこまで難しくない」<br /><br /> 「本当かぉ? 俺でも出来るぉ?」<br /><br /> 「実は前回、教えたのは技法の『比喩』というものを用いたものなんだ」<br /><br /> 「あ、コメントでも書かれてあったぉ! ネタバ…ウワ、ナニヲスル、ヤメ」<br /><br /> 「…」<br /><br /> 「でも、俺でも出来そうだぉ! さくっとマスターするぉ!」<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /> ■表現技法『 比喩 』をマスターしよう!■<br /><br /><br /><br /> 前回紹介したものは、技法のひとつ『 比喩 』を用いています。<br /><br /> 『詩の独特な表現方法』というものは、表現技法と呼ばれるものを指すというわけです。<br /><br /> すでに1つ習得しているので、「表現技法って難しそう」だなんて考える必要はありません。<br /><br /><br /><br /> 比喩を簡単に言うと、物を別のものに置き換える「たとえ」です。<br /><br /> この技法は、とても多くの詩で用いられています。<br /><br /><br /><br /> この技法を使う事によって、印象を強めたり、わかりやすくしたり、<br /><br /> 独特な世界観を組み立てる事が可能になります。<br /><br /><br /><br /> さて比喩に関しては、前回軽く紹介したので、<br /><br /> 今回は比喩の深い部分に触れていきましょう。<br /><br /><br /><br /><br /><br /> ●明喩 と 暗喩 ( 直喩 と 隠喩 )<br /><br /><br /><br /> 特に大事という訳ではないですが、基礎知識として勉強しておきましょう。<br /><br /><br /><br /> ・明喩( 直喩 )とは…「まるで」や「みたい」、「ように」などの、<br /><br />             例えを明らかにしている比喩。<br /><br /> ・暗喩( 隠喩 )とは…上の「まるで」などの言葉を用いず、<br /><br />              例えを明らかにしていない比喩。<br /><br /><br /><br /> 詩の色合いなどで、使い分けると良いかもしれません。<br /><br /></font></p> <p class="cmnt"><font style="background-color:#333333;">●比喩で統一した世界観を作る<br /><br /><br /><br /> 雨が降る<br /> 全てを洗い流しながら・・・<br /> 雨粒たちは<br /> 朱く染まった葉たちの色を<br /> 朱色に染まった私の頬をそして心を<br /> 静かに洗い流していく<br /><br /><br /><br /> 上の文で用いられている比喩は、<br /><br /> 「雨粒」は「涙」を例えていると読み取れます。<br /><br /> 「朱く染まった葉たちの色( =紅葉 )」は「朱色に染まった私の頬をそして心」の部分に、<br /><br /> 結ばれていて「恋心」を例えていると読み取ることが出来ます。<br /><br /> 「静かに洗い流していく」の部分に、上の二つを用いて解釈しなおしてみると、<br /><br /><br /><br /> 涙が私の枯れてしまった恋心を静かに洗い流していく<br /><br /><br /><br /> という、作者の伝えたいことを読み取ることが出来ます。<br /><br /> そして、この詩で用いられている比喩は「雨」と「紅葉」。<br /><br /> お互いに世界観を壊さずに見事に調和が取れています。<br /><br /><br /><br /> このように、比喩を用いる場合には「世界観」というものを統一し、<br /><br /> 読者に読みやすく導く必要があります。<br /><br /><br /><br /> 一見簡単そうで、実は奥が深い『比喩』ですが、<br /><br /> 少しずつ慣れていき、マスター出来るように頑張りましょう。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /> 「ふ、深いぉ。 侮れないぉ」<br /><br /> 「当然だろ。 では次回も、表現技法について紹介する」<br /><br /> 「着いて行けるか不安だぉ…」<br /><br /> 「大丈夫だ、慣れれば」<br /><br /> 「が、頑張るぉ!」<br /><br /><br /><br /><br /><br /> Special Thanks ... 「雨-朱色-」 nao2333様</font></p> <p><font style="background-color:#333333;"><br /></font></p> <p> </p>

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