子供の才能に夢の翼をつけろ

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*「子供の才能に夢の翼をつけろ」朴美姫 -ヨンよオモニによる育児本。 -2008年6月発売。韓国語版のみ。 -ISBN-13:9788993094145 **紹介文 >フィギュアスケーティングの貧土だった大韓民国で世界フィギュア女王ギムヨンアを >誕生させた強いママ. > >一日日課の大部分を取るギムヨンアとともに訓練して勉強したわけにこれからは >フィギュアスケーティング専門家になった. > >子供のための決心や行動には ‘冷静だ’と言う音を聞くだけ崩れることがなくて, >たびたび周り人々から ‘過激だ’と言う言葉まで聞くが, > >‘私の子供’は ‘ママ’が一番よく分かっているという確信には変わりがない. > >子供のための事ならママの自尊心ほどは何気なく曲げることができるママ. >今も一日 24時間をほとんど娘と一緒に送ってママと同時にコーチ, 友達として >1人 3役を屈せずやりこなして, ギムヨンアの一番心強い後援者と同時に夢の案内者 >役目をしている //**目次 **目次 #region >目 次 > >1部. 子供の才能に羽をつけなさい > >1. 子供の未来は子供が言ってくれる >2. お母さん, 押してくださる能力はありますか? >3. 子供は見守る位変わる >4. 勝とうとする欲心が勝つようにする >5. 好きな事は子供自ら学ぶ > >2部. 夢の主人はアイ, 夢の案内者はママ > >1. ママは力が強い >2. 選択は基準はただ子供 >3. 子供のために言うことは言おう >4. 猛烈ママは第1の専門家 >5. 天才性は努力に完成される >6. 夢は夢見る人の分け前だ > >3部. 夢は高く, 実行は一歩ずつ! > >1. 基礎が丈夫だと実力が立て直す >2. 動機付与は一番甘ったるいむち打ち >3. 競争者の越し方 >4. 来ることは私たちの力! >5. 自信感は用意した者の余裕 > >4部. スランプ, その高い壁を越して > >1. 痛い子供を氷版に立たせる >2. 互換ママより恐ろしい思春期戦争 >3. スケートが何だって >4. 氷版とのけんか >5. 絶望の終りで希望を見る >6. 試練はあっても放棄はない > >5部. 才能より重要なのは人性 > >1. 訓練行けば一番先に起きる子供 >2. 百回転跳んで! >3. 私がそのように言えばその子は何になって! >4. 最善をつくしたらそれで十分で >5. 三歳癖八十まで行く >6. ママが勉強までしますか? > >6部. 小言も鎭火する > >1. 21世紀型小言が通じる >2. ママの褒め言葉が子供を踊るようにする >3. 同じ言葉でも違うように表現しなさい >4. 客観式答を与えて選択するようにしなさい >5. 最大限具体的に言いなさい >6. 子供の経験で事例を持ちなさい >7. たまには失敗も経験するようにしなさい >8. 功績な形式を活用しなさい > >7部. 美しい同行 > >1. 昨日が祭祀だったと? >2. ありがとう, エラよ >3. 私は友達みたいなママが好きだ >4. ママという存在 >5. ライバル母親逹の涙 >6. 楽しいスケーティング, 幸せなスケーター > >エピローグ| >前で引きじてくれるより後から押してくれ #endregion **ハイライト ***親の欲望があまりに行き過ぎたあまりときおり子供の夢を親が先に決めてしまう場合もある #region >子供たちは無限の可能性を持った原石だ >その中から宝石を取り出してあげるのは親の役割だ >だから世の親達は我が子にどんな才能が隠れているのか >その才能をどうやって育ててやればいいのかを知りたがる > >親なら誰もがその子にあった道を探してあげたいし >どうせならその分野で最高になってほしいと望む >だが親の欲望があまりに行き過ぎたあまり >ときおり子供の夢を親が先に決めてしまう場合もある > >医者にさせたいとか、芸能人にさせたいとか・・ >しかしそれが、果たして正しいことなのか疑問だ >ともすればもっと大きく自由に伸びようとする枝を >親の思いから折ってしまうことがあるのではないか? #endregion ***小心な主婦 #region >町内会に行けば一番隅に座り、他人の家にも行けなかった小心な主婦が >子供の邪魔になることには我慢が出来ない、有名な喧嘩師になった >.... >姉がやめたあと一人でレッスンを受けていたヨンアも >そのあと自分の意に反して、しばらく止めなければならない時が来た >私のせいだった >不当だと思ったことには黙っていられない私の性格のせいで >コーチと衝突した私は、子供の手を引いてリンクを飛び出してしまった #endregion ***ヨンアの演技力 #region >ヨンアが演技力集中的に練習していた時期だった >中学2年生の頃だったか、演技力の勉強をはじめていたが >まだ完全に身についていない時だった >.... >大会を前にしたある日のこと、国内大会の審判達が代表選手達の実力を >チェックする為練習を見に来ていた >.... >「ヨンアの演技力が一番足りないね、ヨンアが一番駄目だ」 >.... >その言葉に、我知らず腹が立った >その頃国際大会で優勝してヨンアが注目を受け始めて、嫉妬と攻撃の声が多かった >ので、そんな言葉に対するストレスもピークに達していた >.... >" 本当、とても笑わせるね?ヨンア、お前が一度見せてあげなきゃならないんじゃないの?" >ヨンアは 'チッ!'と一言発しただけで、何の言葉もなかった #endregion ***六分間練習の心得 #region >「自信感は準備された者の余裕」 >.... >真ん中に堂々と割って入って練習する選手がいるかと思えば >向こうから相手が来れば、避けて通りすぎる選手もいる >気が弱い場合だ > >そうかと思えば、わざと他人の進路を妨害しながら通る、 >良くない姿を見せる選手もいる >お互いが避けなければいけないのに である >.... >私はヨンアにいつも言い聞かせた >「ヨンアよ、堂々と背筋を伸ばして行きなさい >視線がぶつかっても、目をそらさずにまっすぐ見返しなさい >端っこに寄らずに真ん中に行きなさい >最初に気合勝ちしなさい、気持ちで負けたらダメだよ!」 > #endregion ***ヨンよの思春期 #region >ヨンアが6年生に上がる頃だった >何を言っても「はい」や「うん」と素直に返事をしていた子が >いきなり返事をしなくなり、ママを見る目つきからして変わってきた >来るべきものが来たのだ、思春期だった >.... >あの頃は、ウォームアップ時間の半分以上を喧嘩しながら過ごした >したがったとしても、いかにも嫌々だ >ママの言うことを聞いてやった、ということ自体が自尊心に触るようだった >.... >しかしそれを黙って見ている私ではない、すぐに小言が出る >「なんでちゃんとやらないの? あんた、なんでそうなの!?」 >.... >何よりも、ウォームアップの1時間が地獄だった >1時間かけて準備したあと「そう! じゃ もう全部やめにしようか!」 >といいながら、スケート靴も履かない内に家に帰ったことが何度もあった > #endregion ***ひらめいた!会議! #region >カナダで長期の転地訓練を始めてから、私はトレーナーの役割を降りた >しかしそうなってみると、私が持っていたコーチとしての発言権も >ある程度弱まったようで寂しくもあった。 >だからといって、ただ手をこまねいて引き下がっている私では無かった。 >「どうすれば子供が肯定的に受け入れるだろうか?」 >丸二日後、私は「ひらめいた!」と叫んだ。 >.... >これからは毎週日曜日毎に会議をしようと提案した。 >そして、本物の会議らしく形式を整えた。 >私はあらかじめ資料を準備し、報告書形式の文書まで作成した。 >会議にかける案件も書き込んで、各自に配った。 >.... >「これからはこんな感じで会議をするわよ。 >私たち三人がみんな自由に意見を出し合うようにしましょう。 >各自3分の1づつ発言の機会があるんだから、お前も積極的に意見を出して。  >私は私の意見や、私が見た観点から話をするし >トレーナーの先生は、先生の観点から話をして下さるだろうから。 >この会議自体がお前を助ける為のものなんだから >一方的だと思わず、お前も必ず参加しなさい。」 >.... >そして効果は満点だった! >.... >それから私達は、1週間に一度会議をしている。 >私は1週間の間、もどかしい思いをしながら >言いたい事をぐっと抑えて、会議の時に爆発させる。 >勿論、急を要する事態が起きればその場で話をするが >それ以外の指摘事項は、できるだけ会議の場で話す為に集めておく。 #endregion ***巻きますとの関係 #region >ヨンアと真央は同い年なこともありお互い親しかった >ガーラショーの為に日本へ行ったときは、真央と一緒にショッピングにも行った >選手としてはライバルだが、試合で度々会い年も一緒の二人はすぐに親しくなった >ヨンアは真央のことを優しくて可愛いと言う >試合さえ無ければ、もっと親しくなれたのにと・・・ >浅田真央は当初、我々よりずっと大きな存在だった >トリプルアクセルという絢爛な技術を持った選手は世界に何人もいない >日本では既に最高のスターとして最高の待遇を受けていた選手だ >ところが2006年、世界ジュニアでヨンアが優勝すると >高いとばかり思っていた、真央という壁を越えてしまった >マスコミはこぞって二人を「ライバル」と持て囃し、質問を投げつけた >.... >そうして最近同行するようになり、真央のママと顔を合わせる機会があった >言葉は良く通じないが、私達は互いの娘を褒めあい互いが勝つことを願うと >激励し合った、そして一緒に涙を流した >その次からも私達は、競技場で顔を合わせれば泣く >目を見るだけで「私と同じだ」と感じ、胸が震えた >あのママの気持ちは、いかばかりだろう・・ >いつかヨンアが真央に勝ったとき、私は向こう側に力無く立っている >真央のママを見ながらまた泣きそうな気分になった >ライバルに勝ったのだから最高の気分になるはずなのに、そうではなかった >「あのママの気持ちはどんなだろう」と思うと涙が出た >子供たちは「永遠のライバル」と言われるが、ママ達までライバルであるはずが無い >ただ私と同じように心を痛めて生きる、もう一人のママとして映るのみだ #endregion ***ヨンよのお姉さん #region >いつだったか地方でヨンアの試合があり何日か家を空けないといけなかったとき >結局行ってやれなかった、エラの小学校の卒業式と重なった。 >結局、叔父と叔母が私の代わりに卒業式に出席した。 >.... >一度は長女の夢を折ったことがあった。 >進路を決める時だった。長女は歌を歌いたいと言った。 >実用音楽課に進みたいと言うのだが、そうなるとあらかじめレッスンを受け >力を注ぎこまねばならない。私は自信が無かった。 >その時は既にヨンアに全てを賭けていたのでエラに投資する余力が無かった >.... >「おまえ、最近歌の上手い子たちがどれだけ多い思うの」 >私は子供の歌を聞いてみることもせず、諦めさせるために冷たく言った。 >「テレビに出る綺麗で歌が上手い子たちも、大勢のそういう子達の >中から選ばれて出てるんだよ。あの世界がどれだけ怖い世界か・・ >そうやって苦労してお金をかけても日の目を見ない子がどれほど多いか。 >少し歌が上手いくらいじゃ駄目なんだよ」 >.... >傷ついたのか子供は何日間か口を利かなかったが >しばらくして私にこう言った。 >「ママ、もう歌はやめるから・・」 #endregion ***@`∀´>「子供は、褒めて育てます」 #region >ある日、大会が終わって知人とその大会について話をしていた。 >ちょうどヨンアも隣にいた。 >誰かが浅田真央の演技力を称賛していたよと、知人が伝えた。 >私は怒りに火が点いた。 >演技力と言ったらウリヨンアじゃないの! > >「あらまあ、笑わせるね。ウリヨンアの方が全然上じゃないの。 >あの子のどこに演技力があるって? 審判達もヨンアの演技力が >どれだけ豊かなのか皆わかってくれているというのに」 > >私は心底 興奮して言った。 >うち子が一番、というのではなく本当に我が子の長所を私が認めていて >その点を言っただけだった。 > >ところがその後インタビューで長所を聞かれた時 >ヨンアは自身の演技力について話した。 >自らの演技力について堂々と話す姿は初めてだった。 >その時私はママが認めてくれたと知ることにより >ヨンア自身にも自信感と確信が生まれたことを感じた。 #endregion ***お前, 酷く善良だ #region >自分の管理においては針一つ入らない位徹底的な子供が >人に対する心は私がびっくりするほどに暖かいということを感じたことがあった. >一度はインタビュー中に他の選手に対する質問を受けたが, >その選手の間違いや穴を答えてくれるように願う質問が出た. >ヨンアは意外に自分を低めてその選手をかばった. > >後ほどインタビューの終わった後私が尋ねた. >“お前, 先ほどなぜそうしたか? お前の長所も話してその子が間違ったこともついてくれるだろう.” >するとヨンアに思いがけない返事が飛んで来た. >“それではその子が何になって?” >これ見なさい. 私の娘だが瞬間格好よかった. >“お前, 酷く善良だ.” > >こんな配慮は誰に学んだのか? ママが敢えて教えてくれたのでもないのに >ヨンアはいつのまにか成熟した大人になっているようだった. ><5部. 才能より重要なのは性格> 中で #endregion
*「子供の才能に夢の翼をつけろ」朴美姫 -ヨンよオモニによる育児本。 -2008年6月発売。韓国語版のみ。 -ISBN-13:9788993094145 **紹介文 >フィギュアスケーティングの貧土だった大韓民国で世界フィギュア女王ギムヨンアを >誕生させた強いママ. > >一日日課の大部分を取るギムヨンアとともに訓練して勉強したわけにこれからは >フィギュアスケーティング専門家になった. > >子供のための決心や行動には ‘冷静だ’と言う音を聞くだけ崩れることがなくて, >たびたび周り人々から ‘過激だ’と言う言葉まで聞くが, > >‘私の子供’は ‘ママ’が一番よく分かっているという確信には変わりがない. > >子供のための事ならママの自尊心ほどは何気なく曲げることができるママ. >今も一日 24時間をほとんど娘と一緒に送ってママと同時にコーチ, 友達として >1人 3役を屈せずやりこなして, ギムヨンアの一番心強い後援者と同時に夢の案内者 >役目をしている //**目次 **目次 #region >目 次 > >1部. 子供の才能に羽をつけなさい > >1. 子供の未来は子供が言ってくれる >2. お母さん, 押してくださる能力はありますか? >3. 子供は見守る位変わる >4. 勝とうとする欲心が勝つようにする >5. 好きな事は子供自ら学ぶ > >2部. 夢の主人はアイ, 夢の案内者はママ > >1. ママは力が強い >2. 選択は基準はただ子供 >3. 子供のために言うことは言おう >4. 猛烈ママは第1の専門家 >5. 天才性は努力に完成される >6. 夢は夢見る人の分け前だ > >3部. 夢は高く, 実行は一歩ずつ! > >1. 基礎が丈夫だと実力が立て直す >2. 動機付与は一番甘ったるいむち打ち >3. 競争者の越し方 >4. 来ることは私たちの力! >5. 自信感は用意した者の余裕 > >4部. スランプ, その高い壁を越して > >1. 痛い子供を氷版に立たせる >2. 互換ママより恐ろしい思春期戦争 >3. スケートが何だって >4. 氷版とのけんか >5. 絶望の終りで希望を見る >6. 試練はあっても放棄はない > >5部. 才能より重要なのは人性 > >1. 訓練行けば一番先に起きる子供 >2. 百回転跳んで! >3. 私がそのように言えばその子は何になって! >4. 最善をつくしたらそれで十分で >5. 三歳癖八十まで行く >6. ママが勉強までしますか? > >6部. 小言も鎭火する > >1. 21世紀型小言が通じる >2. ママの褒め言葉が子供を踊るようにする >3. 同じ言葉でも違うように表現しなさい >4. 客観式答を与えて選択するようにしなさい >5. 最大限具体的に言いなさい >6. 子供の経験で事例を持ちなさい >7. たまには失敗も経験するようにしなさい >8. 功績な形式を活用しなさい > >7部. 美しい同行 > >1. 昨日が祭祀だったと? >2. ありがとう, エラよ >3. 私は友達みたいなママが好きだ >4. ママという存在 >5. ライバル母親逹の涙 >6. 楽しいスケーティング, 幸せなスケーター > >エピローグ| >前で引きじてくれるより後から押してくれ #endregion **ハイライト ***親の欲望があまりに行き過ぎたあまりときおり子供の夢を親が先に決めてしまう場合もある #region >子供たちは無限の可能性を持った原石だ >その中から宝石を取り出してあげるのは親の役割だ >だから世の親達は我が子にどんな才能が隠れているのか >その才能をどうやって育ててやればいいのかを知りたがる > >親なら誰もがその子にあった道を探してあげたいし >どうせならその分野で最高になってほしいと望む >だが親の欲望があまりに行き過ぎたあまり >ときおり子供の夢を親が先に決めてしまう場合もある > >医者にさせたいとか、芸能人にさせたいとか・・ >しかしそれが、果たして正しいことなのか疑問だ >ともすればもっと大きく自由に伸びようとする枝を >親の思いから折ってしまうことがあるのではないか? #endregion ***小心な主婦 #region >町内会に行けば一番隅に座り、他人の家にも行けなかった小心な主婦が >子供の邪魔になることには我慢が出来ない、有名な喧嘩師になった >.... >姉がやめたあと一人でレッスンを受けていたヨンアも >そのあと自分の意に反して、しばらく止めなければならない時が来た >私のせいだった >不当だと思ったことには黙っていられない私の性格のせいで >コーチと衝突した私は、子供の手を引いてリンクを飛び出してしまった #endregion ***ヨンアの演技力 #region >ヨンアが演技力集中的に練習していた時期だった >中学2年生の頃だったか、演技力の勉強をはじめていたが >まだ完全に身についていない時だった >.... >大会を前にしたある日のこと、国内大会の審判達が代表選手達の実力を >チェックする為練習を見に来ていた >.... >「ヨンアの演技力が一番足りないね、ヨンアが一番駄目だ」 >.... >その言葉に、我知らず腹が立った >その頃国際大会で優勝してヨンアが注目を受け始めて、嫉妬と攻撃の声が多かった >ので、そんな言葉に対するストレスもピークに達していた >.... >" 本当、とても笑わせるね?ヨンア、お前が一度見せてあげなきゃならないんじゃないの?" >ヨンアは 'チッ!'と一言発しただけで、何の言葉もなかった #endregion ***六分間練習の心得 #region >「自信感は準備された者の余裕」 >.... >真ん中に堂々と割って入って練習する選手がいるかと思えば >向こうから相手が来れば、避けて通りすぎる選手もいる >気が弱い場合だ > >そうかと思えば、わざと他人の進路を妨害しながら通る、 >良くない姿を見せる選手もいる >お互いが避けなければいけないのに である >.... >私はヨンアにいつも言い聞かせた >「ヨンアよ、堂々と背筋を伸ばして行きなさい >視線がぶつかっても、目をそらさずにまっすぐ見返しなさい >端っこに寄らずに真ん中に行きなさい >最初に気合勝ちしなさい、気持ちで負けたらダメだよ!」 > #endregion ***ヨンよの思春期 #region >ヨンアが6年生に上がる頃だった >何を言っても「はい」や「うん」と素直に返事をしていた子が >いきなり返事をしなくなり、ママを見る目つきからして変わってきた >来るべきものが来たのだ、思春期だった >.... >あの頃は、ウォームアップ時間の半分以上を喧嘩しながら過ごした >したがったとしても、いかにも嫌々だ >ママの言うことを聞いてやった、ということ自体が自尊心に触るようだった >.... >しかしそれを黙って見ている私ではない、すぐに小言が出る >「なんでちゃんとやらないの? あんた、なんでそうなの!?」 >.... >何よりも、ウォームアップの1時間が地獄だった >1時間かけて準備したあと「そう! じゃ もう全部やめにしようか!」 >といいながら、スケート靴も履かない内に家に帰ったことが何度もあった > #endregion ***ひらめいた!会議! #region >カナダで長期の転地訓練を始めてから、私はトレーナーの役割を降りた >しかしそうなってみると、私が持っていたコーチとしての発言権も >ある程度弱まったようで寂しくもあった。 >だからといって、ただ手をこまねいて引き下がっている私では無かった。 >「どうすれば子供が肯定的に受け入れるだろうか?」 >丸二日後、私は「ひらめいた!」と叫んだ。 >.... >これからは毎週日曜日毎に会議をしようと提案した。 >そして、本物の会議らしく形式を整えた。 >私はあらかじめ資料を準備し、報告書形式の文書まで作成した。 >会議にかける案件も書き込んで、各自に配った。 >.... >「これからはこんな感じで会議をするわよ。 >私たち三人がみんな自由に意見を出し合うようにしましょう。 >各自3分の1づつ発言の機会があるんだから、お前も積極的に意見を出して。  >私は私の意見や、私が見た観点から話をするし >トレーナーの先生は、先生の観点から話をして下さるだろうから。 >この会議自体がお前を助ける為のものなんだから >一方的だと思わず、お前も必ず参加しなさい。」 >.... >そして効果は満点だった! >.... >それから私達は、1週間に一度会議をしている。 >私は1週間の間、もどかしい思いをしながら >言いたい事をぐっと抑えて、会議の時に爆発させる。 >勿論、急を要する事態が起きればその場で話をするが >それ以外の指摘事項は、できるだけ会議の場で話す為に集めておく。 #endregion ***巻きますとの関係 #region >ヨンアと真央は同い年なこともありお互い親しかった >ガーラショーの為に日本へ行ったときは、真央と一緒にショッピングにも行った >選手としてはライバルだが、試合で度々会い年も一緒の二人はすぐに親しくなった >ヨンアは真央のことを優しくて可愛いと言う >試合さえ無ければ、もっと親しくなれたのにと・・・ >浅田真央は当初、我々よりずっと大きな存在だった >トリプルアクセルという絢爛な技術を持った選手は世界に何人もいない >日本では既に最高のスターとして最高の待遇を受けていた選手だ >ところが2006年、世界ジュニアでヨンアが優勝すると >高いとばかり思っていた、真央という壁を越えてしまった >マスコミはこぞって二人を「ライバル」と持て囃し、質問を投げつけた >.... >そうして最近同行するようになり、真央のママと顔を合わせる機会があった >言葉は良く通じないが、私達は互いの娘を褒めあい互いが勝つことを願うと >激励し合った、そして一緒に涙を流した >その次からも私達は、競技場で顔を合わせれば泣く >目を見るだけで「私と同じだ」と感じ、胸が震えた >あのママの気持ちは、いかばかりだろう・・ >いつかヨンアが真央に勝ったとき、私は向こう側に力無く立っている >真央のママを見ながらまた泣きそうな気分になった >ライバルに勝ったのだから最高の気分になるはずなのに、そうではなかった >「あのママの気持ちはどんなだろう」と思うと涙が出た >子供たちは「永遠のライバル」と言われるが、ママ達までライバルであるはずが無い >ただ私と同じように心を痛めて生きる、もう一人のママとして映るのみだ #endregion ***巻きますとの比較 #region >選手としてはライバルだが、試合で度々会い年も一緒の二人はすぐに親しくなった > >それでも野望があって夢があるが、ヨナと真央を飛び越えたいという考えをしなかったか? >しかし冷静に評価してみればトリプルアクセルという技術という壁にぶつかって >とうてい跳び越える可能性が見られなかった。 その時、私たちは落ち着いて現実を認めた。 > >‘そうなの。 真央は勝てないことだ。 一生その子供の下であることだとしよう. それで? >それでは私たちは何をしなければならないんだろう?’現実を認めた後私たちは分析に入った。 >越えることのできない相手だとして漠然と手を離して座っていることはできないではないか。 >私たちは先に真央の結果を見た。 真央にはトリプルアクセルという最高の技術があった。 >しかしその峰がとても高いからなのか残りの技術は粗末なことを発見することになった。 >それで私たちは計画を再びたてた。 私たちはトリプルアクセルという技術はないが、 >真央が無視している他の点数をみな満たして出すことにしたのだ。 > ><3部. スランプ、その高い壁を越えて> 中で #endregion ***ヨンよのお姉さん #region >いつだったか地方でヨンアの試合があり何日か家を空けないといけなかったとき >結局行ってやれなかった、エラの小学校の卒業式と重なった。 >結局、叔父と叔母が私の代わりに卒業式に出席した。 >.... >一度は長女の夢を折ったことがあった。 >進路を決める時だった。長女は歌を歌いたいと言った。 >実用音楽課に進みたいと言うのだが、そうなるとあらかじめレッスンを受け >力を注ぎこまねばならない。私は自信が無かった。 >その時は既にヨンアに全てを賭けていたのでエラに投資する余力が無かった >.... >「おまえ、最近歌の上手い子たちがどれだけ多い思うの」 >私は子供の歌を聞いてみることもせず、諦めさせるために冷たく言った。 >「テレビに出る綺麗で歌が上手い子たちも、大勢のそういう子達の >中から選ばれて出てるんだよ。あの世界がどれだけ怖い世界か・・ >そうやって苦労してお金をかけても日の目を見ない子がどれほど多いか。 >少し歌が上手いくらいじゃ駄目なんだよ」 >.... >傷ついたのか子供は何日間か口を利かなかったが >しばらくして私にこう言った。 >「ママ、もう歌はやめるから・・」 #endregion ***@`∀´>「子供は、褒めて育てます」 #region >ある日、大会が終わって知人とその大会について話をしていた。 >ちょうどヨンアも隣にいた。 >誰かが浅田真央の演技力を称賛していたよと、知人が伝えた。 >私は怒りに火が点いた。 >演技力と言ったらウリヨンアじゃないの! > >「あらまあ、笑わせるね。ウリヨンアの方が全然上じゃないの。 >あの子のどこに演技力があるって? 審判達もヨンアの演技力が >どれだけ豊かなのか皆わかってくれているというのに」 > >私は心底 興奮して言った。 >うち子が一番、というのではなく本当に我が子の長所を私が認めていて >その点を言っただけだった。 > >ところがその後インタビューで長所を聞かれた時 >ヨンアは自身の演技力について話した。 >自らの演技力について堂々と話す姿は初めてだった。 >その時私はママが認めてくれたと知ることにより >ヨンア自身にも自信感と確信が生まれたことを感じた。 #endregion ***お前, 酷く善良だ #region >自分の管理においては針一つ入らない位徹底的な子供が >人に対する心は私がびっくりするほどに暖かいということを感じたことがあった. >一度はインタビュー中に他の選手に対する質問を受けたが, >その選手の間違いや穴を答えてくれるように願う質問が出た. >ヨンアは意外に自分を低めてその選手をかばった. > >後ほどインタビューの終わった後私が尋ねた. >“お前, 先ほどなぜそうしたか? お前の長所も話してその子が間違ったこともついてくれるだろう.” >するとヨンアに思いがけない返事が飛んで来た. >“それではその子が何になって?” >これ見なさい. 私の娘だが瞬間格好よかった. >“お前, 酷く善良だ.” > >こんな配慮は誰に学んだのか? ママが敢えて教えてくれたのでもないのに >ヨンアはいつのまにか成熟した大人になっているようだった. ><5部. 才能より重要なのは性格> 中で #endregion

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