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武装神姫のリン 鳳凰杯篇
その1


「…すみませんが、終わりにさせて頂きます」

アングルブレードが相手のマオチャオの武装腕部を切り落とし、強烈な後ろ回し蹴りを放つ。
壁に激突したマオチャオは遂に沈黙。

リンの予選突破が決定した。


「リン、お疲れ様」
筐体から出てきたリンにパックジュースを渡す。もちろん神姫サイズだから指先でつまむような感じだが
「ありがとうございます。さすがに4連戦は疲れました」
「公式戦より1試合のインターバルが短かったからな~仕方ない。まあ今日はこれで終りだから大丈夫だろ?」
「はい、もちろんですよ。」
リンを肩に乗せてオーナールームを出る。

「リンちゃんに亮輔もお疲れ様~」

入り口付近で茉莉がティア、花憐を連れて待っていた。手作りの弁当を持って。

====

「さて、予定通り?に決勝リーグ進出だけど次の相手は誰なの?」
みんなで弁当を食べていると茉莉が聞いてきた。

「えっと…抽選ですから誰が相手になるかはまだわかりませんね。」
「そうなんだよな、あの『ルシフェル』と当たったりしたらまず勝ち目が無いだろうしな~」
「…そんな弱気な亮輔は好物のから揚げ没収~」
ひょい、と茉莉の箸が伸びてきて俺の小皿に乗ったから揚げを持っていった。
「あ!!!」
そしてそのまま茉莉の口へ、それが最後の1個だったにもかかわらず、だ。
「まあ、自業自得ですわね」
「マスター…そんなことではダメですよ」
「パパ怒られてる~~」
「最後の1個、でかいのをとっておいたのに…orz」

こんな感じで昼食を済ませ、次の日まで試合は無いのでその日のうちは会場をぶらついたりしていたわけだが…
いろいろお店があって楽しめたりしつつ、俺の小遣いが順調に減っていたのはいうまでも無かった。

====

翌日

とりあえず昨日飲んだワインに酔ってまだ寝ている茉莉たちは置いといて。
リンと一緒に散歩へ。
軽くホテルにくっついてる公園を周ってきた。
しかしまだ茉莉は起きないので俺は準備をすることにした。

「さて…決勝リーグとはいえ試合は昼からだから。準備するか」
「マスター?」
「リン、今日はアレをサイドに入れとくぞ。相手によっては使わざるを得ない状況も生まれるだろうから」
「ですがマスターの仕事が忙しくて調整が済んでいないのでは?」
「フッフッフッ…」
俺のなんか絵にしたらヤバイ笑みを見てリンが怯えている…この笑みは今後しないようにしよう。

「まさか完成してるんですか?」
「そのまさかだ」
「いつの間に…」
「会社でちくちくと。」
「仕事ほっぽり出してですか!!?」
「いやいや、並列処理だから問題ない」
「…全く」
「とはいえコードの編集は大変だったからな。今から最終調整するぞ。」
「今からですか??」
「大丈夫だ、装備は完璧。」

俺が鞄から取り出すはB5サイズモバイルノートとおなじみトレーニングマシン。
てきぱきと準備を進めていく俺に促されトレーニングマシンに接続するリン、しかしそこで俺の持ってきたPCが以前と違うことに気がついたらしい。

「マスターってこんなにいいPC持ってましたっけ?」
「いや、会社での支給品だ。」
「いいんですか?勝手に持ち出して」
「大丈夫だ、許可は取ってあるし神姫のデータも必要だからな。なにより最新のCPUが載ってて作業が早い早い」
「ならいいんですが。じゃあ始めますね。どのパターンでやればいいんですか?」
「うーん、とりあえず基本のパターンE、F、Gあたりで軽くやってみてくれ。」
「はい…データ展開が段違いには早い?」
「当たり前だな、ウチのPCはCPUが3世代ぐらい前ので他のパーツの延命処理で使ってたから」
「そんなに古かったんですか…」
「いや、処理が"多少"遅いだけで他には支障なんて無かったし。現にトレーニングの感覚は変わらないだろう??」
「はい、データ展開に関しては実感できましたがこっちはそれほどの差は無いです」
「トレーニング自体の処理はボロCPUでも大丈夫なレベルなのが幸いだった」
「ですね、ただデータ展開にかかる1分間はCPUが遅かったからなんですね…」
「…スマン」
「いえ、いいですよ。これからは基本的にこのPCでできるんですよね??」
「そうだな。データは全部暗号化されてるしネットには繋がないからデータ流出も無い、セキュリティはほぼ完璧だ」
「っと、パターン全部終了しました。」
「どうだった? 2週間前の仮データに比べてかなりレスポンスが上がってると思うんだが」
「…すこし右腕の反応が鈍く感じます」
「くっそ~そうか…がんばったんだけどなあ」
「いや、あくまで理想からってだけで、コンマ3秒ほどしか実践と違いませんよ」
「フォローしてくれるのはうれしいんだが、過去のデータから完璧だと思ったパラメータだったんだよ」
「マスターのせいじゃありませんよ、私の調子がほんの少しマスターの設定と違ってただけですし」
「しかしなあ…」
「もう、昨日からマスターは少し臆病です。」
そうしてリンはトレーニングマシンから身を乗りだして…

"ちゅ"

「これで大丈夫ですよね?マスター」
いつもの笑顔を向けてくれた。
「ああ…もう大丈夫だ、ありがとうリン。」
「…はい、マスター」


「…朝からちちくりあってますの?お姉さまにご主人様?」
「「っぶ!!」」
とティアの登場で2人の雰囲気が良くなったがこのまま進展するわけも無く、一緒に起きてきた茉莉と花憐にわめかれ叫ばれしつつ調整を続け朝は過ぎていった。調整の結果は…ぶっつけ本番で見るしかなさそうだ。

そして決勝リーグの幕が上がる。
決勝リーグだけにそうそうたるメンバーだった。
各ランクで有名な神姫が名を連ね、中でもリーグ初期からトップレベルリーグに君臨したにもかかわらず最近は全く公式戦に参加しなかったが実力は折り紙つきの悪魔型『鋼帝』ジルがいることが衝撃だった。
しかも茉莉たちよりもさらに年下。今で高校生ぐらいだろうか?という年齢の少女がオーナーということで衝撃を受けたものだ。

その"ジル"が出場しているとは知らなかったためにそこで初めて彼女とそのオーナーに会ったのだが…ぶっちゃけ可愛かった。
まさに可憐ともいえる容姿で神姫のジルの戦い方からは想像できなかった。
あれならファンも多いのもうなづけると感じた次第だ。聞けば彼女も「エルゴ」の常連らしい…見たこと無いんだけどな~
…とそういうことにうつつを抜かすとまたリンと茉莉にどやされるので抑えて抑えて…試合のことだけを考えよう。

そう気を引き締めた数秒後、対戦相手が発表された。

相手は…ミカエル。
あの鶴畑兄弟の次男にして、兄弟内でも一番タチが悪い。
今までの装備の傾向-高機動装備による遠距離からの超大出力の砲撃、そして鉄壁の防御-からして、悪魔型の通常装備では全く歯が立たない相手だ。
やっぱりアレを装備パターンに加え、最後の最後まで調整を加えたのは正解だったらしい。

「ミカエル…鶴畑家の神姫、その中でも八百長を行ってまでランクを上げているオーナーの神姫…実力の差があろうとも負けられないです。マスター、突撃装備…使ってもいいですか?」
俺に聞いてくるリンにはいつも以上に気迫が感じられる。
それを見た俺も覚悟を決めなければいけない。
即ち、防御を取っ払っての突撃装備をリンに使わせる覚悟を…だ。
「分かった…使おう。 ただ最初からアレを使っても自滅するのがオチだ。使う場面は…わかってるよな?」
「はい、マスターと私がいつも練習してるあの場面ですね?」
「分かってるなら大丈夫だな。試合まで時間があるし、安心してクレイドルで寝ておけばいい。」
「はい…マスター??」
「うん?」
「おやすみのキス…くれませんか? してもらえれば絶対に安心できるので」
「ああ」
そうして軽く口づけを交わしてリンを眠りに付かせた。

俺は試合までの2時間、死ぬ気で突撃武装のチューニングをしなければならない。
試合前にそこまで必死な顔はリンに見せたくなかった。

そして2時間後、俺とリンが臨む試合まで10分を切った。
あとはやるだけ。
俺はリンを肩に乗せ、ステージへと歩き出した。





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