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ホーリー、バトルデビュー!! 前編



 いずるは昨日のことを思いだしていた。あの有名デザイナーの竜崎賢市が神姫界に出場してくるのだ。彼のチームが出場する事で神姫界の流れは変わってしまうかも知れない。そのことを考えていた。
 「観奈ちゃんも知らなかったから、まだ神姫歴は浅いはずだ。となると、相手の実力は未知数だな。いくら名が知れていないとしても、実力となると話は別になるはずだ」
 机に向かって勉強をしながら、いずるは昨日観奈に言われた事の意味を考えてみた。

 「このまま行けばいずれおぬしの神姫と闘う破目になるかもしれんのだぞ?それでも闘うつもりなのか?」
 観奈にこんな事を言われたいずるは、こう答えるしかなかった。
 「どうするかはまだ決めてないよ。でも、それが宿命だとしたら、闘わないといけないかもしれない。でも私は…」
 「おぬしは闘いという意味をまだ分かっておらぬ。人はいつかは闘わなければならぬときが来る。逃げてばかりではだめなのじゃぞ」
 確かにその通りだ。今の自分は竜崎さんに逃げてるだけだ。でも相手は闘いを好まない性格だ。どうやって闘いに挑めばいいんだ…。いずるは心の中で焦りを感じていた。
 「…いずる、おぬしの神姫が泣いておるぞ。おぬしは闘う前から逃げておると泣いておるぞ」
 観奈に言われたいずるは、肩に座っているホーリーを見た。そして前にホーリーに言われた事を思い出した。
 『いずる、ホーリーは闘うよ。確かにケガをするかもしれないし、やられちゃうかもしれない…。でも戦いの中でお互い分かり合えればみんなと仲良しになれるから、ホーリーはバトルに出る事にする。いずるも分かってくれるよね…』
 (そうだ、私はホーリーの思いをだめにしちゃいけないんだ。彼女の強い思いを…)
 いずるは顔を上げ、決心をした。
 「わかったよ観奈ちゃん、もう私は逃げない。たとえ竜崎さんと闘うことになっても後悔しない」
 それを聞いた観奈は頷いて答えた。
 「その調子じゃよ、それだけの決意があればおぬしはどんな相手でも立ち向かっていくことが出来るじゃろう。だがいずる、おぬし達の道は決して平坦ではない。打ちのめされることもあるかもしれん。それでもおぬしは立ち上がってがんばらなければならんのじゃぞ」
 観奈は後ろを向き、この場を去ろうとした。少し歩いてからいずるの方を振り向くと、にっこりと微笑んだ。
 「わらわはこれで失礼する。今度会うときはおそらくおぬしらと闘うときじゃろう。その日までがんばるのじゃぞ」
 そして出口に向かって走り去っていった。
 「平坦じゃない茨の道、というわけか…」
 闘うという意味を、いずるは改めて考えさせられたのだった。

 「…観奈ちゃんの言うとおりだ、もっとがんばらないと竜崎さんの神姫に勝つことなんて出来やしない」
 いずるはノートを閉じると、充電のためにクレイドルに眠っているホーリーを見つめた。
 (ホーリーはあの神姫と友達と言ってたな。もしその友達と対戦することになったら、ホーリーはどう闘うんだろう…。でもホーリーだってそうなることを承知でバトルに挑むんだ。私達はもっと強くならないといけない。そのためにも研究所でテストバトルを重ねて、経験値をつまないと)
 いずるはホーリーの頭を軽く撫でると、パソコンに向かってホーリーの身体のチェックを始めた。

 それからというもの、いずるとホーリーは小百合の提案したメニューに沿って、数々の練習をこなしていった。学校の帰りに研究所に寄って練習をしたり、休みを利用して本格的な模擬試合も行った。それを繰り返していくうちに、ホーリーのレベルは急激にアップしていった。
 「なるほど、僅か十日でこんなにレベルアップするなんてね。前に練習試合をしたときより格段によくなってるわ」
 データを見ながら小百合は話した。
 「ほんとほんと。こんな事ってすごいと思うぜ。どうやら俺の目に狂いはなかったようだな」
 恒一もいずるとホーリーのコンビに太鼓判を押した。
 「そんなことないよ、小百合さんのメニューや恒一のアドバイスがあったからここまでレベルアップ出来たんだから」
 「いや、お前達はかなり強くなったよ。この調子なら一週間後のバトルアリーナで良い成績残せるぜ。まあ俺は出れないから客席で応援するしかないんだけどな」
 恒一は残念そうにため息をついた。それもそのはず、彼の相棒であるシュートレイは未だにリハビリ中でとても試合が出来る身体ではない。そのため、今回のアリーナ出場は見送る事になったのだ。
 「ああ、お前の分までがんばるよ。小百合さん、あともう一回シミュレーションお願いできますか?新装備をホーリーに使いこなしてもらわないと」
 「分かったわ。じゃ、もう一回だけやりましょう。対戦相手は誰にしましょうね」
 小百合は嬉しそうに対戦相手のデータを選び始めた。
 「…本当は小百合さんの方が楽しんでたりして…」
 「そうみたいだな…」
 やれやれと、二人は首を傾げるのだった。

 そして一週間後。ついにその日がやってきた。いずる達は決意を胸にアリーナ会場へやってきた。
 「いよいよだないずる、今日のデビュー、気を引き締めて行かないとすぐにやられちゃうぞ」
 「分かってるよ、そんなことにならないようにがんばるよ」
 いずる達は控え室に入るため、二階へ上がった。階段を上がって右に曲がったとき、見知らぬ少女に鉢合わせしてしまった。
 「あっ、ごめんなさ~い。余所見しちゃって…ああっ!!」
 少女はいずる達の顔を見て、まるでどこかで会ったようなリアクションをとった。
 「き、木野恒一、なんでこんなとこにいるの?」
 どうやら恒一があった事のある人物のようだ。いずるは恒一に誰なのか聞いた。
 「この子、誰なんだ?」
 「さあ…?どこかで会ったかな…」
 見覚えがないと言い張る恒一。しかし少女は半分怒った声で問いただした。
 「前に同じ大会で会った事あるでしょう?あたしよ、井上沙耶よ!」
 「さ、沙耶…?ああ、あの時の」
 思い出したのか、恒一は手をポンと叩いた。
 「そう、あの時の大会の悔しさをばねにして、ついにこの大会の切符を手に入れたのよ!思えば長い道のりだったわ…、あるときは動体視力を鍛えたり、あるときは色々な対策本を読みまくったり…」
 自分の世界に浸っている沙耶を横目に、恒一達は控え室へとそろそろと歩いていった。
 『いいのか、久しぶりに会ったんだろ』
 『いいのいいの、あいつの演説はしばらくの間延々と続くからな。放っておいた方がいいのさ』
 そうとは知らずに沙耶は演説を続けるのだった。
 「そしてついにこの大会に出場する資格を取ることが出来たのよ!もうあんたになんか負けないからね」
 びしっと指を向ける沙耶。しかし差した方角には人っ子一人いなかった。
 「…あれ…?」
 「も~、沙耶ちんが延々と演説してるから、まんまと逃げられたんニャ」
 沙耶のショルダーバックからメイリンが呆れ顔で出てきた。
 「…なんで逃げた事を言わなかったのよ…」
 「いや~、沙耶ちんの演説の邪魔をしちゃだめだと思って~」
 それを聞いた沙耶は、メイリンを再びバッグに押し込んだ。そしてぷんぷん怒りながら自分の控え室へ歩き始めた。
 「余計なお世話だってーの!ったく、今度会ったらただじゃすまないんだからね!」
 「ふにゃ~、あんまりだニャ~」
 押し込められたメイリンは涙声で謝った。

 「ただいまより、バトルアリーナ第3エリア大会を開催します。各参加メンバーはステージに出場してください」
 いよいよバトルアリーナが始まった。今回の参加者は12組。数は多くないが、地方から集った精鋭ばかりが集っていた。
 「ついにホーリーといずるの初試合がはじまるね。いずるはドキドキしない?ホーリーはドキドキしっぱなしよ」
 胸を手に当て、今の心境を語るホーリー。
 「あ、まあね。それよりも、これから5試合もするんだから、お前も気を抜かないようにがんばるんだぞ」
 「うん、思いっきりがんばるから、いずるもがんばろうね」
 開会式終了後、対戦表がスクリーンに掲示された。今回のバトルアリーナでは2ブロックのステージを用い、同時に試合が行われることになる。参加者は合計5試合のバトルをし、勝つ事によってバトルポイントの点数を多く稼ぐ事ができる。そして最もポイントが多いチームが最優秀選手に選ばれるのだ。
 「さてと、お前たちが最初に闘う相手は誰になるかな?」
 いずると恒一は掲示板を見上げ、これから闘う事になる相手が誰になるかを見た。だが、それを見た恒一は青ざめた顔になってしまった。
 「何てこった…、まさかこいつが最初に闘う相手になるなんてな」
 そこには井上沙耶&メイリンのチーム名があった。
 「井上沙耶って、さっき会った女の子だよね?その子の神姫って結構強いの?」
 「言葉では言いあらわせないほど素早い奴でね、特に格闘戦じゃかなりの手馴れだぜ…。気をつけたほうがいい」
 あの子の神姫がそんなにすごい相手だなんて…。いずるは少し不安を感じていた。
 「大丈夫、あんなに一生懸命練習したもの、心配する事ないわ」
 不安そうな顔のいずるに、小百合は後押ししてあげた。
 「そういえばお前の試合時間、順番が早いみたいだぞ。早く準備してこいよ」
 恒一の言葉に、いずるはハッとした。
 「…そういえば、そう書いてある…。ちょっと準備してくる!」
 いずるは急いで控え室に戻っていった。
 「…先が思いやられるな…」
 「まあ、今回は初めてという事もあるから、そうなってもしょうがないのよね…」
 二人はため息をついた。

 そしてついに、いずる&ホーリーの初試合の時間がやってきた。いずるはホーリーをヴァーチャルカプセルに入れ、バトルの準備をしていた。
 「ホーリー、コンディションはどうだ?」
 「ばっちりOK。満足に闘えるよ」
 ホーリーの笑顔を見て、いずるはホッとした。
 (よかった、今まで心配してたけど、どうやら大丈夫のようだな。これで気合を入れて闘える)
 いずるはコマンドシートにすわり、武装や体調などのチェックを始めた。
 「そういえば、対戦相手の井上さんのほうはどうなってるんだろう…?」
 チラッと向こう側を見てみると、沙耶とメイリンが何かを話している様子が見えた。
 (何だ…?ミーティングでもしてるんだろうか…?)
 二人の様子を見て、いずるは何か対策でも立ててるのだろうと思っていた。しかし実際は違っていた。
 「沙耶ちん、いつまでもイライラしないで冷静になって頂戴ニャ~」
 「あたしは十分冷静よ!あんたもいい加減カプセルに入ったら?」
 なんと沙耶はさっきの事をまだ根に持っているのだ。そんな沙耶を、メイリンはなだめていたのだった。
 「こんな状態で試合に出たら、勝てる試合も勝てなくなるニャ。もっと落ち着いて、深呼吸して試合に挑むのニャ~~」
 「はいはい、分かったからさっさとカプセルに入って!もう時間ないじゃない」
 困った顔のメイリンをポイっとカプセルに放り投げる沙耶。そしてふたを強引に閉めた。
 「さてと、あんたらにはあたしが受けた恥の責任を取ってもらうわ。覚悟しなさい」
 いずるを睨みつける沙耶。そんなことは知らないいずるは、彼女の行動をただ変に思うだけだった。
 「それでは第2ブロック・第2試合を行います。各神姫はステージに入場してください」
 半球型のスクリーンにバトル用のステージが映し出される。そこには、ホーリーとメイリンが闘技場の上に立っていた。
 「今回のステージは闘技場です。比較的無難なステージですが、障害物がない分、己の技量が試されることになります。なお、試合時間は30分とし、それを過ぎると引き分け扱いになります」
 アナウンサーの説明が終わると、いよいよ試合開始のカウントダウンが始まる。掲示板に映し出されたカウンターが点滅し、緊張を生んだ。
 「それではバトルアリーナ第2戦、レディ・ゴー!!」

つづく







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