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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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和の心とは即ち、着物に宿る物也




常日頃から地下にて暮らしている私・槇野晶と三人の“妹達”であるが、
ビルの間から差す陽の光は、毎日きっちり浴びている。皆の精神衛生上、
こういった事を欠かすと陰鬱になっていかんのでな。例え集光タワーから
太陽光を地下に引いているとしても、だ。その手段が、朝の体操である。

「いっちに、さんし……にぃに、さんしっ。有無、今日もいい日だ」
「それにしてもマイスター、なんでわたし達までブルマ姿ですの?」
「私だって着替えているだろ?運動には、運動に適した姿が大事だ」
「さんに、さんし……。動かさないと、モーターが鈍りますしねッ」

……貴様、じろじろ見るな。私や“妹達”が、ブルマ姿で何が悪いッ!
ジャージ必須という程寒い季節ではなくなったのだしな、人の勝手だ。
更に気分という物もある。ほら、クララにさえも似合っているだろう?
そう言えば、これからは春を過ぎて夏か……それに、連休も遠くない。

「なあお前達。今日は店も昼までだ、午後から買い物にでも出ぬか」
「お買い物?よい、しょっと……でもマイスター、何を買うのかな」
「まずは、お前達の部屋を増設する。個室がそろそろ欲しかろう?」

唐突な私の誘いに、背筋を曲げた皆がきょとんとする。勿論、私自身に
腹案あっての提案である。買ってやりたい物は既に決まっているのだ。
それに太陽を浴びる為、私が日頃から行う手段には“買い物”もある。

「あたし達の個室、ですか?それ位のスペースはありますけど……」
「それなら、わたしは和室がいいですの♪後はついでに、お着物も」
「こらロッテ。私が思っていた事を、先に言うんじゃない……もう」

『てへへ』と運動用の壇上で笑うロッテに、私は苦笑いした。その通り。
毎日洋装では飽きると思ってな、和室系の装飾品やクレイドルを買いこみ
更に“個々の和室に似合った和装”を買ってやろうと思うのだ。日頃から
店を手伝う彼女らに、定期的に何かをしてやりたい……それが私なのだ。

「という訳で、座敷の調度品を選んだら和装を一着ずつ買ってやろう!」
「何だか悪い気がするんだよ、マイスター……でも、甘えちゃおうかな」
「そう……ですね。流されちゃおう、かな?今から楽しみです、あたし」
「体操と朝食が終わったら早速、お出かけの準備しちゃいますの~っ♪」

はしゃぐロッテを宥め、体操を終えて朝食を摂る。私は、半日仕事だ。
ん、『何故一着ずつなのか』だと?貴様、着物の相場を甘く見るなよ。
僅かな不具合で価格が数段落ちた“B反”でも、バカには出来ぬのだ。
それに洋装や浴衣と違い、神姫用完成品は殆ど市場に出回っていない。
何せ最初から着こなせる神姫等、第三弾の武士型・紅緒位の物なのだ。
いっそ自分で作っても良かったが、やはり私は洋装の方が得意らしい。
……などと色々考えている内に、あっという間に時間が来てしまった。

「というわけで、昼食も済んだ事だし出るとしよう。準備は良いか?」
「はいですの~♪でも和服買いに行くのに、この姿で大丈夫ですの?」
「こればかりは仕方有るまい。断られたら潔く出ていくしかないがな」
「和服がないと和服を買えない……というのはちょっと大変ですしね」
「とにかくまずは調度品とクレイドル群の調達なんだよ、マイスター」

上機嫌で、私達はアキバを後にした。まずは新宿のドールショップで
調度品と和室用の建材調達からだ。そこはMMSも扱っている為か、
東杜田技研製のクレイドルも僅かに揃っていた。そこで、正規販売の
始まった“和壱式”を始めに、壷や掛け軸などのミニチュアも買う。

「え~と……この達筆な文字は“木”って読みますの、クララちゃん?」
「それは“心”だよ、ロッテお姉ちゃん……ボクはこの行灯がいいかな」
「うんと……あたしはこの捻れたツボが欲しいです、造花とか入れたり」
「か、買いすぎではないか?これは、ちょっと持ち運べぬぞ……ううむ」

実際に使える陶器の湯飲み等が、皆の興味を惹く。私はそれを見ながら、
四人の箸置きを選ぶ。結局調度品や建材も含め、分量は相当数に及んだ。
その品数は既に、私が一人で持ち運び出来る容量を超えてしまっている。
止むを得ず、殆ど全てを宅配でアキバの我が家に届けてもらう事とした。
次は、同じく新宿の呉服屋。規模は大きくないが、その方が都合はいい。

「よし、では着物を選ぶ段だな。店主、電話で頼んだ通り宜しく頼む」
「ああいや構いませんえ、御嬢はん。で、この娘らに着せるんどすか」
「もちろんですの♪浅葱色の着物で何か、いいものはないですのっ?」
「……ん、ボクは青竹色か萌葱色が好みなんだよ。お願い出来るかな」
「えっとえっと。赤色……じゃなくて、桃色系統で何か無いですか?」
「はいはい、少々待っとくれやす。今奥から反物持ってきますさかい」

店主を急かす様にして、我が“妹”たる神姫達も呉服屋の奥に消えた。
──暫し時が流れて。何故か私を呼ぶ声が店の奥から響いた。何事だ?
言われるままに進んだ私は、そこで予想だにしなかった物を目にする。

「決まったのか店主、ってそれは紫系の反物ではないか。誰が着るのだ」
「この娘らが、どうしても御嬢はんにも着物着せたい言いはりますんえ」
「私に!?……お前達な、勝手な事をして……嬉しいじゃないかこのッ」

困った顔で笑う店主と、その横には思い思いの反物を抱えた三姉妹達。
その前には、“人間サイズの”紫の反物が幾つか並べられていたのだ!
そう。予め私にも着せる事を想定してロッテは承諾したのだな、全く。

「きゃっ!?だ、だってわたしたちだけなんてちょっと寂しいですの~」
「……ボクらに着せる物はマイスターも着る、いつもそうだったもんね」
「だから、マイスターも着てみてください!……着てくれます、よね?」
「しょうがない娘らめ、分かったッ!店主、私にも見繕ってくれないか」

──────お財布は厳しいけど、やっぱりお揃いがいいもんね。







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