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Archives#1:ヴァッフェ装備のこと


  EXセットのヴァッフェバニーを買ってきてみた。早速黒子に取り付けてみる。
  本来のパワードスーツではなく直接着込むタイプに黒子は新鮮な反応を示し、白子ほど自由ではないが空を飛べることに「わー、きゃー、すごーいっ!」と素直に嬉しがっていた。
  しばらくして興奮収まると胸部パーツが気になってきたらしい。彼女にとっては胸が突然大きくなったようなものだから、あらためて目をぱちくりさせていた。
「……ねえ黒子ちゃん。さ、触ってもいい?」
  うらやましそうに見ていた白子がおもむろに言い出した。
「へっ?」
  胸の感触を恐る恐る確かめていた黒子は、ぽかんと口を開けた。まさか白子がそんなことを言うとは思わなかったからだ。実を言うとオーナーの俺も驚いた。
  黒子は自分の胸と白子を交互に見つめていたが、ややあって「……うん、ちょっとだけだよ」と答えた。心なしか頬が赤くなっている。
  白子は「わぁ」「すごい……」「いいなあ……」などと呟きながら、黒子の胸をそっとつついたりなでたりした。ふだん落ち着きのない黒子は意外にもされるがままになっている。少し震えているように見えるのは気のせいだろうか?
  あれ? なんだか小さく「ふっ」とか「くぅん……」とかいう甘ったるい空耳も聞こえてきたぞ?
  白子の、胸を触る手がだんだん調子に乗ってきた。ほんのり赤みを増した顔で「いいなあ、いいなあ」などと言いながら(もう呟いているレベルじゃなかった)、黒子のむねをふにふに揉んだりさすったりしている。
  さすがに黒子も白子の異常に気付いたのか、
「しぃっ、白子ちゃ、ぁん……。ちょっと、強す、ぎぃ……」
  と顔を真っ赤にして抗議するが、羞恥心から声も荒げることができず白子には聞こえていない。
  ついに黒子は膝を崩して倒れこんだ。いや、白子が押し倒したように俺には見えた。
「黒子ちゃん、黒子ちゃん」
「いやっ、白子ちゃ、あうぅ。だっ、め。だめぇ。やめ、はんんっ」
  俺が見ている前だというのに、白子は遠慮なく黒子の胸を揉みしだいている。目がいつもの白子じゃなくなっている。黒子はさしたる抵抗もせずただあられもなく喘ぎながら震えているだけだ。
  俺はただ呆然として二人の行為を眺めていたが、さすがにハッと我に返って立ち上がった。止めるためだった。
  はずなのだが、
「おっ、俺も入れてくれぇ!!」
  そう叫んだ俺は二人のもとへ飛び込もうとしていた。
「「きゃああ!?」」
  どんがらがったんこ。

  俺は勢い余って二人の奥にあった金属製の棚へ頭から突撃し、大出血。額を5針も縫うはめになった。







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