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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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舞い踊る、白鳥の乙女達(後編)




まずは、空中に存在しているアルマとミラの戦いだった。重力設定が低い
この月面基地では、どんな神姫でも比較的容易に垂直軸への移動が可能。
即ちこの空中は、決着が付いた仲間が一番合流しやすい場所であるのだ。
そうとなれば、早く決着を付けないと一気に押しきられてしまうだろう。
お互いにそこは直感しているらしく、先に仕掛けてきたのはミラだった。

「行くわよ……いぇぁああっ!」
「くぅ!?ミラさん、でしたよね?……いい太刀筋です!」
「私は、他の二人より接近戦が得意なのよ!えいっ!!」
「っ!ならっ、何故三人一緒の武装なんですか!?」
「えっ?!」
「何故、自分を主張しないんですか……?!」

鋭い槍の連撃を喰らいつつ、アルマが問いかける。“適材適所”の理。
私がいつも胸に刻み、そして“妹達”に常々実践している事でもある。
適性があるのにそれを活かさないのは、実に勿体ない話ではないかッ!
故にこそそれを示そうとアルマは敢えて無防備となって、一撃を待つ。
研ぎ澄まされたミラの槍は、正確にアルマの胸へ繰り出された。だが!

「う、煩いわよっ!やぁぁー……ぁ?あれ?!」
「迷いがあるから、折角の素質が生かし切れない……!」
「や、槍が熔ける?!何よ、その右手!?」

軽傷をもらいつつも、寸前の所で槍を握りしめたアルマ。そのまま掌は
白熱化して、キャノンランサーの穂先をアメの如くねじ曲げていくッ!
アルマの右肩にある“SSS”が変形して、彼女の右腕を覆っていた。
これが灼熱破砕用マニピュレーターだ。何処ぞの格闘兵器ではないぞ?
ともあれ、これで完全に動きを封じられたミラ。なおも藻掻く所へと、
アルマの慈悲の一撃が……左からの“ドリル”の一撃が繰り出された!

「が、はぁぁっ……!?こ、工作用ドリル……!?」
「徹甲用スパイラルバンカーです!……次は迷いを、断ってくださいね」
「う、あ……きゃぁぁぁんっ!!?」
『ミラ、脱落!“黒鳥の戦鬼”、残り二体!!』

それは右とは対照的に、貫く為に“SSS”が変じたもう一つの武器。
刺さったスパイラルバンカーが、電磁駆動によって急激に捻込まれる。
それと同時に、ミラの躯がポリゴンへと還元される。アルマの勝利だ!
だが反撃はここから。視線を移せば、クララがティニアと戦っていた。
ビルの地形を上手く使う軽快な戦術に、重装化したクララは苦戦する。

「その鎧、重すぎるんじゃないかなっ!それっ!!」
「きゃうっ!……確かに、進化の袋小路に入った印象はあるんだよ」
「なら……ミラちゃんの仇っ!!」

頬に傷を受け怯むクララ。そこへ首を刎ねようと、横へ奔るティニア。
だがそこはクララの“SSS”にとって、死角ではないエリアなのだ。
現に、ティニアの動きは停止する。腹に突き刺さった“手”によって!

「“迂闊に飛び込んだのは失敗”だったんだよ……?」
「あ……う、うあああっ!?」

そう。“SSS”の共通フォーマットとして、肩部にマウントした盾が
固有武装に変形する機能が存在するが、クララのそれは“手”なのだ。
五指制御による魔女の爪、アンカークローアーム。そして、もう一つ!

「レーザーパイル、オン!……貫いて!!」
「きゃふ!う、あっ!?は、離せ、離してッ!!?」

ティニアを振り回し始めたアームの中央部から、力場式のレーザーが
幾度と無く飛び出し、ティニアを抉る。本来はアーンヴァルタイプの
レーザーキャノンにも使用される、高出力の発振素子。これを私は、
射撃が出来ないクララの為に、光学パイルバンカーに転用したのだ!

「今すぐ、離してあげる……もんっ!!」
「う、えっ!?きゃぁぁぁぁーっ!!!?」
『ティニア、脱落!“黒鳥の戦鬼”、残り一体!!』

錨の如く突き刺した手を激しく振り抜き、クララはティニアを投げた。
重力の束縛を解き放たれた彼女の躯は、激しくビルに叩き付けられる。
そしてそのまま、出てくる事はなかった……非力なクララではあるが、
外部オプションである“SSS”のジェネレータ出力は、例外である。
実際クララ自身の手は、“ミストルティン”を持ったままなのだから。

「クララちゃん!無事ですか?!」
「アルマお姉ちゃん……ちょっとやられたけど、まだ動ける」
「あたしも、まだ大丈夫です……ロッテちゃんの所に行きます?」
「後で怒ると思うよ。ロッテお姉ちゃんは、そういうの」
「……それも、そうですねっ」

降り立ったアルマとクララはお互いに言葉を交わした後、待機する。
そう、“戦いに誇りを”と二人に言ってきたロッテだ。出来るならば
正々堂々と、一対一で決着を付けたいのだろう。事実、彼女は……。

「さあ、後はわたしとイリンさんだけですの……!」
「何を言ってるの、そっちは三人じゃない!?」
「いいえ、ここはわたしだけですの……さあっ!」

そう告げて、空に舞い上がり“SSS”を展開した。そこにあるのは、
十基のレーザーガンポッドと、二基のチャフ射出ショットガンである。
姿勢を固定して月面重力下に放たれた銀の板は、通常のそれよりも長く
空中に留まり、レーザーの偏向に於いて、より高い効果が期待出来た。

「ならっ、一撃で決着するわよ!てやぁぁぁっ!!!」
「ええ、お互いコレで……決めましょうっ!“アインホルン”!」

イリンも何か悟ったのか、槍を構えロッテへと真っ直ぐ突っ込んでいく。
ロッテは、レーザーガンランス“アインホルン”のレーザーを三点発振に
切り替え……空間のチャフに狙いを定めた。そう、これが最大の攻撃だ!

「多次元測距用レーダーアーム観測終了、チャージ100%ッ!」
「やぁぁぁぁあっ!!!」
「“アインホルン”同調、受けて下さいですの……光の舞いッ!!」
「きゃ、ああああっ!!!?」
「ぐ、っ……」

ガンポッド十基とアインホルンからの、合計十三条の閃光がチャフで
反射され、空間に複雑な軌道を描き、一斉にイリンへと降り注いだ!
翼・槍・装甲……あらゆる物が断たれ、彼女は動く力すらも喪うッ!
だが、圧勝ではなかった。切り取られた穂先が、ロッテの胸にある。

『イリン、脱落!勝者、“夜虹の戦姫”!!』
「ロッテお姉ちゃん……ッ!!」
「ロッテちゃん!大丈夫ですか?!」
「だ、大丈夫ですの……ちょっと痛いですけど」

落着したロッテを、アルマとクララがすかさず介抱する。ロッテは
“ちょっと”と強がってみるが、実際の所はKO寸前の大怪我だ。
心配をさせたくない、というのがいかにも彼女らしいな……有無。

「さあアルマ、ロッテにクララや。戻ってくるといい、凱旋だ」
『はいっ!!』
「お前にも話を聞かせてもらうぞ、灯」
「う、うぅ。しょうがないです……梅干しは勘弁ほしいな?」

──────真の戦乙女になれた勝利の歌、皆で聴こうよ。







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