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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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春爛漫とは、“全て”が花開く時




色々と一段落し、我がMMSショップ“ALChemist”にも平穏が戻ってきた。
忙しさで気付かなんだが、あっという間に春ではないか。季節が巡るのは
実に早い物である。となれば、これを楽しまない訳には行かないだろう。
何せ、四人で春を迎えるのは初めてなのだぞ。季節の変わり目故なのか、
ロッテは勿論、アルマとクララも何処か落ち着かぬ……そうと決まれば。

「皆、今日は少々遊びに出かけぬか?店も幸い、定休日の事だしな」
「お出かけですの?!春ですし、わたしは公園に行きたいですの♪」
「えっと、そうですね……そう言えば、そろそろ桜が咲いてますよ」
「……ボクらは、何時でも出られるよ。マイスターも、準備して?」

……落ち着かない所か、既に私・槇野晶の考えは見透かされていたか。
彼女らは隠しておいた外出用衣装を、めいめいに引っ張り出してきた。
そうと決まれば、私も着替えねばな……見たら首をへし折ってやるぞ?
自室に戻って、クローゼットから衣装を何着か出して鏡に翳してみる。
そうして私が難儀している間、外から黄色い声が響いてきたのだ……。

「それにしても、昨晩の内に躯を磨いておいて正解でしたね、皆ッ」
「……うん、今日辺り来ると思った。それにしても、二人とも綺麗」
「きゃっ!?クララちゃん、そんなところ触っちゃだめですの~!」
「ふぁうんッ!ろ、ロッテちゃんもドサクサに紛れて……このぉっ」
「んっ、んん……!ちょっとじゃれただけなのに、赦さないよっ!」

──────な、何も聞こえないっ。何も聞いていないぞ、私はッ!?
決して振り向かない様にしつつ、手早く身支度を整える。白色の服だ。
丸い眼鏡を掛け直しコードタイをきっちりと締めて、ベレー帽を被る。
普段の白衣姿を彷彿とさせつつも、可憐さで明確に差が出るスタイル。
春らしく、あの“三姉妹”もパステルカラー系に合わせるだろうしな。

「なぁ……もう良いか三人とも?迂闊に振り向けない気がするぞ」
「うん、もうとっくに着替え終わったよマイスター……真っ赤?」
「う゛、煩いっ!振り向くぞ!!……お、おお。これは可憐だッ」
「な、何言ってるんですかマイスターっ?!恥ずかしいです……」
「マイスターは褒め上手ですから♪全く、しょうがない人ですの」

三人はそれぞれ空色と薄桃色、そして萌葱色のコーディネイトである。
そのパーツ構成は三人とも個性を反映してか、スカートの丈から違う。
更に言えば、私が選んだジャケット風のそれとも似ていない……見事!

「ふーむ、しかしお前達も随分着こなしが良くなったな。流石は“妹”」
「マイスターの教えが有ってこそですの、わたし達も研究してますけど」
「……それに、外に出る事もどうしても多くなってきたし。気になるよ」
「HVIFで人間のお洒落を研究して、神姫用にアレンジしてるんです」
「そうか、アレも人の姿だからな。テストには丁度良いかもしれん……」

そう言いつつバッグを手に、私は“妹達”を両肩と胸の谷間に入れる。
……今『谷間?』とか言った奴、背骨ごと粉砕するからな。覚悟しろ。
無論素肌ではなく、ベストとブラウスの間だ。変な期待をするなッ!!
ともあれシャッターをしっかり施錠し、私達は颯爽と電車に飛び乗る。
無論途中のコンビニで食料品等々を調達するのも、忘れてはいかんな。

「さあ、各々好きな食べ物を買うのだ。但し、食べすぎはダメだぞ?」
「はいですの♪このジュースと、サンドイッチ……クララちゃんは?」
「このキムチおむすび……は止めるよ。辛い物は、ボクだけだからね」
「ほっとしました~……じゃああたしは、このフライポテトにします」
「私はこれとこれにするか。店員、会計を頼む……って何だその顔は」

あからさまに不審な目を向ける店員が、私の身分証明を求めてきた。
それを無事確認した後、普通に会計をしてくれたのだが……何故だ?
まあ、無礼講であるしそんな事を気にしても始まらん。荷物を持って
電車を乗り継ぎ、私達は都心の大型公園に辿り着いた。そこは……。

「ぅわぁ~……桜の花弁がいっぱい舞っていて、綺麗ですの~……♪」
「あ、梅もあるよ……こっちは散りかけだけど、良い香りがするもん」
「花って、こんなに綺麗なんですね……この街に、まだあるなんて!」
「壮観だろう。この東京だって、まだまだ棄てた物ではないのだぞ?」

暖冬故なのか、今時の桜や梅は結構早い時期に開花する。丁度満開が
今日だ……私が調べてなかったとは言わない。しっかり知っている。
ともあれ季節が早まっても、まだまだその可憐さは比類が無いのだ。
若干混雑していたが、運良く私達は桜の下にあるベンチを確保した。

「よし、広げ終わったな……では、乾杯といこうか。乾杯ッ!!」
『かんぱ~い♪』

各々が選んだ好きな飲み物を……“妹達”はお猪口に移して……乾杯。
乾いた音が春の公園に響き渡って、私達は景気よくコップ等を空けた。
……む。なんだこの匂いは?アルコールの様な……ってあああぁっ!?

「待てロッテ!お前が飲んでいるのは、カップ酒ではないか!?」
「はえ?……大丈夫ですのマイスター♪ちょっと暖まりますけど」
「そ、そうなのか?ならばいいのだが……迂闊だった、あの時か」
「人間とは違って、アルコールが作用しないから……なのかな?」

クララの分析通り、いくら“食事機能”とは言えど人間と寸分違わぬ
効果を発揮するとは限らない……のかもしれん。だが彼女の顔には、
人間と違って何も変化が出ない。これは、安心してもいいのか……?

「ねぇねぇ、アルマお姉ちゃ~ん……♪ちゅ~、ですの……♪」
「むぐっ!?んん、ちょっとロッテちゃん。皆見てるよッ!?」
「待てぇっ!?やっぱりロッテ、お前酔っているだろうッ!!」
「そうですの?なんだかドキドキしちゃって、皆が大好きで♪」
「ロッテお姉ちゃん、落ち着いて……ん、んぷっ!?ふぁ……」

……前言を撤回する。一部だが、アルコールは神姫に影響する様だ。
しかも、ロッテめ……普通の人間が酔っているのとは違って、単純に
気分が高揚し、なのに理性が保たれている……これは個別ケースか?
数分程ロッテの昂揚状態は続き、そしてあっけなく収束してくれた。
無論ロッテのカップ酒は没収して、宴会中のオヤジにくれてやった。

「しかしまさか酒類に弱いとは思いもしなかったぞ、ロッテや?」
「ぅ、ぅぅぅ……ごめんなさいですの、みんな。胸が高鳴って♪」
「……確信犯ではあるまいな?まあいい、私達の宴会を続けるか」
「あっ。じゃあ、改めて乾杯しましょうか?はい、ロッテちゃん」
「折角の花を楽しまなくちゃ、もったいないもんね……行くよ?」
『かんぱ~いっ!!!!』

──────貴女達だって、十分可憐な“華”だと思うよ。







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