我輩は猫である。名前はあるがまだ言わない。
どこで生まれたかとんと見当も付かぬ。何でも食べれもしないのに体が鰯臭くてにゃーにゃー泣いていた事だけは覚えている。我輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれはNEETという人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。このNEETというものは時々我々を捕まえて服を剥ぎ、肉とも魚とも違う生臭い液体を絡め、蚯蚓、いやそれよりは非動物的でしかし生理的な何かを彷彿とさせる幾本もの触手を絡め・・・
どこで生まれたかとんと見当も付かぬ。何でも食べれもしないのに体が鰯臭くてにゃーにゃー泣いていた事だけは覚えている。我輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれはNEETという人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。このNEETというものは時々我々を捕まえて服を剥ぎ、肉とも魚とも違う生臭い液体を絡め、蚯蚓、いやそれよりは非動物的でしかし生理的な何かを彷彿とさせる幾本もの触手を絡め・・・
「ってバカ猫っ!! オマエそんな所でサボるなっ!!」
裂空、明音。
「だにゃーっ!?」
落下墜落。
裂空、明音。
「だにゃーっ!?」
落下墜落。
「あたたたにゃ・・・。もー、マスターはいっつも暴力に訴えるにゃ・・・」
「店番サボって本棚の上になんて居るからだろ? ホント、ちょ~っと目を放した隙に消えやがって」
「にゃーは猫ですからにゃ。何処にでも居て、何処にも居ないのですにゃ」
「シュレーディンガーかよ。オマエ、何時からそんな偉い猫になったよ?」
初めての人は始めまして! 久々の人は忘れてないかにゃ? にゃーことマオチャオのにゃーの助ですにゃ♪ あ、そうそう、ほんぽー初公開、こっちの八つ墓村でソッコー毒殺されそな辛気臭さしてるヘタレが不本意ながらにゃーのマスターですにゃ。
「・・・今、ものすごいムカツク事考えなかったか?」
「んにゃ事! 誰もマスターが26歳の癖にバイターで老け顔だなんて思ってもにゃいですにゃ!!」
「十分考えてるじゃねえか!! ・・・ん? 何だこの紙? ・・肉とも魚とも違う生臭い云々かんぬん・・・ 何だかどこかで見たような文面だけども、この人間って俺の事か!? 最初猫と同じだと思って鰯やろうとしてコケてぶちまけた事とか根に持っ・・つーかNEET言うな! それに触手とかやってもいないことをつらつらとぉ・・・」
「それはフィクションですにゃ。にゃーの溢れ出る才能の一端を示したすんばらすぃ~小説の良さがわからんと言うのですかにゃ?」
判るか!と言いたそうにマスターはハリセンをふりかぶる。にゃーの身では十分凶器なそれを、でもにゃーは華麗なる身のこなしで避けてみせる。ふふふ、そうそう何度も。当たらにゃければどうと言うことはにゃい!!
「オマエ・・俺に逆らおうって言うのか? いいのかよ? 今日入荷の『ジ○○ョの奇妙な冒険第20部』、来てるんだけど見たくないのかよ?」
「ふっふっふ~、もう読破済みですにゃ」
「あっ!! オマエ、それいつの間に!!」
「入荷予定はにゃーが整理してる事をお忘れでしたかにゃ?」
「くっ・・大体、オマエがサボると何故か俺だけ怒られて、それで俺の給料が減らされるんだ! それは困るだろうが!!」
「カワイイにゃーはテンチョさんからおこづかい貰ってるから食いっぱぐれないですにゃ~♪」
なんだかめ組の大将が打って貰った火打ち石みたく発火しそうな舌打ちをするマスター。所詮プーなヘタレ。腕力で敵わなくとも、にゃーの知略の前には形骸にひとしいですにゃぁ~。
「店番サボって本棚の上になんて居るからだろ? ホント、ちょ~っと目を放した隙に消えやがって」
「にゃーは猫ですからにゃ。何処にでも居て、何処にも居ないのですにゃ」
「シュレーディンガーかよ。オマエ、何時からそんな偉い猫になったよ?」
初めての人は始めまして! 久々の人は忘れてないかにゃ? にゃーことマオチャオのにゃーの助ですにゃ♪ あ、そうそう、ほんぽー初公開、こっちの八つ墓村でソッコー毒殺されそな辛気臭さしてるヘタレが不本意ながらにゃーのマスターですにゃ。
「・・・今、ものすごいムカツク事考えなかったか?」
「んにゃ事! 誰もマスターが26歳の癖にバイターで老け顔だなんて思ってもにゃいですにゃ!!」
「十分考えてるじゃねえか!! ・・・ん? 何だこの紙? ・・肉とも魚とも違う生臭い云々かんぬん・・・ 何だかどこかで見たような文面だけども、この人間って俺の事か!? 最初猫と同じだと思って鰯やろうとしてコケてぶちまけた事とか根に持っ・・つーかNEET言うな! それに触手とかやってもいないことをつらつらとぉ・・・」
「それはフィクションですにゃ。にゃーの溢れ出る才能の一端を示したすんばらすぃ~小説の良さがわからんと言うのですかにゃ?」
判るか!と言いたそうにマスターはハリセンをふりかぶる。にゃーの身では十分凶器なそれを、でもにゃーは華麗なる身のこなしで避けてみせる。ふふふ、そうそう何度も。当たらにゃければどうと言うことはにゃい!!
「オマエ・・俺に逆らおうって言うのか? いいのかよ? 今日入荷の『ジ○○ョの奇妙な冒険第20部』、来てるんだけど見たくないのかよ?」
「ふっふっふ~、もう読破済みですにゃ」
「あっ!! オマエ、それいつの間に!!」
「入荷予定はにゃーが整理してる事をお忘れでしたかにゃ?」
「くっ・・大体、オマエがサボると何故か俺だけ怒られて、それで俺の給料が減らされるんだ! それは困るだろうが!!」
「カワイイにゃーはテンチョさんからおこづかい貰ってるから食いっぱぐれないですにゃ~♪」
なんだかめ組の大将が打って貰った火打ち石みたく発火しそうな舌打ちをするマスター。所詮プーなヘタレ。腕力で敵わなくとも、にゃーの知略の前には形骸にひとしいですにゃぁ~。
「・・・全く、今までマンガしか読まなかった奴が、あの“破壊王”に負けてっから急に本読んで博識ぶりやがって・・・」
「だって、あの時はあんな行動する奴が居るのゼンゼン想像つかにゃかったから負けたんですにゃ! だからこーして知識を蓄えて、どんにゃ相手が来たってオッケーな準備してる最中にゃのです! 『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』ってそんこちゃんも言ってたし!」
「孫子様だろ、そ・ん・し!」
マスターが間違いだと思って訂正させようとするけど、一向に介さにゃい。だってそんこちゃんって言った方がカワイイんだもんにゃ。
「大体さ、真剣に読書すんのなんて猫っぽくないだろが」
「にゃ? じゃあマスター、サラリーマンは何の動物に例えますかにゃ?」
「へ? えっと、会社の為にせっせと働くからアリンコとか、ハチかなぁ」
「じゃ、お医者さんは?」
「う~ん、アロエとか? ・・って動物じゃねえなあ。アライグマとかか?」
「それじゃあ学者さん、科学者さんはどうですかにゃ?」
「紙を食うヤギとかじゃねえの?」
そう言うのを待ってましたにゃ! という気持ちを思いっきりこめて、マスターの眼前に指を突き出す。まるでホームズに追い詰められたみたく尻込みするそのヘタレ。
「ヤギが紙食べるのはあくまで食欲を満たす為じゃにゃいですか。学者さんが研究したってお腹いっぱいにはなんにゃいので違うのですにゃ。学者さんは知りたい事を知りたい、つまり好き勝手してるから学者さんにゃんですよ。そう考えれば、猫っぽいじゃにゃいですか!!」
「ああ、成る程な。つまり自分も猫だから好き勝手本を読んでたっていいって・・・ ってつまり! オマエ結局バトルに負けたから本読んでるワケじゃねえのかよ!!」
悔しそうに納得しかけて、すんでの所でソレに気づいちゃったマスター。ちっ、騙されにゃいか。でもその後もぶつぶつと、これ以上バトらにゃいとファーストリーグから落ちるだとかファイトマネーがどうとか、みみっちいコトをボヤくのは結局小者の証明じゃないんですかにゃあ?
「だって、あの時はあんな行動する奴が居るのゼンゼン想像つかにゃかったから負けたんですにゃ! だからこーして知識を蓄えて、どんにゃ相手が来たってオッケーな準備してる最中にゃのです! 『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』ってそんこちゃんも言ってたし!」
「孫子様だろ、そ・ん・し!」
マスターが間違いだと思って訂正させようとするけど、一向に介さにゃい。だってそんこちゃんって言った方がカワイイんだもんにゃ。
「大体さ、真剣に読書すんのなんて猫っぽくないだろが」
「にゃ? じゃあマスター、サラリーマンは何の動物に例えますかにゃ?」
「へ? えっと、会社の為にせっせと働くからアリンコとか、ハチかなぁ」
「じゃ、お医者さんは?」
「う~ん、アロエとか? ・・って動物じゃねえなあ。アライグマとかか?」
「それじゃあ学者さん、科学者さんはどうですかにゃ?」
「紙を食うヤギとかじゃねえの?」
そう言うのを待ってましたにゃ! という気持ちを思いっきりこめて、マスターの眼前に指を突き出す。まるでホームズに追い詰められたみたく尻込みするそのヘタレ。
「ヤギが紙食べるのはあくまで食欲を満たす為じゃにゃいですか。学者さんが研究したってお腹いっぱいにはなんにゃいので違うのですにゃ。学者さんは知りたい事を知りたい、つまり好き勝手してるから学者さんにゃんですよ。そう考えれば、猫っぽいじゃにゃいですか!!」
「ああ、成る程な。つまり自分も猫だから好き勝手本を読んでたっていいって・・・ ってつまり! オマエ結局バトルに負けたから本読んでるワケじゃねえのかよ!!」
悔しそうに納得しかけて、すんでの所でソレに気づいちゃったマスター。ちっ、騙されにゃいか。でもその後もぶつぶつと、これ以上バトらにゃいとファーストリーグから落ちるだとかファイトマネーがどうとか、みみっちいコトをボヤくのは結局小者の証明じゃないんですかにゃあ?
「・・・オマエな、小者だとかヘタレだとか、俺の事嫌いだろ?」
あ・・・こっちの小声もきこえちゃったみたいですにゃ。でも、マスターは誤解してるっぽいにゃ。だって・・・
「・・・にゃーはマスターのこと、ライ麦畑のキャッチャーになりたいとか言っちゃうヘタレぐらいには、好きにゃのですよ?」
「誉められてる気がしねえ」
だって、やっぱしにゃーの本能としては、エモノは尻尾つかまれてても諦めにゃいで目の前でじたばたする位、イキがいい方がにゃんとも好ましいのですからね♪
あ・・・こっちの小声もきこえちゃったみたいですにゃ。でも、マスターは誤解してるっぽいにゃ。だって・・・
「・・・にゃーはマスターのこと、ライ麦畑のキャッチャーになりたいとか言っちゃうヘタレぐらいには、好きにゃのですよ?」
「誉められてる気がしねえ」
だって、やっぱしにゃーの本能としては、エモノは尻尾つかまれてても諦めにゃいで目の前でじたばたする位、イキがいい方がにゃんとも好ましいのですからね♪