剛vs剛
鳳凰カップ予選Kグループ
「そ~れ、にゃ・う~ん♪」
ごすっ!
ナナミの容赦ない一撃を受け、体半分が電子の塵となる紅緒タイプ
『勝負あり!勝者、ナナミ』
AIジャッジがナナミの勝利を告げる
「えへへ~っ、まじかる・マオ☆チャオ大勝利~!ぶいっ!」
勝利のポーズをキメるナナミ
…思えば、シャレで申し込んだ鳳凰カップ。トンデモナイ競争率だったはずなのになぜか受かってしまった
まぁせっかくのお祭りなんだし、どこまで出来るかやってみるかと思ったら、三回戦も勝ってしまった
「ナナミ、今日は絶好調だな」
「これも、普段健ちゃんが私を大事にしてくれるからだよ~」
さっきまでの鋭い動きはどこへやら。いつものノンビリペースで答えるナナミ
「しかしこりゃ、ひょっとしたら予選突破なんかできちゃったりして…」
そう思いながら電光掲示板に表示されている対戦リストを見る
「えーっと。あ、四回戦の相手決まってら。えーと」
『ジル(ストラーフ)・マスター鋼月十貴子』
そう書かれていた
「やっぱ色気なんて出すもんじゃないな…」
「にゃうん?どうしたの、健ちゃん~?」
ここ一年程聞かなかった名前だが、復活したのか!
「まさか、『鋼帝』と当たるとはな…」
ごすっ!
ナナミの容赦ない一撃を受け、体半分が電子の塵となる紅緒タイプ
『勝負あり!勝者、ナナミ』
AIジャッジがナナミの勝利を告げる
「えへへ~っ、まじかる・マオ☆チャオ大勝利~!ぶいっ!」
勝利のポーズをキメるナナミ
…思えば、シャレで申し込んだ鳳凰カップ。トンデモナイ競争率だったはずなのになぜか受かってしまった
まぁせっかくのお祭りなんだし、どこまで出来るかやってみるかと思ったら、三回戦も勝ってしまった
「ナナミ、今日は絶好調だな」
「これも、普段健ちゃんが私を大事にしてくれるからだよ~」
さっきまでの鋭い動きはどこへやら。いつものノンビリペースで答えるナナミ
「しかしこりゃ、ひょっとしたら予選突破なんかできちゃったりして…」
そう思いながら電光掲示板に表示されている対戦リストを見る
「えーっと。あ、四回戦の相手決まってら。えーと」
『ジル(ストラーフ)・マスター鋼月十貴子』
そう書かれていた
「やっぱ色気なんて出すもんじゃないな…」
「にゃうん?どうしたの、健ちゃん~?」
ここ一年程聞かなかった名前だが、復活したのか!
「まさか、『鋼帝』と当たるとはな…」
『それでは、予選Kグループの第四回戦を行います!』
ワアァ!
さすがに四回戦ともなると歓声も違うな。最もその殆どが相手に向けられたものだろうけど
『まずは、愛くるしい姿とは裏腹に、その魔法のハンマーで相手を消し去ってきた『まじかる・マオ☆チャオ』ことナナミ!』
『ナナミーちゃーん!』
『ああっ、俺もぶって~』
「えへへ~、がんばるよ~♪」
を、結構人気あるじゃないか
なんか変なのも混じってるが、聞かなかった事にしよう
『そして、一年の沈黙を破り復活した、『鋼帝』ジル』
ワアァ!
『きゃー!ジル様~!』
『十貴子ちゃん、俺とつき合ってくれー!』
さっきマスターの十貴子さんを見たけど、ナナミみたいなフリフリの服を着てて可愛かったなぁ
「む~、健ちゃん、他の女性の事考えてる…しょぼん」
「む、仕方ないじゃないか。相手のマスターさん、可愛いんだから」
「あうう…」
「…ナナミの次くらいだけど(ぼそっ」
「え…ええっ!」
ぽっ
「ほらほら、赤くなってないでエントリーしろ。相手は『鋼帝』だぞ。油断してるとペシャンコにされるぞ」
「あ、うん。がんばるよ~」
『それではKグループの第4回戦、レディー・ファイッ!』
ワアァ!
さすがに四回戦ともなると歓声も違うな。最もその殆どが相手に向けられたものだろうけど
『まずは、愛くるしい姿とは裏腹に、その魔法のハンマーで相手を消し去ってきた『まじかる・マオ☆チャオ』ことナナミ!』
『ナナミーちゃーん!』
『ああっ、俺もぶって~』
「えへへ~、がんばるよ~♪」
を、結構人気あるじゃないか
なんか変なのも混じってるが、聞かなかった事にしよう
『そして、一年の沈黙を破り復活した、『鋼帝』ジル』
ワアァ!
『きゃー!ジル様~!』
『十貴子ちゃん、俺とつき合ってくれー!』
さっきマスターの十貴子さんを見たけど、ナナミみたいなフリフリの服を着てて可愛かったなぁ
「む~、健ちゃん、他の女性の事考えてる…しょぼん」
「む、仕方ないじゃないか。相手のマスターさん、可愛いんだから」
「あうう…」
「…ナナミの次くらいだけど(ぼそっ」
「え…ええっ!」
ぽっ
「ほらほら、赤くなってないでエントリーしろ。相手は『鋼帝』だぞ。油断してるとペシャンコにされるぞ」
「あ、うん。がんばるよ~」
『それではKグループの第4回戦、レディー・ファイッ!』
今回のフィールドはゴーストタウン
障害物を利用して接敵するジルにとって最良のフィールドだ
それに対し、高速飛行するナナミには若干不利ともいえる
もっとも、もし向こうが以前と同じ装備ならお互い近接タイプだからさほど関係ないかもしれないが
「よし、上空から策敵しろ。ロケットパンチに気を付けろよ」
「でも健ちゃん…」
「ん?どうした?」
「ジルちゃんならほら、そこにいるよ」
「へっ?…ぶっ!」
こちらのレーダーの死角にしてナナミから一直線な位置に、彼女は腕組みをして立っていた
「よっ!アンタが相手か、ヨロシクな」
「あっ…よろしくお願いします~」
ペコリ
…なんなんでしょう、この和やかな雰囲気は
「しっかしまた、随分派手なカッコだねぇ」
「えへへ~、健ちゃんがぁ~、作ってくれたんだよ~」
クルリと一回転してポーズを決めるナナミ
「ははっ、ジューキといい勝負だな」
「ジューキ…?はて…?」
ジューキ、じゅーき、銃器、重機、獣鬼、…十貴
ぽん!
「なるほど、十貴子さんから子を取ってジューキか」
「あ!ああ、そうそう(汗」
なんだろ、今の妙な間は…?
「しかしいいよなぁ、そういう可愛いカッコが似合うってのは」
「ジルちゃんも~、きっと似合うよ~」
「はは、アタシはそういうのは似合わないさ。やっぱココの方が…」
「ココ?」
「あ、そっか。ココよりも通り名の方が有名だしな。聞いたことあるだろ?『魔女っ子神姫ドキドキハウリン』って」
ピキ
あ、NGワード…
「うう…パクリじゃないもん…」
「あ、いや、そんな気はないんだけど…」
ナナミの雰囲気が変わった事に戸惑うジル
「パクリじゃないもん…」
「いやパクリだなんて言ってないし…」
『パクリじゃないもん!うわあああん!』
泣きながらハンマーを振り回し、ジルへと襲いかかるナナミ
クレーンフックを射出して空中へと飛び、突進を避けるジル
「最近の若い娘は切れやすくてダメだね!」
空中からロケットパンチを放つジル
「ナナミ!」
思わず叫ぶ
「うわあああん!」
ロケットパンチに向けハンマーを振るう
普通なら、加速している分ロケットパンチの方が有利だ
だが、ナナミのハンマーはタダのハンマーじゃない
バシュゥ…
ロケットパンチが塵と化した
「…やるじゃねぇか。高周波振動ハンマーとはな」
「健ちゃんの作ってくれた衣装の悪口を言う人には、お・し・お・き、だよ~」
翼を広げ、空中へと逃げたジルを追うナナミ
フックを射出しそれを巻き上げて器用に移動し、追撃を避けるジル
「う~っ、逃げちゃダメだよ~」
「逃げてるわけじゃねぇっ!」
地上へと着地し、無限軌道を接地させナナミを迎え撃つ準備をするジル
「そーれ、にゃ・う~ん!」
そんな彼女にハンマーを振り下ろすナナミ
ガシッ!
背面のバケットアームをハンマーの柄に当てガードするジル
「なんの、これしき…」
ジリジリとアームを押し返す
「なんつーパワーだ。しかし…」
ドゴッ!
がら空きのナナミのボディに剛腕でパンチを入れられる
「か…はっ…」
そのまま壁まで飛ばされる
バシィ!ドサッ…
壁に叩きつけられ、倒れるナナミ
「ナナミっ!しっかりしろ!」
「…ジル、ちょっとやりすぎなんじゃ…」
「おいおいジューキ、アタシが塵になってもいいってのか?って…」
むくり
起きあがるナナミ
「うう…イタイ…」
「損傷率0.08%。動作に影響なし。行けるな、ナナミ!」
「もちろんだよ~」
「ちょっとまて!あれを喰らって「イタイ」だけなのか?」
ナナミの頑丈さに驚くジル
ふっふっふ、ナナミの服は派手なだけじゃなく、衝撃緩和材で出来ているのさ
一見フワフワに見えるトコも、実際には緩衝材がつまっていたりする
もっとも、ナナミ自身も結構頑丈なのだが
「だったら本気で行くぜ!」
無限軌道を唸らせ突進してくるジル
ハンマーを握りしめ迎え撃つナナミ
「おらおらおらぁっ!」
バケットを、剛腕を繰り出しナナミを圧倒するジル
ドスッ
剛腕が再びナナミのボディに決まる
「これでトドメだ!」
バケットがナナミの頭めがけ振り下ろされる
「まだまだだよ!」
バシュッ
気合を入れ、ハンマーで応戦し、バケットを消し去る
「こっちだって、まだまだいくぜ!」
ハンマーを振り上げ隙だらけになったナナミにフックを飛ばすジル
ガキッ!
「しまった!」
ナナミをフックに引っかけ、グルグルと回し始める
「にゃう~ん…」
ぶん、ぶん、ぶん…
ものすごい勢いで回されるナナミ
ドカッ!
そのままの勢いで壁に叩きつけられる
「まだまだぁっ!」
ドン!
壁にめり込んでいるナナミへロケットパンチが放たれる
グシャ…
イヤな音が響く
「これでトドメだ!」
ドオオオン!
ロケットパンチが爆発する
ガラガラ…
ナナミが叩きつけられた廃墟が崩れていく
「ナナミっ!ナナミっ!」
損傷率72.85%。絶望的な数字が表示される
「ジル!そこまでしなくても…」
「ジューキ!まだ終わってないぞ!」
瓦礫へと向かい、戦闘態勢を崩さないジル
カラ…ガラガラ…
瓦礫の山から立ち上がるナナミ
「ナナミっ!…ナナミ…」
だがその姿は見るも無惨だった
美しい翼は引きちぎられ、左腕は無く、破断面からは火花が散っている
服も殆どが焼失し、全裸に近い恰好になってしまっている
外装スキンもボロボロで、内部メカが露出しているところも多々あり、やはり火花が散っている
残った右腕でハンマーを振い、目の前の瓦礫を消す
その勢いを止められず、ハンマーが腕からすっぽ抜け飛んでいく
「…健ちゃんの…悪口を…言う人は…許さない…」
ずりっ…ずりっ…
動かなくなった右足を引きずりながら、ジルへと向かうナナミ
「おしおき…するん…だから…」
そんなナナミを凝視し、一歩も動かず構えるジル
ようやくジルの前へと辿り着く
「そ…れ、おしおき…だよ…」
力無く右パンチを放つ。パンチというよりは、ただ右手を出しただけだ
ぽす…
ジルの左頬に拳が当たる
「…そうだよな、人の悪口を言っちゃいけないよな」
「…うん…そうだよ…」
ずるり…どさっ
その場に倒れるナナミ
『勝負あり!勝者・ジル!』
障害物を利用して接敵するジルにとって最良のフィールドだ
それに対し、高速飛行するナナミには若干不利ともいえる
もっとも、もし向こうが以前と同じ装備ならお互い近接タイプだからさほど関係ないかもしれないが
「よし、上空から策敵しろ。ロケットパンチに気を付けろよ」
「でも健ちゃん…」
「ん?どうした?」
「ジルちゃんならほら、そこにいるよ」
「へっ?…ぶっ!」
こちらのレーダーの死角にしてナナミから一直線な位置に、彼女は腕組みをして立っていた
「よっ!アンタが相手か、ヨロシクな」
「あっ…よろしくお願いします~」
ペコリ
…なんなんでしょう、この和やかな雰囲気は
「しっかしまた、随分派手なカッコだねぇ」
「えへへ~、健ちゃんがぁ~、作ってくれたんだよ~」
クルリと一回転してポーズを決めるナナミ
「ははっ、ジューキといい勝負だな」
「ジューキ…?はて…?」
ジューキ、じゅーき、銃器、重機、獣鬼、…十貴
ぽん!
「なるほど、十貴子さんから子を取ってジューキか」
「あ!ああ、そうそう(汗」
なんだろ、今の妙な間は…?
「しかしいいよなぁ、そういう可愛いカッコが似合うってのは」
「ジルちゃんも~、きっと似合うよ~」
「はは、アタシはそういうのは似合わないさ。やっぱココの方が…」
「ココ?」
「あ、そっか。ココよりも通り名の方が有名だしな。聞いたことあるだろ?『魔女っ子神姫ドキドキハウリン』って」
ピキ
あ、NGワード…
「うう…パクリじゃないもん…」
「あ、いや、そんな気はないんだけど…」
ナナミの雰囲気が変わった事に戸惑うジル
「パクリじゃないもん…」
「いやパクリだなんて言ってないし…」
『パクリじゃないもん!うわあああん!』
泣きながらハンマーを振り回し、ジルへと襲いかかるナナミ
クレーンフックを射出して空中へと飛び、突進を避けるジル
「最近の若い娘は切れやすくてダメだね!」
空中からロケットパンチを放つジル
「ナナミ!」
思わず叫ぶ
「うわあああん!」
ロケットパンチに向けハンマーを振るう
普通なら、加速している分ロケットパンチの方が有利だ
だが、ナナミのハンマーはタダのハンマーじゃない
バシュゥ…
ロケットパンチが塵と化した
「…やるじゃねぇか。高周波振動ハンマーとはな」
「健ちゃんの作ってくれた衣装の悪口を言う人には、お・し・お・き、だよ~」
翼を広げ、空中へと逃げたジルを追うナナミ
フックを射出しそれを巻き上げて器用に移動し、追撃を避けるジル
「う~っ、逃げちゃダメだよ~」
「逃げてるわけじゃねぇっ!」
地上へと着地し、無限軌道を接地させナナミを迎え撃つ準備をするジル
「そーれ、にゃ・う~ん!」
そんな彼女にハンマーを振り下ろすナナミ
ガシッ!
背面のバケットアームをハンマーの柄に当てガードするジル
「なんの、これしき…」
ジリジリとアームを押し返す
「なんつーパワーだ。しかし…」
ドゴッ!
がら空きのナナミのボディに剛腕でパンチを入れられる
「か…はっ…」
そのまま壁まで飛ばされる
バシィ!ドサッ…
壁に叩きつけられ、倒れるナナミ
「ナナミっ!しっかりしろ!」
「…ジル、ちょっとやりすぎなんじゃ…」
「おいおいジューキ、アタシが塵になってもいいってのか?って…」
むくり
起きあがるナナミ
「うう…イタイ…」
「損傷率0.08%。動作に影響なし。行けるな、ナナミ!」
「もちろんだよ~」
「ちょっとまて!あれを喰らって「イタイ」だけなのか?」
ナナミの頑丈さに驚くジル
ふっふっふ、ナナミの服は派手なだけじゃなく、衝撃緩和材で出来ているのさ
一見フワフワに見えるトコも、実際には緩衝材がつまっていたりする
もっとも、ナナミ自身も結構頑丈なのだが
「だったら本気で行くぜ!」
無限軌道を唸らせ突進してくるジル
ハンマーを握りしめ迎え撃つナナミ
「おらおらおらぁっ!」
バケットを、剛腕を繰り出しナナミを圧倒するジル
ドスッ
剛腕が再びナナミのボディに決まる
「これでトドメだ!」
バケットがナナミの頭めがけ振り下ろされる
「まだまだだよ!」
バシュッ
気合を入れ、ハンマーで応戦し、バケットを消し去る
「こっちだって、まだまだいくぜ!」
ハンマーを振り上げ隙だらけになったナナミにフックを飛ばすジル
ガキッ!
「しまった!」
ナナミをフックに引っかけ、グルグルと回し始める
「にゃう~ん…」
ぶん、ぶん、ぶん…
ものすごい勢いで回されるナナミ
ドカッ!
そのままの勢いで壁に叩きつけられる
「まだまだぁっ!」
ドン!
壁にめり込んでいるナナミへロケットパンチが放たれる
グシャ…
イヤな音が響く
「これでトドメだ!」
ドオオオン!
ロケットパンチが爆発する
ガラガラ…
ナナミが叩きつけられた廃墟が崩れていく
「ナナミっ!ナナミっ!」
損傷率72.85%。絶望的な数字が表示される
「ジル!そこまでしなくても…」
「ジューキ!まだ終わってないぞ!」
瓦礫へと向かい、戦闘態勢を崩さないジル
カラ…ガラガラ…
瓦礫の山から立ち上がるナナミ
「ナナミっ!…ナナミ…」
だがその姿は見るも無惨だった
美しい翼は引きちぎられ、左腕は無く、破断面からは火花が散っている
服も殆どが焼失し、全裸に近い恰好になってしまっている
外装スキンもボロボロで、内部メカが露出しているところも多々あり、やはり火花が散っている
残った右腕でハンマーを振い、目の前の瓦礫を消す
その勢いを止められず、ハンマーが腕からすっぽ抜け飛んでいく
「…健ちゃんの…悪口を…言う人は…許さない…」
ずりっ…ずりっ…
動かなくなった右足を引きずりながら、ジルへと向かうナナミ
「おしおき…するん…だから…」
そんなナナミを凝視し、一歩も動かず構えるジル
ようやくジルの前へと辿り着く
「そ…れ、おしおき…だよ…」
力無く右パンチを放つ。パンチというよりは、ただ右手を出しただけだ
ぽす…
ジルの左頬に拳が当たる
「…そうだよな、人の悪口を言っちゃいけないよな」
「…うん…そうだよ…」
ずるり…どさっ
その場に倒れるナナミ
『勝負あり!勝者・ジル!』
「ごめんなさい~」
ぺこり
あの後、早とちりから不意打ち?をしてしまった事を謝る俺達
「ま、気にするなよ。元々試合は始まってたんだし」
「それより、ジルがやりすぎたみたいで…ナナミちゃん、大丈夫?」
「うん!元気元気、だよ~」
小さくガッツポーズを取るナナミ
「しかし残念だな~。ひょっとしたら決勝行けるかな~なんて思ったんだけどなぁ」
「はは、まだまだ無理だぜ。ただハンマーを振り回してるだけじゃ、この先厳しいぜ」
「ちょっとジル!そんな言い方って…」
「いえ、はっきり言って貰った方が助かります。ジル、有り難う」
「まぁ、早いトコ上がってこいよ!再戦、楽しみにしてるぜ!」
少しは見所があるってことなんだろうか
「んじゃジューキ、静香達と合流して、パーっと遊ぼうぜ!」
「ん?ああ、そうだね。それじゃあ、お疲れさまでした」
ペコリ
「あ、有り難うございました」
ペコリ
そして二人は去っていった
う~ん、可愛いだけじゃなくて、礼儀正しいいい娘だなぁ
「ねぇ健ちゃ~ん、私たちもどっか行こうよ~」
「そうだな、残り時間も少ないし、早いとこいってみるか。どこ行きたい?」
「えーっとねぇ、んーっと…」
地図を覗き込みながら迷うナナミをそっと撫でる
「あっ…」
「そいや東杜田技研に行ってみたいって言ってたろ。行ってみるか」
「あ…うん!」
俺達は、東杜田技研のブースへと歩いて行った
ぺこり
あの後、早とちりから不意打ち?をしてしまった事を謝る俺達
「ま、気にするなよ。元々試合は始まってたんだし」
「それより、ジルがやりすぎたみたいで…ナナミちゃん、大丈夫?」
「うん!元気元気、だよ~」
小さくガッツポーズを取るナナミ
「しかし残念だな~。ひょっとしたら決勝行けるかな~なんて思ったんだけどなぁ」
「はは、まだまだ無理だぜ。ただハンマーを振り回してるだけじゃ、この先厳しいぜ」
「ちょっとジル!そんな言い方って…」
「いえ、はっきり言って貰った方が助かります。ジル、有り難う」
「まぁ、早いトコ上がってこいよ!再戦、楽しみにしてるぜ!」
少しは見所があるってことなんだろうか
「んじゃジューキ、静香達と合流して、パーっと遊ぼうぜ!」
「ん?ああ、そうだね。それじゃあ、お疲れさまでした」
ペコリ
「あ、有り難うございました」
ペコリ
そして二人は去っていった
う~ん、可愛いだけじゃなくて、礼儀正しいいい娘だなぁ
「ねぇ健ちゃ~ん、私たちもどっか行こうよ~」
「そうだな、残り時間も少ないし、早いとこいってみるか。どこ行きたい?」
「えーっとねぇ、んーっと…」
地図を覗き込みながら迷うナナミをそっと撫でる
「あっ…」
「そいや東杜田技研に行ってみたいって言ってたろ。行ってみるか」
「あ…うん!」
俺達は、東杜田技研のブースへと歩いて行った
あとがき
ホントは一回戦でジルと当たって初戦敗退にしようと思ったのは秘密だ!
秘密だ!
ホントは一回戦でジルと当たって初戦敗退にしようと思ったのは秘密だ!
秘密だ!
ドキドキの人さんへ
ジルのロケットパンチに自爆機能を組み込んじゃいました
ジルのロケットパンチに自爆機能を組み込んじゃいました