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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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引きこもりと神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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ホワイトファング・ハウリングソウル
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圧倒的な闘いだった
一撃目の段階で、会場に居た神姫の大半は『G』の異常さに気付いていた
だが、復帰してからのニビルはその遥か上を行く異常さでもって『G』を圧倒していた
挙動の鈍いパワードスーツを纏った状態で、『G』の密着戦の攻撃を全て見切り、かわす
眼と反射神経が強力な神姫が見ても、『G』の攻撃一つ一つが弾丸並みか、ものによっては以上の速度と、徒手空拳ならではの変化に富んでいる事は明らかだった
密着距離でかわせるものでは無い・・・ましてや、これまでの『ニビル』の戦績や映像を見ても、それだけの能力を秘めたタイプでは無さそうな事は明らかだった(並みのストラーフの域を出ないどころか、総合的な戦力ではスタンダードなストラーフに劣るだろう)
だが、かわしている
否、放つ前に綺麗に逃げている
まるでこれからどこに攻撃が来るのか判っているかの様に・・・


第拾弐幕 「侵食」





「姉さま!凄い!『G』をあっさり降すなんて!!」
daきついて来るヌル。尻尾をそうびさせていれば確実に、凄まじい勢いでふりふりふりふりふりhurifurifurifuriしていた所だろう
「当然よ、負ける訳ないじゃない!!私を誰だと思ってるの!?」
まだバトルでヌルに心配される程じゃぁぁぁぁぁない。・・・かおの感覚が薄い、わたしはきちんと笑えているだろうか?
「ほら、次は貴女のが控えてるんだから?装備と戦技の確認は良いの?」
「あ・・・あぁ!やってくる!後で!姉さま!!」
「いってらっしゃい」
ぬるの肩をたたく・・・掌にヌルの感触を感じることは・・・できなかttttttった
「ニビル・・・こっちへいらっしゃい・・・」
ますたーのよびごえのほうこうにむかうとちゅうでいしきがとぎれましt




「なぁ華墨、それは武者震いか?それともやっぱり怖いのか?」
「・・・震えているのか?私は?」
マスターの指が優しく肩に掛けられる
「震えているのだろうな・・・」
らしくない
だが、こういう時に武装神姫であるという事はいかに楽な事なのかも判った気がする
傍に居る限り、マスターに甘える事は出来るからだ
「・・・」
視界の隅に映った他の何人かの神姫達が、各々のマスターに抱いてもらったり、慰めてもらったりしていた
私は・・・
「・・・」
マスターの指に両手を絡めるだけに留めた
マスターは何も言わず、ただじっと、体温のぬくもりだけを私に感じさせてくれていた
「・・・・・・助かった、マスター。うん、私はもう闘える。大丈夫だ」
「おっけい!そうでなくちゃ困るぜ」
マスターの笑顔が頼もしかった

「しかし・・・あれは一体何だったんだろうな?『ニビル』ってあんな化け物だったのかよ?」
「判らない・・・ただ、伝え聞く感じのニビルの戦闘スタイルとさっきのあれとの間には随分ギャップがある気がする」
「確かにな・・・あんな凄え力があるんだったら、とっくに一桁だろうな」
「マスターの目から見て・・・あれは一体なんだったと思う?」
バトル中に隣の男が言っていた「強力な武器」というのがあの凶悪なパンチと謎の「見切り」なのだろうが・・・
「武装神姫の目で見切れないパンチを見切れる能力・・・なんて言われてもなぁ・・・武装神姫より反射神経の劣る俺じゃぁなぁ・・・」
そういう事を言うだろうと思ってはいたが・・・だが判っていてこういう事を聞くあたり、実の所私の恐怖は「得体の知れない物」への不安感というやつなのかも知れない
実際の正体等判る訳も無いのに、「マスターとの結びつきによる神姫へのリラックス効果」で無理矢理納得させられようと期待するあたり、私も結構肝が小さい
「・・・ただ判った事もあるぜ」
え?何か言えるのか?マスター
「『武装神姫で見切れないものを見切る能力』って事はつまり『武装神姫の枠を超えた能力』って事だ・・・極端な話、『ニビル』は武装神姫じゃないのかも知れん」
恐ろしく的が外れている気もしたが、『武装神姫じゃない』という所に言い知れぬ恐怖を感じた・・・
「理屈はわからねえが、ニビルは武装神姫じゃない。だから武装神姫のマスターとして武装神姫を所有する事も出来る・・・ってのはどうだ?」
「・・・それは・・・」
『武装神姫とは何か?』という気が遠くなる様な哲学的命題の片鱗を垣間見る発言だ
とかく私の周りには本来のそのタイプの属性を失ったカスタム神姫が多いし、私以外の紅緒も居ないからデータが足りないが、兎に角ニビルは特殊な気がする・・・何か他の武装神姫とは違う、特別な感じが、初めて見た時からしていた(あるいはその感覚こそが、私がニビルに感じた、未だに正体不明の感情の正体を探る鍵かも知れない
だがその理由は、「ニビルが武装神姫じゃない」からだとすれば、同時にそれは今の私には確認不可能だ。何故ならば私には『武装神姫とは何か?』という命題の解が得られていないからだ・・・マスターは何か自分の中で解らしきものを得た様だが、残念ながらその説明を理解し切れる程に、私の「知識と感情の一致」は進んでいなかった
ニビルが単なる『例外』なのか、それとも武装神姫とは実はああいったものなのか・・・私はどうにも神姫に興味と関心を持ち過ぎではないのか?
「それは魅力的な説だが、それは飲めないな」
「なんでだよ?」
「この地区最強の武装神姫を決める大会に武装神姫以外が混じっていたら意味が無いからだ」
そう言って笑って、自分を誤魔化しておいた





強力な「ナインブレイカー」達の闘いはしかし、より強力な「ナイン」の方が勝つばかりだった
そもそも以前にマスターも言っていた気がするが、この方式はスイスドローといいながら、実際少しも「実力が近い物同士の組み合わせ」ではない
強弱の差が異様にはっきりしている
それこそ、『ニビル』が見せた異能の力でもなければ逆転は不可能な感じだった
正直ちょっと退屈してきた私とマスターは、『ジルベノウって書いてるけどこれって「ジベルノウ」の間違いじゃね?』とか『タスラムすっげぇ厨装備+名前』とか参加選手に突っ込みを入れていた
で、その当の『タスラム』のバトル中にその異変は起こった
相手は「モア」・・・ジュビジーとジルダリアのパーツの派手な所取りをした、えらいファンシーな外見で、イオノクラフトによる奇っ怪な挙動と、鞭+アナルビ・・・ゲフンゲフンハンマーシードによるコンビネーションで闘うタイプの様だった
マスターは今日の大会では二人しか居ない小学生マスターの片方で、戦術は『モア』に一任しているらしく、オーナーブースからは応援する可愛い声だけが響いていた
「頑張れっ!モア!!」
『はいっ!マスター!!』
あぁ、こういうのって何か和むなぁ・・・でもそんなふよふよした挙動じゃ短期決戦に持っていかないと慣れられたら唯の的じゃね?とか思ったりしつつ
『!?何か言いましたか?マスター』
「頑張れ!負けるなって言ったんだよ」
『・・・?はいっ!』
何度か、そんな奇妙なやり取りが発生している事に、そろそろ『タスラム』のマスターも気付いた様だった
「タスラム・・・待て。様子がおかしい・・・もう一度距離を取って・・・・・・否、その位置で良い、一旦砲撃を止めるんだ」
『モア』は明らかに聞こえない声を聞いていた
『タスラム』を無視してフィールド内をうろついている
「モア・・・?どうしちゃったのモア!」

「何だぁ・・・?ありゃ」
「戦意喪失か・・・?いや、そういった感じでもないが・・・?」
この期に及んでジャッジマシンは一切反応していない様子だった
「・・・ジャッジが下されないな・・・という事は・・・全く理解出来無いがあれは敵の作戦と見るべきか・・・『タスラム』攻撃再開だ!ただし」
『ただし・・・?何ですかマイロード?』
「『ブリューナク』を使え・・・全力で仕留めろ」
『ブリューナクを?あれは決勝戦迄温存するのではなかったのですか?』
「・・・そのつもりだったが、何かイヤな予感がする。後腐れなく吹き飛ばせ・・・何も仕掛けて来れないようにな!」
『イ・・・イエスマイロード!』
(決勝戦での対『ストリクス』戦での決戦兵器にするつもりだったが・・・)
『砲撃形態への変形完了!マスター!サイドボードの転送を!!』
「おう!『ブリューナク』行けええぇぇぇぇぇぇっ!!」
フォートブラッグから取って来たであろう機械脚で体を固定した『タスラム』の全身から、『タスラム』たる所以の機銃類とミサイルポッド類が消失し、代わりに強力なセンサー類と追加ジェネレータ、大型冷却装置と、五つの砲門を持つ巨大な砲が転送されて来る
『エネルギー充填率100%。ブリューナク、発射!!』
五つの光線が渦を巻きながら『モア』に迫る・・・!
(何だ?)
多分、それに気付いた者は会場の中では私と、あと数名居たかどうかだろう
発砲の瞬間、『モア』が何かとても嬉しそうな表情を見せた様な・・・
画面が光で埋め尽くされる・・・眩し過ぎない様にある程度は抑えられているが、それでもバトルフィールドの様子がまともに伺える様になる迄二秒以上を費やした
『馬鹿な!?』
『タスラム』の声だった
発砲点から着弾点迄、優に1500スケールメートル・・・恐らくあの『ブリューナク』とかの射程では殆ど限界の距離だろう・・・だが、何故か『モア』は無傷で、『タスラム』を挟んで着弾点と点対称の位置に居た
『・・・あれ?』
『モア』本人も、何が起きたのか全く判っていない様子だった
(瞬間・・・移動ッ!??)
『マスター、何か判らないけどかわせちゃいましたぁ・・・てへっ』
画面に向かって微笑みながらVサインを送る『モア』・・・確かに、全ての武装をパージし、今また必殺の一撃(五撃?)を回避された『タスラム』に勝機は無いだろう。現に『ブリューナク』は破損し、全身に装備された追加ジェネレータも黒焦げになっている
だがそれでも尚、この闘いは『タスラム』の勝利に終わった
画面一杯に広がった『モア』の笑みは突如苦悶の表情に変わり、凄まじく苦しみ悶えた挙句、マスターの名を呼びながら力尽きたからだ
・・・あの様子では本体の方もまずいんじゃないのか?
案の定強制ログアウトし、結果『モア』の敗北が宣言されるが、『タスラム』自身もそのマスターも含め、誰一人としてそんな事は最早眼中に無かった
やがてオーナーブースから聞こえてくる子供の嗚咽・・・
深町昭が、走った
「おい、しっかりするんだ!何があったんだ?出て来てくれ飯島千夏ちゃん!!」
ブースのドアを叩く・・・返事は無い
「どきな」
いつの間にか、マスターが椅子を持ってブースドアの前に立っていた
おいこらマスター、一応店の備品なんだぞ
突っ込みを入れるより早く、椅子ともどもドアは破壊され、マスターと深町昭はオーナーブースに入り込む
「大丈夫かい?一体どうなったんだ・・・・・・・」
「・・・ッ!!」
「モアが・・・モアが・・・返事をしないの・・・」
涙で顔をぐしゃぐしゃにした少女の手の中には、全身から冷却水を噴出してドロドロになったまま動かないモアの素体が握られていた








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