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戦うことを忘れた武装神姫 その20




   ・・・その19の続き・・・


フィーナの次のオーナーは・・・なんとティナのオーナーの、かえで。
CTaにティナのメンテナンスを頼んだ際に、フィーナの話を聞いたかえでは、
その場でフィーナを迎え入れたいと申し出たとか。 もっとも、この流れは
CTaの計らいも少なからずあったようだが、リーダーの希望もあったらしい。
そして、リーダーは本名の「フィーナ」として、かえでの元で新たな生活を
始めていた。

「あーっ! リーダー! 元気してた?」
かえでの肩の上の「リーダー」に、リゼは久遠のポケットから顔を出し手を
振って応える。
「もう、リーダーじゃないですっ。 フィーナと呼びなさい!」
と、叱るフィーナの顔は、大変に穏やかな・・・笑顔だった。
その様子に、雑誌社の一人が気づき、カメラマンを含めた数人がやってきた。
色の濃い度付きスポーツグラスをしていた久遠だったが、あっさりとバレて
しまった模様。
「・・・久遠さんですよね?すみませんがバイクを降りずに、そのスタイル
の写真を撮らせていただけませんか。 それと、神姫の皆様はどちらにいま
すか?」
久遠はちょっと苦笑いを浮かべるも、
「ウチの連中なら・・・ほら、ここに。」
とポケットを開くと、お揃いのゴーグルを着けたエルガ、シンメイ、イオ、
そしてリゼを、ハンドルやバーパッド部分に座らせた。 彼は、神姫たちに
プレス連中の希望する希望するポーズを取らせる。もちろん、彼自身も。
「どうもありがとうございます、良い絵が撮れました!」
深々と頭を下げるプレス陣。
「今回の特集ページの表紙に、是非使わせて下さい!!」
「いや・・・そんな急に言われても・・・」
困惑する久遠に、フィーナが言った。
「良いのではないですか? 久遠さんは、今回の大会の主役でもあるのです
から。 もっと堂々として下さい。」
「そ、そうなのか?」
「フィーナぁ、それはにゃーさんにはできないよー。 どうがんばっても、
いっつもでれんちょだもん。」
と、間髪入れずにエルガが言う。頷くシンメイ、リゼ、イオ。 その様子に
かえでたちも、プレスも笑う。 場の雰囲気がさらに和む。。。

久遠とサイトウの対戦以降、久遠の言うところの「バトルの質」が向上した
という。 神姫を持つ者に、神姫のバトルとは一体何なのか?・・・という
問いかけをした対戦にもなったようだ。
もちろん、M町のセンターも大きく雰囲気が変わった。
警察沙汰にもなったあの一件で、店長は相当立場が危なくなったようだが、
久遠の働きかけもあり、なんとか公認の看板は守り通した。 神姫に詳しく
ないアルバイトはいなくなり、代わって学生時代から入り浸っていたような
良い意味で「濃い」連中が正社員や契約社員の形で入り、店内も大幅に改装
された。 また上の階に東杜田技研・HT-NEKの直営店が入店し、いつでも
気軽に立ち寄って相談できる場所となり、より一層人気のセンターとなって
いった。。。

「なんだ、このポスターは。。。」
センターに入ろうとした久遠、ドアに張り出されたポスターに目が止まった。
あの時の「とつげきしゃもじ」エルガと「工臨壱式」シンメイが火花を散ら
している、何とも不思議なスタイル。 真ん中に書かれた文字は- 、

   <第1回 カッコイイ神姫選手権>

「うはっ、本当にこのタイトル使うとは思わなかったぞ。」
苦笑いする久遠を、店長が出迎えた。
「どうも、お待ちしていました。 皆さんお待ちかねですよ。」

 ・・・この日、M町のセンターで開催されるイベント、それが「カッコイイ
神姫選手権」。 リゼが叫んだ、「カッコイイ神姫」は、一部の連中の間で
かなりの流行になり、それならば、とM町の店長が久遠とCTaに働きかけ、
東杜田技研に協力を得て、さらには各メディアをも巻き込み、挙げ句は公式
のお墨付きまで付いた一大イベントに仕立ててしまったのだ。
「店長・・・やるときゃやるんですね。。。」
一歩踏み入れるや否や、久遠は想像を超えた店内の盛り上がりに、半ば呆れ
つつも店長の行動力に驚きを隠せなかった。
「まぁね。 それなりのネットワークは持っているつもりだから。」
店長はそう言いながら、久遠にタイムテーブルの確認表を手渡した。内容を
確認する久遠の目が、オープニング部分でいきなり固まった。

  カッコイイ神姫とはどんな神姫か?
  戦い続ける神姫でも、
  戦いを忘れた神姫でも、
  仕事に就いている神姫でも、
  誰もがカッコイイ神姫になれる。
  集え、我こそはと思うカッコイイ神姫たち。
  今ここで、神姫の新しい歴史の1ページを造ろう-。

「ちょ、ちょっと店長、これ俺が言うんですか?」
「そうだけど。」
目が点になる久遠に、事も無げに流す店長。
「誰がこんなこっぱずかしい台詞考えたんだっ!」
「あたしだよ。」
聞き飽きるほど聞き慣れた声と共に、久遠の後頭部をどつく人物。メイド姿
のDr.CTaが、久遠の背後に立っていた。
「二晩かかったんだぞ、このオープニングを考えるのに。」
「・・・。 勘弁してくれ、俺はそういうキャラクターじゃないっつーの。
それこそ、お前が言えや。」
「やだよ、こんな台詞。恥ずかしいもん。」
「・・・ハァ・・・。」
肩をガックリ落とし、ため息の久遠に、リゼが耳元にのぼって言った。
「なぁ、ヌシさん。どうせあたしらが初っ端でデモンストレーションをする
だろ? それと絡めて、あたしたちが言ってやるよ。」
「そうか? じゃ、お願いしちゃおうかな〜。」
と言う久遠に、イオが顔を出して続けた。
「そのかわり、終わったら上で何か買って下さいね、全員に。」
なんか謀られた気がすると思いつつも、自分で言うよりはマシと考え直し、
さくさくと準備に取り掛かった。

この選手権はバトル型式ではない。 各オーナー、神姫が「カッコイイ」と
思うパフォーマンスを設けられた制限時間内で行い、審査してランキングを
するだけ。 審査員にはそうそうたるメンバーが並ぶ。 エルゴの店長や、
東杜田技研の社長、本名を明かさないと言う契約で神姫開発者も一人招いた
とも。 そして、審査委員長に・・・なんと久遠。彼の神姫たちも、4人で
一人の扱いではあるが審査員に名を連ねていた。もちろん。CTaも審査員に
なっている。。。
エントリー期間はわずか数日間だったにもかかわらず、相当数の応募があり、
事前審査を行うほどであった。事前審査を経て厳選された十数組が、普段は
バトルで使われるフィールドを舞台として用い、歌に踊りに模擬戦に、果て
はマスターをも絡めたお笑いまで、何でもアリの展開がなされるであろう。
カッコイイに、形はないのだから・・・。

やがて、選手権の開会時刻に。 司会・進行は、店長の神姫、白子のアスタ
と兎子のコリン。 2人とも、見事なまでの司会者スタイル。審査員に続い
て選手が入場し、ギャラリーが拍手で迎える。
生活感あふれるスタイル、オーナーの持つみかんの段ボール箱に入って入場
する神姫あり。オーナーが操縦するラジコンヘリに乗り、BGMまで用意して
派手に入場する神姫あり。オーナーと同じ姿、すなわちお揃いのコスプレを
した神姫も。。。
その中に、かえでの姿があった。 おもしろ半分で応募したところ、見事に
選出されてしまい、選手として参加することになってしまったのだ。 当初
は乗り気でなかったフィーナだったが、かえでの熱意に負けてティナと共に
出ることにした。 PDA状態のティナと、戦闘のプロのフィーナが、高校生
オーナーのかえでと、どんなかっこよさを見せてくれるのか- 。

「それでは・・・名誉カッコイイ神姫の入場ですっ!!」
コリンの声で、最後に久遠たちが入場する。
彼は神姫たちにいちばん好評だったオフ車乗りのスタイルのまま登場。
神姫たちも、それぞれにカッコイイと思うスタイルで、久遠の肩や手に乗り、
堂々と入場。
エルガは、新調した特製バトル用ホワイトエプロンにおたま。
シンメイは、工臨壱式スタイルで、6mmレンチを背中に付けて。
イオは、あの時と同じ装備をより一層軽快にしたモードでフワフワと。
リゼは・・・マイクスタンドをくくりつけたサブパワーユニットを手に。
ギャラリーから、より一層大きな拍手がわき起こる。
フィールドに歩み寄る久遠。 そこには、ちいさな舞台がスポットライトで
照らし出されている。 彼は神姫たちをフィールドに乗せた。舞台上に上が
る4人。 それぞれの考える「カッコイイ」姿をそれぞれのパフォーマンス
で魅せる、このイベントの目玉の一つが始まろうとしていた。

舞台の真ん中に立ったリゼは、くくりつけたマイクを外し、オリジナル曲を
アカペラで歌った。 美声に静まり返る店内。
歌い上げたリゼはパワーユニットを背負うと、3人に目で合図を送る。
エルガ、シンメイ、イオ、そしてリゼの4人は、それぞれにスタイルを決め、
あの台詞が静まり返った店内に響き渡った。

  「カッコイイ神姫とは、どんな神姫か?」




変わらぬ毎日の中でも、自らを常に磨き続ける神姫がいる。
何気ない日常の中で、「カッコイイ」を目指す神姫がいる。
武装神姫であるために、目指すものがあり、忘れないものがある。

そう、ここにいるのは、戦いを忘れず、戦うことを忘れた武装神姫。。。




 ・・・ 第2部「What's Battle style? -It's my Life style.」 了 ・・・


















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