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戦うことを忘れた武装神姫 その19




   ・・・その18の続き・・・


名無しとリゼの「勝負」は、開始早々から大変な迫力になった。
リゼがポイントへ近づくや否や、トラップが作動。巨大な落とし穴と、左右
の建物の崩壊。加えて何の為なのか疑いたくなるほどの大量の爆発物。
しかし、リゼはパワーユニットを過負荷使用させ、さらには強化されている
ボディを駆使し、回避に回避を重ね、砂埃が収まったときには、名無しの前
に無傷のリゼが立っていた。
「・・・流石ですね。 ならば・・・っ!」
トラップがダメと解ると、今度は3次元の移動 -すなわち立体的な移動- を
伴った スタイルで、ランチャーを打ち出す。しかしこれらも優々と回避され
てしまう。

次々に隠し武器を掘り出しては撃ち、砲撃し、斬りかかる名無し。
対して、パワーユニットを背負った鈍重なスタイルで、たった一丁の銃しか
持たないリゼ。 だが、優位に立つのは・・・リゼだった。

ギャラリーも店員も取材陣も、その勝負に釘付けとなった。 このセンター
始まって以来の、最も熱い試合。 まさに武装神姫たる、カッコイイ戦いが
繰り広げられていた。

その光景に、サイトウは言葉を失った。
自分のストラーフは、決して手抜きをしているわけではない。むしろ今まで
に見たこともないレベルの動きを見せている。
『そうだ、やつの背中のパワーユニットを狙え!』
サイトウが叫んだ、その時だった。 サイトウの声が耳に届いたかどうかは
わからないが、リゼはパワーユニットを・・・捨てた。
『な・・・何だと?』
パワーユニットを捨てた後でも、互角の戦いを見せるリゼ。 かつて自分が
「名無し」であったころの経験に、戦いを忘れていた間に積んだ「日常」が
プラスされたリゼは、技のキレも、迫力も、全てが勝っていた。
名無しの武器は次々に撃破・破壊されてしまった。隠し武器もつ尽き、丸腰
になった名無しは、サイトウに声をかけた。
「Mr.サイトウ、これで解りましたか?」
『・・・。』
サイトウは何も答えない。 -いや、答えられない。
「負けを・・・認めなさい。 あなたの下で、私はこれ以上の勝利を収める
こと勝つことは出来ません。」
『・・・。』
歯ぎしりをしたまま、押し黙るサイトウ。 その姿を確認した名無しは、
「もう結構です。  -ジャッジシステムへ。当方、戦闘継続不可能。よって
本試合の終了を。」
自ら負けを申告した。

「勝者、リゼ・ストラーフ!! よって、久遠チーム、勝利!!!」

ジャッジマシンが試合終了を告げた。沸き立つ店内。 久遠の元へは、ドッ
と取材陣が押し寄せる。
フィールドでは、リゼと名無しが抱き合い、涙を流していた。
「リーダー・・・おかえりなさい・・・。」
「貴女こそ、あの時の言葉の通り、先頭に立てる神姫に・・・。」
その様相に、つられて涙するギャラリーもあり。 そしてサイトウは・・・
押し黙ったままであった。
「くそっ、ちくしょう!」
サイトウは立ち上がると、足元に置かれた神姫たちの入ったボックスを右足
で蹴り飛ばそうとし・・・誰かにアシを引っかけられてそのまま前に倒れ、
顔面強打。
「話は聞いていたけど、想像以上にアレなヤツだねぇ、あんたは。」
そこに立つのは、いつの間にか移動してきていたCTaだった。
「おまえ、いったい何者だっ!」
「名乗るほどのものではないが・・・一人の神姫愛好者として、今の行動は
許せないなぁ。」
「お前なんかに、勝たなけりゃならない俺の気持ちがわかるものかっ!!」
サイトウが拳を振り上げた、その時だった。
「ぐふっ!」
人垣を器用に抜け出した久遠がサイトウの前に立ち、手首を使い鳩尾に一撃
をすばやく与えていた。
「・・・さすがの俺も、怒るぞ。」
久遠の滅多に見せることのない怒りに、彼の神姫たちも、CTaも驚いていた。
もだえるサイトウ、見た目に依らずヨワゾウだった模様。。。
と、にわかに店の入り口がざわめいた。 やってきたのは、なんと警察官。
わらわらと数人が入ってくると、ずかずかとサイトウを取り囲み-
「ハロルド=サイトウ。窃盗、器物破損容疑、および恐喝容疑で逮捕する。」
「な、何をするんすかっ! 何の権利があって俺を逮捕す・・・」
抵抗するサイトウだったが、CTaが取りだしたものを見るや否や、固まった。
「証拠もなにも、この娘が全部喋ったよ。 データとしても残っているし。」
CTaが取りだしたのは、騎士子のディサだった。サイトウはがっくりとうな
だれ、2人の警察官に引きずられるように店の外へと出ていった。

突然のことに何が何やらさっぱりの久遠たち、ギャラリー、そして店員。
「・・・俺はどうしたらいいんだ?」
事情が解らない久遠がCTaに聞くと、CTaは大きな声で言った。
「神姫とそのオーナーが、犯罪摘発に一役買ったよっ!!」

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

昼休みを延長し、久遠の様子を見に来たCTaは、入り口付近で偶然、逃げ出
してきたディサを拾い上げた。最初はオーナーとはぐれた神姫かと思い話を
切り出したが、なんとサイトウの神姫・・・。久遠達の話をすると、ディサ
はサイトウに関することをほぼ全て話し、CTaは観戦前に警察へ一旦向かい、
手配をした後に久遠たちの元へ出向いた・・・と言う流れだったようだ。

その後、ディサを始めとした神姫たちの証言と残されたデータから、様々な
サイトウの悪事が噴出した。彼は恐喝ともとれる賭け試合で、他人の神姫を
没収したり、あるいは自分より強い相手の神姫を盗みだし、自ら作ったプロ
グラムでコアに強制プロテクトをかけ、あたかも自分の神姫のように使い、
勝利を収めていったらしい。 ・・・その結果として、機械としてしか見て
いなかった神姫に足を掬われる形となったわけだが。。。
サイトウは全ての罪状を認め、有罪判決を受けることになる。
彼の神姫は没収され、ディサ、ベルタを始めとした盗難あるいは恐喝でとら
れた神姫は、元のオーナーへと無事に帰っていった。また、元から彼のもの
であったアスタとコリンは、過去を償いたいとのことで、リセットの上M町
のセンター店長が引き取ることに。
いずれの神姫も、CTaとMk-Zの手により、プロテクトの解除だの補修がなさ
れて帰っていったことは言うまでもない。。。

その中で、元のオーナーの元へ帰らない選択を自ら選んだ神姫がいた。
元の、リーダーであったストラーフである。
CTaが警察関係者にも働きかけ、なんとか元のオーナーを見つけだすも、彼
はすでに別の神姫と共に新たな生活をしていた。 戦うための神姫ではなく、
子供の遊び相手の神姫を持つ、穏やかな男となって。。。
プロテクトの解除・消去と、修復を終え、CTaと共に元のオーナーに面会に
来たリーダーだったが、彼のその姿に、自らのコアをリセットせざるを得な
かったと伝えるよう頼み、自分は会わないと告げた。 CTaは黙って頷き、
付き添いの警官と共に彼の元へ。十数分後、戻ってきたCTaは、リーダーに
一言だけ告げた。
「お前の幸せを祈っているって。 まるで、一人娘が嫁いでいくときの父親
みたいに泣いてたぞ。」
リーダーは、その言葉だけで充分だった。
      さようなら、私の心のマスター。 そしてありがとう・・・。
かくしてリーダーは、名目上はコアをリセットされた神姫となり、新たな
オーナーの元へ。。。

で、久遠はといえば・・・。
この一件で「神姫と共に犯罪を暴いた男」として一躍時の人に。ワイドショー
に出演したり、雑誌の取材を受けたり。彼の神姫たちも、それぞれの雑誌や
ウェブTVなどにも出演したらしい。。。
が、それもわずか数週で熱も冷め、徐々に他の話題、情報に埋もれていった。
また目立つことを良しとしない久遠は、熱が冷めるとすぐに、マスコミの前
から姿を消して、いつも通りの生活に戻っていった。もちろん彼の神姫たち
も同様に、久遠と何ら変わらない生活に。

  戦うことを忘れ、まったり、のんびり・・・。

  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

あの勝負から1ヶ月が過ぎた。
「みんな用意したかー?」
久遠がバイクスタイルで玄関に立つ。
「はいよー。」
「お待たせしました。」
リゼとシンメイも、バイク対応スタイルで現れた。リゼは、久遠に買っても
らった新しいゴーグルを装着。羨ましそうに観察するシンメイ。
「・・・あー、わかったわかった。 帰りにシンメイにも買ってやるから。」
「べ、別に無理に買って頂かなくても・・・」
「いや、しっぽが反応してるし。」
「あ・・・。」
縦に振るしっぽを指す久遠に、あわててしっぽを押さえるシンメイ。
「ずるーい! にゃーにも買って〜!」
「あらぁ・・・マスター、リゼにだけ買ってあげたんですか?」
遅れてやってきたエルガとイオも、嫉ましそうにリゼのゴーグルを指した。
「あー、もう・・・ わかったよ! どうせ早く出るんだ、先に買ってって
やるよ、みんなの分!」
「ありがとーございます!」
口を揃えて言う3人の横では、困り果てた久遠の顔にリゼが笑い転げていた。

久遠と神姫たちは、ゴーグルを買い求める為にいったんT市に新しくできた
神姫グッズショップへ立ち寄り、改めて向かうは-

   -M町のセンター・・・。

M町のセンターには、イベントがあるのだろうか、ずいぶんと人が集まって
おり、雑誌社やウェブTVの腕章を着けたプレス関係もちらほら。
久遠たちが着くと、そこで待っていたのは、かえでとティナ、そして・・・
「お待ちしておりました。」
かえでの肩の上で手を振るのは、頬にマーキングを持つストラーフ・・・、
そう、元の「リーダー」であった。


 ・・・>続くっ!>・・・












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