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2月14日の武装神姫-03




「ただーいま。 おとなしくしてたかな〜?」
久遠、帰着。 手にする紙袋には、半額売りされていた特大のチョコレート
ケーキが入っている。。。

「おかえりなのー。」
と、出迎えるエルガ。 とりあえず室内の様子を探る久遠。
「? にゃーさん、どうしたの?」
「いや・・・去年のことがあるから・・・」
「にゃーん。 もうにゃーたちだけで作ったりはしないですよ〜。」
「良かった・・・ ってちょい待ち! 今、『にゃーたちだけで』は作らな
かった、って言ったよなぁ?」
「にゃっ!!  い、いってない! 言ってないのっ!」
「なんか隠しているだろう。」
入室拒否しようとするエルガをむんずと掴んで、ずかずかと部屋に入る久遠。
部屋の中で変わった様子はない・・・ 次、キッチン!・・・も異常なし、か
 ・・・いや、異常発見!
「チョコレートと油のニオイがするぞ。」
聴覚と嗅覚には自身のある久遠、聞き耳を立てる。久遠の手の中では、エルガ
が冷や汗ダラダラ。。。
  かたり
「そこだっ!!」
バタン! 戸棚の下の戸を開けると、そこにはシンメイ、イオ、リゼの3人と、
沙羅とヴェルナと・・・メイド姿のCTaが、かなり無理な体勢で収まっていた。
「・・・お前ら、何やってるんだ?」
驚くよりも、まずはそのスタイルに呆れる久遠。
「どこから説明したらいいかなー・・・とりあえずヌシさん、悪いけどCTaの
ねーちゃんを引っぱり出してくれないか? 無理矢理つっこんだら、出せなく
なっちゃった・・・」
珍しく困惑した表情で、かつストレートにお願いするリゼ。 確かに、CTaの
顔色も・・・良くない・・・
「って、呼吸困難になってるじゃないかっ!」
手にしたエルガをほっぽりだし、大慌てでCTaを引きずり出す久遠。だがどの
ように入ったものか、なかなか出てこない・・・

数分後。
「はぁ、はぁ・・・ 死ぬかと思った・・・」
飛びかけていた意識がようやくハッキリしたCTaは、久遠から受け取った麦茶
を飲みながら、
「だから、バレンタインじゃない、今日は。だからちょっとどっきりイベント
をしようと思って、先にあがって作業をしていたわけ。」
等と、経緯を説明していた。
「先回りも何も、俺の部屋にピッキングで入る時点でどうかと思うが。しかも
機械油くさいメイドのままだろ?」
「細かいことは気にしなーい。」
「そういうレベルじゃないって、犯罪だってば。」
「まぁまぁ、あたしとあんたの仲じゃないか。つーことで、はい義理チョコ。」
半ば強引に丸められた気が・・・と苦笑いする久遠に特大のチョコが渡された。
「あとはあんたの神姫たちの本命チョコがあるぞ。 今年はあたしが監修した
から、神姫の脚とかは入ってな・・・」
と言うが否や、イオの酒瓶による一撃がCTaの後頭部に炸裂。声もあげられぬ
程の痛みなのだろうか、その場にうずくまるCTa。 その姿に沙羅がぼそり。
「イオぉ、気持ちは分かるっすけど・・・  あ、すんまそん。。。」
だが、イオの怒りの涙目に謝り小さくなる沙羅。

さらに十数分後。
久遠に冷却パックをもらい後頭部に当てて、イオたちに一言二言告げたところ
で、CTaは仕事の続きがあるとのことで、メイド姿のままで帰っていった。
「はぁ・・・何だったんだ? ったく・・・。」
CTaと沙羅・ヴェルナを送り出し、再び部屋へ振り向くと、目の前にふよふよ
と浮かぶイオ。
「マスター、いつもお疲れさまです。これ、私たちの気持ちです。受け取って
下さい〜!」
と、足下ではシンメイとエルガが、テーブルの上ではリゼが、それぞれにハコ
や包みを用意していた。ちょっと照れたそぶりでリゼが、
「どっきり大作戦は失敗しちゃったけどねー。」
と言うと、シンメイも続けた。
「今年は昨年のようなことがないようにと、CTa姉様が手伝って下さったので
大変に良いモノが出来ましたよ。」

皆からものを受け取り、さっそく開く久遠。昨年のように大きなもはないが、
下手な洋菓子屋よりも手の込んだ「作品」であった。
  リゼは、生チョコ風に仕立てたのハート型。
  イオは、自らの顔をモチーフにした彫り物。
  シンメイは、完全な球形のマーブル柄のチョコ。
  エルガは、にくきゅう型のクランチチョコ。
いずれも食べるのが惜しいくらい。
「あんれまぁ・・・ 本当にお前たちが作ったのか?」
頷く4人。自称、彼女いない歴=年齢な久遠、
「2年連続で、こんな形でチョコもらえるなんて・・・ 俺ぁ嬉しくて・・・」
と、涙を浮かべる。 ふらり立ち上がった久遠は、自室へ入り秘蔵のシングル
モルトを持ってきた。
「嬉しくてたまらない!今日は飲むぞ! つまみはチョコとこのケーキだっ!」
テーブルに、酒瓶とケーキと、神姫たちのチョコが並べられた。
「にゃーん!! そんなに喜んでもらえると、にゃーもうれしいのだ!」
久遠に飛びつくエルガ。 それを引き剥がそうとするシンメイ。
「あっ! マスターの独り占めは許しませんよっ! エルガ、離れなさい!」
片やこちらでは、
「そうだイオ、ナッツ持ってきてよ。 あたしゃ漬け物出すから。」
「そうですねぇ・・・リゼ、漬け物じゃなくて氷の支度をお願い。」
と、飲みモードに突入しているお二人。。。

かくして、久遠と神姫たちの、2月14日の夜は更けていく。。。

  ・ ・ ・ ・ ・ ・

「どれっくらい呑んだんだろう・・・。」
深夜。 テーブルに突っ伏したまま寝てしまった久遠、のどの渇きて目を覚ま
した。 散乱する酒瓶、空き缶。 ケーキの皿は見事に空っぽ。 だが、神姫
たちのチョコは・・・ すべてきれいなまま。 久遠は、勢いで食べることは
しなかったようだ。
「これは・・・ 静かに、ひとりでうれしさを味わいたい時に食べようかな。」
麦茶を飲みながら、ハコや包みに戻し、自室の机の上へ置いた。 と、その時
ふと思い出した久遠は、
「そういや木野羽のやつ、何を作ったんだ? 義理チョコっていうには・・・」
先に渡されたCTaの包みを開けた。
「あいつ・・・。どこが義理チョコなんだよ。 食えないじゃないか、こんな
もの・・・。」
デスクライトで照らし出されたそのチョコには、久遠の神姫たち4人と沙羅・
ヴェルナの顔が実に美しく描かれ、真ん中には小さく「Love for YOU」。。。

久遠はふっと息をつき、イスに腰掛けて笑みを浮かべると、机からミニチュア
ボトルとショットグラスを取りだし・・・ CTaのチョコを目前に置き、それ
を眺めながらグラスを静かに傾けた。


同時刻、東杜田の片隅。
工場に隣接する公園のベンチ。着込んでモコモコになった木野羽は、ポケット
にちいさな2人を入れて、缶ビール片手に3人で夜空を眺めていた。

     届け、ちいさなものに乗せた、あたしの想い-。





      今日は2月14日。 大切な貴方へ、想いを伝える日-。








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