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戦うことを忘れた武装神姫 その14




   ・・・その13の続き・・・


ジャッジマシンが、フィールドの準備が出来たことを知らせる。
「両者、神姫をフィールドにセットして下さい。」
久遠は、狐スタイルのシンメイを静かに置いた。  プラントフィールド、神姫
サイズの工場が次の舞台。相手は、軽装にバックパックのみの兎子。一見すると
普通の「中装備兎子」なのだが。。。
「むむ、あの兎子の装備・・・」
「ええ、本気ですね。 全く無駄がありません。」
ぼそっと呟くように答えるシンメイ。
「おそらく、このフィールド自体にも相当慣れているのでしょう。」
しばしフィールドを眺め、なにやら考えるシンメイ。
「そうだ。マスター、私の背中のハコを、緑の大きいモノに換えていただいても
いいですか? ついでに、ぷちの弐号も載せて下さい。」
と、久遠を見るシンメイの顔は、普段は滅多に見せることのない、ちょっと悪戯
っ娘のにんまり笑顔。
「おっ・・・何かひらめいたな。」
言われたとおりに、緑の箱とぷち弐号を載せる久遠。
「任せて下さい。 おそらく、7分30秒以内には勝てるでしょう。」
「目標を定めるのはいいけれど、無理はしない事。いいね。」
「了解しました。 ・・・ではマスター、許可を願います。モードB・レベル5に
移行してもよろしいですか?」
「本件は重要事象である。 よって、モードB・レベルF+ を、特別に許可する。」
「・・・ありがとうございます。 では、行ってまいります。」
キィン・・・ 甲高い動作音が久遠の耳に入った。閉じられるフィールドから手を
振るシンメイの右目の色が・・・ 濃紺に変わっていた。

「それでは、本日の第3試合・吼凛『シンメイ』VSヴァッフェバニー『コリン』、
試合開始いたします。」
先までとは一転、異様なまでの盛り上がりを見せる店内。コリンに、シンメイに、
声援が飛ぶ。

「Ready-・・・ GO!!!」

ジャッジマシンの声に、両者同時にスタート。 構造物が多いフィールド内を、
互いに隙を狙うように走り回る。時折、兎子のコリンが撃つカロッテP-12の弾音
と、2人の駆け回る足音だけが、静かな工場内に響き渡る。スパイ映画のような
緊迫した様子がモニターに展開され、徐々に静まるギャラリー。
と、シンメイが足下に散らばるチェーンを踏んでしまった。一段高い通路に立つ
立つコリンは、その音により、すぐさまシンメイを発見。
しまった、という表情のシンメイの頬にレーザーサイトの赤い点が光る・・・ 
間一髪、シンメイは何とか弾を避けるも、顔にかすり傷を負う。 転がるように
コンテナの陰へと逃げ込むシンメイ。
  -しばしの静寂-。
「ふっ。。。」
口元ににやりと不気味な笑みを浮かべたコリンは、バックパックからグレネード
ランチャーを取り出し、コンテナへ向けて・・・ ガス弾を何発も発射。
猛烈な煙が、フィールドを覆う。 排気しきれずに、シールドの隙間からガスが
外へ漏れだし、近場にいるギャラリーもむせ返るほどのガス。

『いいぞ! そこで一気に決めるんだっ!』
スコープを下ろしガスマスクを装着したコリンは、P-90を模したと思しきオリ
ジナルのハンドガンを手に、通路から飛び降りコンテナ裏へと廻った・・・が。
「い、いない?!」
そこに、シンメイの姿はなかった。
「けほ・・・な・・・なんですかっ! 私はゴキブリですかっ?!」
振り返ると、そこには目薬ぽちぽち差しているシンメイが。
「な・・・なぜあれだけのガスを浴びても動けるんだっ!!」
驚くコリン。モニター席のサイトウもまた、驚きを隠せずにいた。

「あぁ、良かった・・・ どうなることかと思いました。」
イオがシンメイの無事に、ほっと胸をなで下ろす。
「ガス絡みは、あいつは相当抵抗力あると思うよ。」
シンメイを信頼しきっている久遠は、コーヒー片手にのんびり観戦。
「何しろウチに来た頃、しょっちゅう殺虫剤で自爆していたからね。」
「シンメイはね、バ○サンで炊きあげられたこともあるんだよー。」
久遠に、エルガも付け加えた。
「へー、そうなんだ・・・。 あのシンメイがねぇ・・・。 くすっ!」
妙ににやにやするリゼ。いつも小言を言われているからだろうか・・・ と。
『皆さん・・・ 通信入ったままですよ・・・ けほっ・・・ あ、あとで、
覚えておいて下さいね・・・ 特にマスター。』
怒りの四つ角が見えそうな押し殺した声に、久遠のモニター席はちょっとだけ
空気が凍り付いた。。。

『・・・ん? おい、何をぼーっとしている! 相手は止まっているぞ!!』
サイトウの声が、コリンに届く。
「い、イエス、マスター!」
サイトウの叱責にP-90を構えるコリン・・・と、何かによって銃がはじかれた。
「・・・遅いですよ。」
見れば、スパナ(神姫サイズ)を数本手にしたシンメイが不気味な笑みを浮かべ
ている。 コリンはP-90を諦め、A4W改を取り出しすぐさまぶっ放す。
だがシンメイは、まるで先を読むかの動きで鮮やかに弾をかわす。
「いいですよ、弐号。 ・・・同期もばっちりですね。」
ぷちの弐号、シンメイが狐型ヘッドユニットを作った際、センサー類のさらなる
感度向上を図るため、CTaに頼んでセンサーユニットとしての機能に特化させた
ぷち。。。 フィールドに慣れているであろう相手との差を補うために、弐号を
選択したシンメイの読みが、見事に的中したのである。

再びフィールドは、刑事ドラマのクライマックスばりの様相を呈していた。
コリンはA4Wを手に、所狭しと逃げ回るシンメイを追いかける。 シンメイも、
今度はぷち弐号の力を借りていることもあろうか、背負った緑の工具箱から取り
出したスパナやレンチで反撃をする。しかし、コリンも相当の手練れ、ひとつと
して当たるものは無く、工具はどこかへと消え、金属の当たる音が響くだけ。。。
「あと・・・3箇所・・・。 残りは4分15秒・・・いけるっ!」
ぼそっと呟くシンメイ、取り出したるは、射出可能な特殊インパクトレンチ。
再び高い位置の通路へと登ったコリンを狙い、コマを3個発射。
「はっ、どこを狙っているのか?」
余裕の表情で飛んできたコマを避けたコリン。
「狙っていたのは貴方ではありません。 ・・・2、1、0! さぁ、お祭りの時間ですっ!!」
シンメイが叫んだ。すると。
「うっ、何だっ?! 何が起きたんだっ!」
コリンの足下の通路が傾いた。 慌てて飛び降りると・・・今度は両サイドから
鉄骨が襲いかかる。 突然の事態に、状況が読めないコリンは、マスターである
サイトウに助けを求めた。
『マスター!! 指示をお願いします!!』
コリンの呼びかけに、サイトウは返事をしなかった。いや、できなかった。神姫
が、自ら判断し、フィールドを崩壊させて攻撃を仕掛けるなどとは、夢にも思わ
なかったからだ。
鉄骨を避け、反射的に後ろへ下がると、クレーンのワイヤーが緩みフックが落下。
崩れた鉄骨の隙間をスライディングの形で抜け出し、ドミノ倒しになる厚板材を
蹴り飛ばす。
『マスター! はやく!!  指示を!!!』
しかも、計算し尽くされた、見事なまでのトラップ・・・。 神姫に、所詮機械
人形である神姫に、こんなことができる訳がない。。。   サイトウは、半ば
パニックになっていた。
返事の無いマスターに見切りをつけ、コリンは全体がトラップと化した建物から
の自力脱出を試みる。休む間もなく襲いかかるトラップの数々、床を波のように
流れ来るパイプを飛び越え、降り注ぐ煤をかいくぐり・・・
最後に、台座が緩んで転がり出した大型変圧器に、フィールドの隅へ追いつめら
れてしまった。

「おー、さすが工具とトラップの天才だなー。」
美しいまでの崩壊の連鎖を、モニターでじっくり鑑賞する久遠たち。ギャラリー
にもどよめきが起こる。
 ・・・シンメイは、コリンを狙っていたわけではなく、トラップを構築するため
に、各所に工具を当てていたのである。もちろん投げた工具は、駆け回りながら
くまなく回収済み。

追いつめられたコリンが振り返ると、ざっくりとフォークが足下に突き刺さる。
シンメイの得意技、「最後のリンゴは、私が頂きます」が決まった。
「くっ・・・!」
硬直するコリン。直後、背後に気配を感じ、続いて首筋に冷たい感触が。
「・・・。」
「・・・。」
変圧器のノイズに紛れ、勘づかれることなくコリンの背後へと回ったシンメイが、
首筋にナイフを突き立てる。そのナイフは、コリンが装備していたものだった。
「私は、神姫を治すことのできる技術をもった機体です。・・・賢明な貴方なら、
この言葉が何を意味するか、おわかりになりますね?」
シンメイが静かに言った。 その言葉に、コリンは手にした銃を捨てた。
「・・・神姫の息の根の止め方も知っている、と言うことね。」
コリンは両手をあげて、ギブアップをジャッジマシンに示す。

「コリン、ギブアップ! 勝者、吼凛・シンメイ!!!」

相手を一切傷つけることない、美しい勝利。
予想外の展開に、店内は、ネット上は、大いに盛り上がった。。。


 ・・・>続くっ!>・・・











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