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戦うことを忘れた武装神姫 その11




   ・・・その10の続き・・・


「『おめざめはおたま』、かぁ。。。ありゃ俺でも痛いし。神姫だったら下手すりゃ致命傷になるぞ。」
苦笑いをしながら、イオを肩に乗せてフィールドに歩み寄る久遠。
「・・・そういえば、ヌシさんが朝起きないときはエルガがいっつもアレをやってたっけ。 あの間合いと速度は・・・流石だわ。」
「ええ、その後毎回のたくってましたよね、マスター・・・。」
モニタ席に残ったリゼとシンメイが、フィールド上で誇らしげにおたまを
かざすエルガを見ながら言っていた。 シールドが解除され、エルガは久遠の姿に気づいた。
「おー、よしよし。良くやったぞー。えらいえらい。」
「にゃーさーん! たっだいま〜! 勝ったよー!」
久遠に飛びつくエルガ。だが、右手のヤンチャオを装備したままだった為、ヤンチャオが久遠の腕にざっくり刺さる。
「あ・・・。ごめんにゃさ〜い。。。」
「痛いけど、この勝利に免じて無罪放免である、ってね。いやぁ、お見事。まさか台所のフィールドがあるとは。やりやすかったろ?」
「うん! それに、おうちのよりきれいだったから、走りやすかったの。でもね、隠れるところが少なかったからちょっと大変だったかにゃー。」
「エルガ・・・それは大きな声で言うところじゃないよ、俺の部屋が散らかっていることを暴露している以外の何物でもないんだから・・・。」
周囲のギャラリーからは笑い声も聞こえる。

妙に和やかな久遠サイドの反対側では、まだ目を覚まさないアスタを乱暴にストックボックスへ放り込むと、サイトウは無言のまま次の対戦に使用する神姫の装備を選んでいた。その雰囲気に、彼の応援団もだんまり。。。

「ネクストフィールド、準備完了しました。」
ジャッジマシンが告げた。今度のフィールドは・・・ RPG・ダンジョンスタイル。
「あらぁ・・・かわいらしい舞台ですねぇ。」
久遠の肩の上に乗ったイオが、フィールド上に構築されたちょっと不気味な、地下神殿遺跡の様子を見ていった。
「か、かわいらしいのか?」
「えー?そう思いませんか?」
首を横に振る久遠とエルガ。
「まぁいいや。えっと、次はイオが行くんでいいのかな?」
「はい〜。どこまで出来るかはわかりませんが・・・ よいしょっと。」
フィールド上に降り立ち、久遠から装備の入った袋を受け取ると、ちょいちょいと装備を調える。
「にゃー、イオぉ、かっこいいよぉ!!」
装備を終えたイオの姿に、エルガが目を輝かせる。
「え・・・そうですか?」
ちょっと恥ずかしそうにするイオの姿に、ギャラリーも集まる。基本は白子装備・・・なのだが、翼がちょっと独特の形状になっている。
そして補助翼の代わりなのだろうか、ツガルの装備を真っ白にリペイントしたものを適宜追加。 そして翼には、ブースターではなく埋め込み型のジェットエンジンタイプの推進器。ツガル装備も翼+ジェットエンジンも、CTaから(久遠が知らぬ間に)もらった、とのこと。
「はいはい、すみません。写真はあとでお願いします。 時間押しちゃうんで・・・」
珍しい姿に写真を撮ろうと集まったギャラリーをかき分け、フィールドにイオをセットした久遠。反対側では、待たされて、より不機嫌さが増した顔付きのサイトウが、フィールドに合わせたのであろうか、「あの」騎士子をセットしていた。

「それじゃ、いってきまーす。」
手を振るイオに久遠とエルガもまた手を振って応える。
フィールドバリアがおろされ、第二試合が始まる。

「第2試合、アーンヴァル『イオ』 VS サイフォス『ディサ』、試合開始いたします。」
そして、再びの静寂-。 
「Ready- ・・・GO!」

『行け!あの装備なら動きは鈍いはずだ!』
サイトウに命じられ、ジャッジが言い終わるか終わらないか、フライングとも思える速攻のサイフォス・ディサ。
「とああぁぁあぁ!!!」
デファンスを構え、重武装に身を固めたディサだが、その重量をものともしない速さでイオに迫る。 だが、イオは・・・
「・・・おかしいですねぇ・・・。エンジンに火がつきません・・・」
グリグリと推進器のダイヤルだのスイッチだのをいじる。その様子を確認したディサは、一撃で勝負を決めようと、狙いを定め・・・。
「あ、忘れてました、安全装置。 えっと、たしk・・・きゃーーー!!」
安全装置を解除した途端、左の推進器のみが全開に。反時計回り方向に、もんどりうつ形で転がっていくイオ。
「な・・・っ!」
結果として、ディサの突撃をかわすことになる。イオは転がって、神殿の柱にぶちあたってようやく止まった。
「もう、CTa姉様の作るものはいっつも何か抜けているんだから・・・。」
と、自らの装備をチェックするイオに再びディサのデファンスが迫る。
「とあぁ!」
「あらまぁ、 補助翼が一個取れてますね。よっと。。。」
さっと、イオは足下に落ちている補助翼を拾おうと頭を下げ、またしてもディサの突きをかわす。

モニターを見ながら顔が引きつっている久遠に、リゼがお茶を持ってきた。
「ヌシさん、大丈夫か?」
「あ、ありがとう、リゼ。。。 イオのやつ、天然なのはわかるけどさ、なにもこんな場でも発揮しなくたっていいだろうに・・・。」
「それがイオなんだってば、ヌシさん。それに、あいつの強運は恐ろしいくらいだし。」
とにこやかに言うリゼだったが、
「フォローになってないよ、強運も怖いかも知れないけど、俺はこの試合を見ている方が怖いよ。」
久遠の目元は、小さく震えていた。

突撃を外されたディサのディファンスは柱に深々と刺さってしまい、抜けなくなっている。 引っこ抜こうとするディサを後目に、イオは補助翼を
装着し、今度はきちんと推進器を作動させた。
『そんなものは捨てろ! まだ武器はあるだろう、馬鹿者!』
サイトウの声にディサはディファンスを捨て、特殊武装の鎖鎌を取り出すと、大きく振りかざし飛び上がったイオめがけて投げつける。だが。
「あらー! 宝箱も置いてあるんですねー! すっごーい!」
フィールドの片隅に設置された宝箱めがけて急降下。 飛んできた鎖鎌の分銅をあっさりと避けてしまう。
「・・・でも中身はダミーですね。」
近づいてよく見れば、あくまでダミーで、ただ光っているだけに過ぎない中身にがっかりのイオ。その後ろから、投げナイフが飛んできた。
「貴様!無視するんじゃない!!!」
「はーい、ごめんなさいねー。 あまりにこのフィールドがかわいらしく出来ていたものですから。」
と、イオが振り返ると、その側をナイフがかすめる。振り返ったことで、やはり「結果として」ナイフを避ける事になってしまった。
「こ、こ、このぉ・・・!!!」
ついにブチ切れたディサ、しかし、繰り出す攻撃をイオはのらりくらりとかわしてしまう。

「・・・。 なんであんなに避けるのが上手いんだ?」
「イオ本人に、『避けている』気が全くない無いからだと思いますよ。」
モニタでその様子を観戦しながら分析をするシンメイ。
「天然の境地を極めた者のみが手に入れられる、ある意味で無我の境地にも通じるものがある・・・ それを会得したのだと思います。」
「この状況見ながら冷静に考えられるお前が羨ましいよ、シンメイ・・・」
冷や汗ダラダラの久遠に、エルガはそっとおしぼりを差し出していた。

『焦るな、ディサ! よく見ろ、相手は接近戦で攻撃する手だてをあまり持っていない! いったん間合いを取って、頭を冷やせ!』
「オーケー、マスター。」
接近戦に移り、膠着状態になりかけた(といっても、避けられているだけなのだが)ところで、ディサは柱の陰へといったん下がった。
ごそごそと陰で得物を用意するディサの姿に、
「じゃぁ、私も・・・そろそろ攻撃をいたしますよ?」
と、イオも対抗して何かの準備にかかろうとした、その時だった。
「くっそぉ、元・在庫のくせに・・・」
ぼそっとつぶやいたディサのその一言に、イオが反応した。
「・・・ディサさん、いま何とおっしゃいました?」
イオの頬が、今までにない引きつり方をしていた。
「白い在庫っていったんだよ、この天然ボケが!」
「い、いま、在庫って言いましたね・・・」
「あぁ、言ったさ。 白い子といえば在庫、一時期は代名詞にもなってたくらいだからな。」

「あっ!!! 馬鹿っ!!! あいつ・・・」
久遠が声をあげた。
「どうした? ・・・あー。ヌシさん、もしかして・・・。」
リゼも、勘づいたようだった。 そしてシンメイも、エルガも。
「にゃー、あの騎士のひと、言っちゃいけないこといっちゃった・・・」
「それも、3回も言っちゃいましたね。。。」
イオに対する唯一のNGワード、それが・・・「在庫」。 以前、何の気なしにCTaが口走って、シャレにならない事態に陥ったことすらある禁断
の単語・・・。 みるみる変わって行くイオのその顔に、モニターを見る久遠と神姫達は、相手のディサが無事であるよう、祈る気持ちへと変わり
つつあった。。。

「在庫・・・在庫じゃない・・・ あたしは・・・
              在庫じゃないもん!!!!!!!!!!」

くわっ!と、イオが顔を上げた。そこには、今までの「のほほん」とした表情が消え失せ、目に一杯の涙を浮かべ語るも恐ろしい程の形相となった、
「鬼」となったイオが浮かんでいた・・・!


 ・・・>続くっ!>・・・









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