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ウサギのナミダ
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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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 清潔だが、殺風景。そして無機質で暗い部屋の中、鈍い作動音が響く。
「(ヤメロ、貴様ラ……!)」
 叫ぶのは、音の中心。煌々と無数のライトが照らす金属の手術台に寝かされた……機械人形。
「(我ヲ……!)」
 だが、その叫びが空気を震わせることは、既に無い。
 そんな悲鳴など最初から存在しないとするように、レーザーメスがナイフでチーズを切るように装甲を切り裂き、精密作業用のメカニカルアームが、その姿を刻一刻と変貌させていく。
「(イッソ殺セ!)」
 其は心で叫ぶ。
 そして叫びを感じ取ったかのように、手術台の傍らで微笑を湛えその光景を見ていた女が、ポツリと呟く。
「死よりも、辛い、生を、汝に」
 直後、伝達系が焼き切れるかのような電圧が機械人形の全身を襲う。
 いや、いっそ焼き切れてしまった方が幸福だったかもしれない。どれほどの苦痛を与えられようとも、狂う事も、死ぬ事も無い。
 何故なら、彼は、彼らは、彼女たちは、そう、作られたのだから。
「(ヤメロ、ヤメロォォォォォォォォォ!!!)」


 【第1話 彼女たちの日常】

「っ!」
 ――飛び起きる、少女。
 その脇で、衣擦れの音がする。
「……何よニクス、何時だと思ってるのよぉ」
 その突然の挙動に反応して、けだるげに身体を起こす、もう1人の少女。
「あ……。うん、ゴメン」
 時刻はまだ午前6時前。まだ朝日の差し込まない薄暗い部屋。
 下手の中は質素だが綺麗に整えられ、淡い暖色の色調でまとめられた家具がどことなく年頃の少女の部屋である事を意識させる、かもしれない。
 その部屋の隅にあるゆったりとしたベッドから跳ね上がるように起きた、ニクスと呼ばれた淡色の髪の少女。
 彼女は動悸を押さえつつ、今度こそゆっくりとした動作で隣に寝ている少女に視線を向ける。
「全く……戦場帰りの朝くらい、ゆっくりしたいじゃない」
 そして傍らの少女は、シーツを巻いて素肌を隠しながら、ゆっくりとニクスの方へ寝がえりをうつ。
「朝から元気ね…・・・。昨日あれだけやったのにねぇ」
「むぅ……」
 彼女がにししと笑うと、今はおろした金髪がベッドの上でサラリと舞う。
「こっちも元気?」
「ひゃっ!? ちょっと、どこ触ってるのっ。んっ」
 しなやかな手がするりと伸びてきて、ニクスの露わな素肌を愛でるるように撫でていく。
「ちょっと……フェリっ」
 張り詰めていたニクスの声に、甘いものが混じる。
「それとも……怖い夢でも、みた?」
「え……」
 先刻までじゃれついていた少女は、それまでの行動とは裏腹に、優しい瞳で彼女をみていた。
「……かもね」
 それが甘えだとわかっていて、ニクスは少し不機嫌に答える。
「あっ」
「……まったく、うちのお姫様は、こんな時だけ甘えんぼなんだから」
 つんと口を拗ねらす暇も無いまま、すらりとした腕がニクスの身体に伸ばされる。
「まぁ、あたしは全く構わないけどね。むしろ普段からこうしてほしいくらいだし?」
 彼女はにししと、何時ものように気の置けない笑みを浮かべる。
 そして驚く間もなく抱き寄せられた胸の中で、ニクスは心が少しだけ軽くなったのを感じていた。
「……ごめん、フェリ」
「あ、また言った。そろそろゴメンは禁止ね」
「あ、うん、ゴメ……」
「……ほんっと、しょうがないお口ね」
 くすりと微笑するフェリス。そして、ほんの少しの悪戯心。
「あ……。ん」
 彼女は指先でニクスの顎をくぃと上げさせると、そのまま唇を重ね合わせる。
 微かな息遣いと空調の作動音だけが部屋に響き、甘く優しい刻が流れていく……

「――今日も大盛況ね」
「まぁ、そういう場所だし」
 やや芝居がかった動作で辺りを見回す妙にツヤツヤしたフェリスと、仏頂面のニクス。
 あれから数刻、身支度を整えた2人は部屋を出て、ブリーフィングルームに足を運んでいた。
 正面に巨大モニターが設置され、多数の椅子が並ぶ大きめの会議室のような部屋の中では、多数の少女達がガヤガヤと賑やかに雑談や任務について語り合っていた。
「おはようございます、飛行隊長。ニクス」
 そんな中、特徴的な空色の長髪をカントリースタイルにした少女が近づいてくる。
「おはよう、サキ」
 そして2人も気さくに朝の挨拶を返す。 
「昨日は指揮を引き継いで貰って悪かったわね。大変だったでしょ副長」
 サキと呼ばれた少女は、猛禽類を連想させる瞳で2人を見やりながら、そのキツさを和らげるような柔和な微笑で応じる。
「いえ、既に制空優勢は確保していたので、問題は無いと。それよりも救援が間に合って良かった」
「まぁね。全くウチのお姫様はお転婆がすぎるわー」
「本当に。幾ら飛行隊のエースとはいえ、少しは手綱を握っていただかないと」
「いやー、優しく握ってるつもりなんだけど、これがするりと逃げちゃう子でねー」
「ちょ、ちょっと2人とも! 朝から人をダシにして!」
 にこやかに笑う2人とは対照的に、仏頂面が更に酷くなるニクス。
「まぁ、追従可能な機体が今のウチには殆ど居ないから。
 瞬発力だけなら幻影が陵駕するけど、アイツ陸戦隊の所属で頭越しに連携は取れないし、そもそも航続距離の問題もあるしねえ」
「もっと潤沢に装備があればいいんですが、全体の装備制限があると我々一般機までは中々……」
「サキはまだ優遇されてる方じゃない。今度キラービークも配備されるんでしょ」
「はい。スティレット純正装備との相性が良かったので正式導入を。次の大規模戦闘には間に合わせる予定で。
 但し扱いに癖があるので部下の機材にはとても回せないかと……」
「カスタム化は諸刃の剣よね。幾ら高性能でも使いこなせなきゃ意味もないし、特殊性が増すと編隊戦闘には不向きになるし……。まぁそれを補う程の技量があればいいんだけど」
「そんな人早々いません」
「ホントよね。まぁだからこそあたし達みたいな傭兵家業が成立するんだけど」
 にししと笑うフェリスと、胃が痛そうなサキ。同じ中間管理職であってもその反応は正反対だった。
「そいや当の幻影は? 確かそろそろ戻ってくるんじゃなかったっけ?」
「はい、確か明日にはオーバーホールを終えて再着任するようです。今度は暫く専属契約を結ぶとか」
「へぇアイツがね、珍しい。新装備分一気に稼ぐつもりかしら」
「いずれにせよ、頼りになる僚友が増えるのは有り難い」
「ホントにね。切り札が増えればアンタへの負担も減るし、無茶もしなくて済むようになるでしょ。仲間を助ける為に無茶をする必要も、ね」
「むぅ……」
 相変わらず膨れっ面の相棒の頬を、ぷにぷにつつく。
 ニクスとしては文句の一つも言いたくなる気分だが、全てを見透かされてるようなこの状況では、
それも出来るわけが無く、甘んじてぷにぷにを受け入れている。
「――あれ、ニクス。その首筋の痣?ですか、修理し忘れ?」
 そんな2人のやり取りをやや生暖かく見ていたサキが、ふと指摘する。
「え、いやそんなはずは。――あ。……あっ!!!」
 首筋を何気なく触っていた当事者が、周囲が思わず振り返るほどの突然素っ頓狂な声を上げる。
「フェリぃ!!!」
「♪~」
 お湯が湧きそうなくらい顔を真っ赤にして隣の犯人に詰め寄るニクス。
 しかしその犯人は目を逸らしてぴーすかとセイレーン型にあるまじき下手糞な口笛など吹いていらっしゃった。
 しかもその2人の反応を見れば、どうしてこうなったかの因果関係は誰の目から見ても白日の下に晒されてしまったようなもの。
「あー……あ、あぁ……――コホン、では、私はこれで」
 これ以上地雷を踏むまいと、そそくさと退散するサキだった。

「――全く、朝からなんて日よ」
「いいじゃん、どうせあたしたちの関係なんてバレバレなんだし」
「うぐ……。それはそうかもしれないけど、もう少し公私の分別ってものを……」
 ニクスは不自然に首筋を隠しながら、部屋の壁側をフェリスとゆっくりと並んで歩く。
「んー……哨戒、護衛、派遣。まぁ、こんなもんかぁ」
 壁には複数のモニターが設置され、その画面内には本日発生している任務、およびその報酬額の一覧がずらりと表示されていた。
「でも今日はフリーの日。個別の募集はあるけど、あたしはパスね。ニクスは?」
 そのモニターにざっと通しながら、フェリスが何気なく呟く。
「……それ言う?」
「アハハ……ゴメン」
 ジト目で恨みがましそうにフェリスを見つめるニクス。実際フェリスが悪い訳ではないのだが、彼女にしてみれば古傷を……いやまだ古くもなってない傷のかさぶたを突かれたような気分になる。
「――まぁ、今日は休暇かな。アルテミスの修理が終わらないとどうにも、ね」
「そうねえ。実際ライトアーマーだけじゃ色々と限界があるし、無理に出撃してまた墜とされたら洒落にならないし」
「本当にね。というか何で修理代があんなに上がってるのよ……最近またレート上がってない?」
「そりゃしょうがないわよ。
 というかあんだけ派手にぶっ壊れたら修理じゃなくて新造でしょ」
「うっ、痛い所を……。でも一応コアは引っこ抜いておいたから完全新造じゃないもん」
「そんな所で見栄張ってどうすんのよ」
 その小学生のような良い訳に、つい呆れるフェリス。
「まぁ、現行の生産ラインが神姫からマシニーカになって以来、みーんなあっちの規格だもの。
 純正品を使いたいなら倉庫の死蔵品を探すか、中古市場を漁るか、それとも共食い整備か……
 あたし達みたいな純正品を使う神姫にとっては痛い話よね」
 フェリスはそう続けながら、やれやれ、と肩をすくめてみせる。
「消耗パーツはまだしも、基礎部品は純正品じゃないと……今更使い慣れた機体を手放すのも、ね」
「ホントにね。特にアンタはゴツいキメラを使ってるから、その苦労は猶更でしょ」
「キメラゆーな。――まぁ、そうなんだけど」
 はぁ、とため息ひとつ。
「あれだけ色々使っていると部品集めだけでも一週間はかかるってマッコウちゃんに言われた。
 更に組みあげてから再調整してテスト飛行してまた調整いれて……」
 これから掛かる時間と手間を1つづつ上げてくうちに、ニクスの気がずーんと気が重くなる。
「アハハ……まぁあたしも手伝うから、そうめげなさんな。
 ちょうどこっちも新型のテストの予定もあるし、気にしなくていいわよ」
 その重い空気を吹き飛ばすように、フェリスは戦友の肩をポンポンと叩く。
「うん、ありがと。
 でも手に馴染むのよね。アレで戦っている時、本当の私になれた気がして……さ」
「本当の……ね」
 ふと何処か、遠くを見ているようなニクス。
「――ま、今日は休暇でしょ休暇!
 神姫もとい辛気臭い官舎にいても腐るだけだし、外出許可取ってぱーっと街に遊びに行きましょ」
「何メタい事言ってるの。それにウチは神姫よりFAGの方が多い」
 そんな2人の前に現れたのは、本来であればこの場に居ない、いや滅多に姿を現さない人物。
「げぇっ、アガサ!」
「此処では銅鑼(ドラ)は鳴りませんよ、飛行隊長」
「珍しいですね。メイド長がフリーの日に来るなんて」
「ええ、今日は所要があってね」
「アンタが居るとロクな事が無さそうなんだけどね……冥途長サマ」
 醒めた瞳のニクスと、心底嫌そうな顔のフェリスの視線の先に居るのは、黒を基調にした凛々しい軍服を纏った桃色の髪の少女。
「――総員、傾聴!」
 凛とした一言で、それまでざわついていた場の雰囲気が一気に引き締まり、一瞬でシンと静まり返る。
「今日から新人が入隊する。仲良くやってくれ……とは言わないが、戦闘時の連携は取れ」
 気を使っているのかいないのか、よくわからない訓示を出すアガサ。
「入れ」
 直後、側面の自動ドアがすっと開いて1人の少女がその姿を表す。
 それは緑がかった空色の髪をショートボブにした、つぶらな瞳の美少女。だがその表情は攣り気味の眉により、柔和さよりも凛々しさ、或は険しさが滲み出ている。
 そして周囲の視線を一点に集める中、紫のボディスーツを纏った少女がコツコツという足音と共に正面モニターの中央部へと歩みを進める。
「――あれって」
 言いながら、自身の記憶領域の他、ネット経由で検索を掛けるニクス。
「FAG(フレームアームズ・ガール)フレズヴェルク型ね。最新鋭じゃない」
 だがニクスが結果に辿り着くより早く、ひゅうという口笛と共にフェリスが呟く。
「知ってるの?」
「まぁね。空戦はあたしの管轄範囲だし、航空タイプの情報は常にチェックいれてるから」
 ふふん、と自慢げに鼻を鳴らすフェリス。
 だがニクスの思考はそこではなく、別の疑問に辿り着く。
「うちの入隊って基本的に月イチだし、それにFAGって基本的にあの女の直轄よね。
 幾ら新型とは言え、特例的に加入してくるなんて随分急な話ね」
「まぁ色々あるんでしょ、色々」
 彼女の疑問に、フェリスは暗に考えたってしょうがないという趣旨の返事を返す。
 2人がひそひそと会話をする中、中央の演壇に立つフレズヴェルク。
 それは軍人のようなきびきびとした動作で中央へと振り向き、口を開く。
「フレズヴェルクだ」
 とても彼女に似合う甘く可憐な声が、美少女がしてはいけない表情から紡ぎ出される。
「「……」」
 広大なブリーフィングルームが、シンと静まり返る。
 それは唖然とした群衆だけでなく、当のフレズヴェルクすら何一つ発しないからだった。
「所属は制空隊。フェリス、貴女の管轄だ」
「……イエス、マム」
 フェリスが返事をすると、それを合図にフレズが彼女へ歩を進め、数歩の距離まで近づく。
「本日08:00を持って第1独立機動連隊に着任する」
 堅苦しい軍人口調と共に鋭い敬礼。
「あ、あぁ宜しく」
 その気迫に圧されて、反射的に敬礼を返す2人。
 そしてフレズが隣のニクスへ敬礼を移行させ、そして固まる。
「――」
「……あの、何か」
 敬礼したまま、ニクスを凝視するフレズヴェルク。
 その吸い込まれそうな瞳に、ニクスは今まで感じたことのない畏怖を覚える。
「貴様、名は」
「え、ニクスですが……」
「――ニクス」
「はい?」
 敬礼を戻し、ニクスの目を見据え真っすぐに歩み寄ってくるフレズヴェルク。
 ぷるんとした唇から吐息が聞こえそうな距離まで近づき、ニクスが怪訝に思った次の瞬間。

「――え?」

 ニクスの頭は、身体との離別を余儀なくされた。








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