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「手間を掛けさせたな、ここが生徒会室だ」
「おー……」

社交辞令としてとりあえず驚きの言葉を言ってみるハヤテ。

『教室と違って引き戸ではなく扉なのだな』
「ああそうだ」

そう言って杏子は扉を開けた、扉の間からもなかなかの内装であることが伺える。

「入っていいぞ」
「お、お邪魔します」

杏子の言う肝心の生徒会室はと言うと、広さは普通の授業をする教室一つ分に加え、となりには小さな給湯室がついていた。
十分な広さであり、生徒会室の水準としては高い方だろう。

「普通生徒会室ってどこかの教室を借りるものだと思ってたんだけど……音楽室とか。
 なんだか、生徒会のために作られたような部屋だね?」
『流石に生徒会室が時計塔の最上階に、と言うことはないようだがな』
「うちの学校は特別なのだよ」

杏子は得意げに言う。
ハヤテはそれに対し、新入生の貴女が誇ることじゃないでしょうと言いたくなったが、やめることにした。

「喉も渇いただろう、桜花、お茶を用意してくれ」
『……はい』

桜花はポケットから出て、給湯室の中へ入って行った。

「……でも、ここって本当に生徒会室なんですか?」
『言うだけならなんとでもなるからな』
「まだ疑うのか? 入り口にも表札があっただろう」
「もう生徒会が出来てる事の証明にはなりませんよ」
「む……しかたあるまい、ならば!」

杏子は生徒会長の机の上にあった書類を力強く手に取る。

「これを、見ろっ!」

そしてその書類を両手でバーンと開くようにハヤテたちに見せた。

「何ですかこの紙?」
「私の生徒会の入会届だ。
 ほら、理事長直々の承認印が捺してあるだろう?」

狸塚という名前の印鑑が捺してあった、どうやら狸塚というのが理事長の名前らしい。

「……本物みたいだ」
『本物なのか?』
「なんだこれまで疑うのか?
 それならば、日常生活でも何も信じられないだろう」

確かにそうかもしれない。

「あぁいやもういいですよ、すみません。
 生徒会は確かに存在するみたいですね」
「ようやく信じてもらえたか」
『しかしお前が生徒会長であることの証明は』
「もういいよここまで来たら」

ハヤテはナギを制止する。
するとそこへちょうど給湯室から、お茶の乗ったお盆がユラユラとハヤテの方へ飛んできた。

『……お取りください』

声色からすると、どうやらお盆の下に桜花がいるようである。

「あっ、ええと、恐れ入ります」

ハヤテはお茶を手に取る、程よい熱さであり掴めないという事はなかった。

『ナギさんも、ヂェリ缶をどうぞ』
『ああ……悪いな』

ヂェリ缶。神姫にとっての嗜好品の1つである。
神姫のエネルギーにもなるため、神姫マスターの必須アイテムでもある。
ナギが密航してくるとは思わなかったためハヤテは今持っていないが。

『睡眠薬でも入ってないだろうな?』
駈杜(かけのもり)高校じゃないんだから……」

そう言いながらハヤテはお茶を飲む。
それを確認するとナギもヂェリ缶を口にした。

「それでどうする? 生徒会に入ってくれる気にはなったか?」
「あ……そっか、そういう話だった」

生徒会の正体について色々探っていた結果、こうなった経緯を忘れてしまったのである。

『どうするのだ?』
「えっと……」

この会長は自分たちを必要としているのだと分かる、ハヤテも断るのも気が引けた。
それに、ハヤテは皆で何かのために活動するというのは嫌いではない。
存在を疑っていた生徒会が実在するとわかった以上、断る理由はあまりなかった。

「やるって言ったら、ナギはどうする?」
『まぁ、ハヤテがやるなら私は止めないさ。
 というか、どうせ私はもう学校には来ないのだから関係ない』

ナギは本当にもう来る気は無いようである。

「……じゃあ、決まりです。
 入会しますよ、生徒会に」

それについて残念に感じつつも、ハヤテは入会を決めた。

「そうか、ありがとう!
 では、面倒かもしれないがこの入会届にサインを頼む、さっきの私のと同じものだ」
「あぁ、はい……」

ハヤテはお茶を飲み終えた湯のみを机の上に置き、渡された入会届に目を通す。
特におかしな記述がない事を確認するとペンを手に取り、それにサインをした。

「それにしても、ナギ型とはな」

その途中、杏子が口を開く。

「少年サンデーの人気漫画、ハヤテのごとく!と武装神姫がタイアップし、
 そのヒロインを神姫として、ゲームの特典として付属させた……だったかな」
「その通りです、知ってたんですね」
「神姫に関する情報については早いつもりだ」

杏子は少々得意気に言う。
自分もハヤテのごとく!に関する情報は全て早く耳にするほうがいいかな、とハヤテは思った。

「察するに、君はハヤテのごとく!が大好きなんだな」
「ええ、子供の頃からずっと読んでます。
 まさか、ナギが神姫になるなんて思ってもみませんでしたけど」

ゲームが届く当日まで知らなかったわけである。

「にしても、確か発売日は先月だろう? いや、月末だからほんの一、二週間前か。
 ということは最新型だな、羨ましいぞ」
『……杏子さんは私では不満ですか?』

机の上に静かに立っていた桜花が口を挟む。

「あぁいや、そう言うことではなくてだな」
『冗談ですよ』

桜花はそう言って静かに微笑む。

『……ハヤテさん、ナギさん、先程は失礼いたしました。
 ハヤテさんと一緒にいるナギさんの姿を見るや否や、杏子さんが難癖をつけて貴方達にバトルを挑めとおっしゃられましたので……』
「あぁ、気にしなくていいよ」
『いや気にするぞ、お前達のせいで帰りが遅くなるじゃないか』
『……そのことについては申し訳ありません、マスターに代わって謝罪します。
 あ……改めて自己紹介をさせていただきます。
 生徒会長の補佐をしております、戦闘機型 飛鳥。
 ……名を、桜花(おうか)と申します』
「戦闘機型か……何か納得できるなぁ」
『どう見てもストライクウィッチーズだしな』
『デザイナーが同じですから……』
「ははは、もう仲良くなってくれて嬉しいぞ」

そう言いながら杏子は何気なく時計を見る。

「……しまった、もう12時半じゃないか」
「えっ、もうそんな時間?」
「あぁ、バトルに意外と時間を取られてしまったようだな……」

そういうと杏子は何かを思いついたような顔をする。

「そうだ鷹峰君、生徒会役員として君に最初の仕事を命じよう」
「え、はい、なんですか?」
「図書室に鍵をかけてきてくれないか? そろそろ閉めなければいけない時間だからな。
 本来ならば4時半頃までは開いているんだが、今日は入学式だから12時半で閉め切りなんだ」

そういえば、図書室が開いてると先生が言っていたような、と思い出す。

「折角だし少しくらいなら中を見て来てもいいぞ?
 色々な本が置いてあるからな、君が気に入るものもあるかもしれない」
「えっ、もうやることになってる?」
「む、ダメか? なら仕方ない……」

杏子は近くにいた桜花に目を向けると……

「桜花、ちょっと飛んで行って鍵だけ閉めてきてくれるか?」
『え……それはかまいませんけど、もし誰かいると困りますよ?
 それに、鍵も事務室に持って行かないと……』
「しかし、私も仕事が……」

杏子と桜花の二人が困っているのを見ると、ハヤテは……

「わかりました、僕が行ってきますよ」
「ん、本当か? 嫌ならば強要はしたくないんだが」
『そうだそうだ、受ける必要はないぞハヤテ。
 また帰りが遅くなるじゃないか』
「でも、そうしたら会長さん達も帰りが遅くなっちゃうよ。
 せっかく役員になったんだし、これも仕事ってことでさ」
『お人好しめ……』

ナギは溜息をつく、この溜息を今日は後何回聞くことになるのだろうか。

「すまないな」
『助かります……』
「いいですから。
 じゃあナギ、行こう」
『え~、私も行くのか?』
「来たくない? じゃあここにいてもいいよ」
『む……』

ナギは杏子と桜花を見る。
そして少し考えた後。

『ハヤテと一緒の方がいい』
「はは……」

ナギがそう言うと、ハヤテはナギを優しく手に取り、制服のポケットの中に入れる。
ナギがポケットの中で過ごしやすい体制になったのを確認すると、行ってきますと言って生徒会室を後にした。






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