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武装神姫のリン
第10.5話「小さな挑戦者」


「藤堂亮輔さんですよね?」
「うん?」
俺はお使いのためにリンと2人でエルゴに向かっていた(茉莉とティアは家でくつろいでいる)のだけど、後ろから急に声をかけられた。

俺が振り返るとそこには中学生ぐらいの少女と見た目は小学生。
それも結構低学年らしい男の子が少女の服のすそを掴んでいる。
そういった2人が立っていた。
「えっと…どこかで会った事あったかな?」
今の所心当たりがないので聞いてみた。
「いえ、これが初めてだと思います。」
少女が応えた。
「じゃ~、なんで俺の名前知ってるのかな?」
「神姫ネットで調べたんです」
「なんでそんなことを?」
「…ほら新。この人でしょ??」
「………うん……」
少年は小さくうなずいた。
「えっと、俺に用があるのはこっちの子なのかな?」
だいたいの予想はついていたけども確認してめいる。
「そうなんです、でも引っ込み思案でなかなか人と面と向かって話せないんです」
「で用ってのは?」
「バトルしてほしいみたいなんです」
「バトルですか?」
リンが俺より先に返答した。
「えっと、私が全てお話しします」

少女。奈津美ちゃんの話を聞くとあの少年、新はTVでやってた俺と燐の試合を見て俺たちにあこがれて神姫を誕生日に買ってもらったらしい。
でいつか俺たちに挑戦したいと思っていたらしいのだが両親の仕事の都合で遠方の地方都市に引っ越すことになったそうだ。

で帰ってくるのがいつになるかは未定なのでネットで情報をいろいろ調べて。
俺たちがエルゴに出没することを知って、引っ越す前に1度手合わせをしてもらって思い出にしたいとのことだった。

もちろん俺たちがそれを拒む理由はない。
なんたって直接会いにきてくれたんだ。しかもファンだなんて言われたら機嫌がよくなるわけで…快く引き受けた。

でエルゴに到着したんだけど…まだ新は頭を俯かせて、たまに上目遣いで俺を見てくる。
「とりあえずバトルの申し込みしてくるから、バーチャルでいいよね?」
こくんとうなずく新を見てから俺は店長に申し込みをする。
「いきなりどうしたんだい? 用意もしないでバトルだなんて」
「えっとですね、俺のというか燐のファンで今度引っ越すことになるから1度お手合わせしてほしいって」
「人気なんだね~ じゃあそろそろ結婚云々もばれて燐ちゃんの二つ名に人妻とか花嫁とか付くのも時間の問題かもね(・ω・)ノ」
「いや、それはちょっと…ていうかそんな二つ名が広がるわけないでしょう!」
「いやいや、案外全国規模になったりしてw」
「もしそうなったら店長が元凶ということえよろしいですか?」
おでこに筋を浮かべつつ笑顔でリンが言う。
無言の圧力というかリンの凄みに押されて店長の体が固まる。
「…ごめん。冗談だよ冗談。」
店長すみません…こうなったリンはおれにも止められないんです。

「まあ気を取り直して、さてっと。
セット完了だよ~相手の子を呼んできてくれるかな?」
「じゃあ呼んできます。 リン。いつもの装備で待機しといてくれ」
「わかりました、マスター」

そうして俺は1階にもどって奈津美ちゃんと新くんを2階に連れて上がった。
そのころには新の緊張もいくらか解けていたみたいだ。
「出番だよ、レン」
そうしてやっと新の神姫が彼の背負ったナップザックから姿を見せる、
と思ったんだけど一向に出てこない。
「レン?」
新がナップザックの中を覗き込むとストラーフタイプの神姫が寝息を立てていた。
そして新がもう1度声をかけようとしたときに目が開いた。
「…新。ぉはようございま……!!!!!!」
一気に目を開くトラーフタイプのレン。そして一気にジャンプして俺の肩に乗った。
「藤堂亮輔さまですね!! はじめまして!!私レンって言います! よろしくお願いしますね!」
そうして俺のほほに軽いキスを…キス…キスゥ!!!!!!!
俺が首を反対方向に向けると背後に黒いオーラだか炎を背負って、さながら鬼の形相なリンが佇んでいる。
「マ・ス・タ・ァ?」
「わかった、ていうかこれはあっちが勝手にやったことだ」
「問答無用です。お詫びとして帰りにケーキ買ってくださいね。もちろんティアと茉莉の分も」
「わかりました(=TェT=)」

そんなこんなで新の緊張も完全に解けたところでレンの準備も整ったらしいのでバトルが開始される。

フィールドに出現するはシルエットもほぼ同じストラーフが2体。
だがレンのセカンドアームには通常のマニピュレーターの代わりにボクシングで使うグローブを被せた握り手がくっ付いている。つまりはボクシング譲りのパンチで敵を撃破するスタイルらしい。

バトルが始まると新は最初のイメージがうそのように元気にレンに指示を出す。
「レン! 動き回るんだ!!」
レンのフットワークは軽快でかつ1足で懐に飛び込んでくる。
小学生、しかも低学年の子供がマスターの神姫としては想像以上に強かった。
だがリンもセカンドリーグでやっと勝てるようになったところ、その努力の量は負けていないはず。

変幻自在のステップとジャンプでレンの後ろを……取った!!
燐のフルストゥ・クレインがレンの足を切り落としてそのまま追撃。
コアを貫いた。
そうして燐の勝利でバトルは終わった。

だが新の目には熱意が宿っていた。
「もう1回お願いします!!」
レンの方もまだまだといった感じだ。
そうして俺たちは何回もバトルを繰り返す。
それでもあと少しといったところまで行ってもレンのパンチが燐にヒットすることは無かった。
そうして15回目のバトル。

さすがに連戦に次ぐ連戦で双方。特にレンの疲労が激しい。
まあ、燐の方もけっこう疲れてるんだけど…
「これで最後だ、そうじゃないと2人とも疲れきっちゃうからな。」
「はい、お願いします!」
そうして最後のバトルが始まる。
さっきまでと同じ。ジグザグステップで距離を詰めて来るレンを燐は障害物を利用した大ジャンプでかわすと共に距離をとる。
今回はあえて燐に回避を優先させた。
レンは息を切らしながら必死に燐についていこうとするが遂に足が縺れてこけてしまった。
「レン!だいじょうぶ?」
新が慌てて声をかける。
「だいじょうぶですよ新。まだいけます!」
「うん、これで最後だから全力を出し切ろう!」
「はい!!!」
立ち上がったレンの速度は今までで一番速く、鋭かった。
次第に燐とレンの距離が縮まっていく。
逃げる燐だったがこっちも疲労が溜まったか、フィールドに転がる小石に足を取られ体勢が崩れる。
「今しかないよ、レン!!」
「はい!!」
レン渾身の踏み込みで迫る。
「燐!! 裂空だ!!」
渾身の1撃になるだろうと判断して、俺も燐の最高の技を宣言する。
レンがまだ踏み込みきらないタイミングでストレートを放つ!だがそれは燐に届かない。
そうして燐はバク転と共にハンドスプリングを行て裂空の体勢へ…
「そこだぁ!!!」
新が叫ぶと同時にレンのグローブが腕のリーチの限界を超えて伸びる。
そして勢いの乗った渾身のストレートが燐の背中を捉え、燐はフィールドの端まで吹っ飛ばされた。




「WINNER レン。」
画面にはレンが勝利者であることを示す表示が。
「…勝った、の?」
新はぽかんと口をあけたまま姉の奈津美に聞く。
「もちろんでしょ? コンピューターはうそはつきません」
「ほんとに……」
バーチャルマシンからレンが飛び出すように新に抱きつく。
「新!やりましたぁ!!!」
俺は気絶しているリンを起こして勝利を喜んでいる2人に近づく。
「おめでとう。2人の勝ちだ。 しかしまいったなぁ、裂空が破られるなんて。」
「本当です、ちゃんと腕のリーチの計算はしてたのに…」
リンもすこし悔しそうに言う。

「どうですか!新の考えた伸びるパンチは?」
レンが誇らしげに聞いてくる。
「ありゃ、避けられん。」
素直に感想を述べた。
「あのタイミングで出されると完敗ですね」
リンもあきらめた様子。

「ああ、しかしアレどうなってるんだ?」
とても気になったので新に聞いてみた。
「えっと、手首の部分にスプリングを仕込んでストッパーをはずすと伸びるようにしたんです。ビックリ箱みたいに」
おれはそこで衝撃を受けた。
ビックリ箱からヒントを得たパンチがリンの最高の技を打ち破ったのだ。
子供の創造力や応用力をあらためて痛感する。
「……まいった!!新。君は絶対に強くなれるよ。俺が保障する」
パァっと花が咲くように笑顔になった新は俺の手を握って
「ありがとうございます!! 引っ越してもがんばります!!」
「さてさて俺たちもがんばらないとな?」
「そうですね」
リンも笑って応えてくれた。

その後は4人でファミレスで食事をして最後のお別れ。
そのときの新とレンの元気いっぱいの笑顔は忘れられないだろう。
なぜなら…セカンド昇格後、サードランカーで燐に勝ったのはあの2人だけなのだから。

未来のライバルの成長を願いつつ、改めてファースト昇格のために自分たちもがんばらないと…そんなことを気付かせてくれた1日。
たまはこんな日もいいかな?と思いつつ俺とリンは家路についた。






一方藤堂家。

「遅~~~い!!」
「ご主人様は何をしてらっしゃるのかしら?」
「……!! まさか、リンちゃんと2人きりでいちゃいちゃしてたり…」
「ただいま~~」
「ティア、亮輔を捕まえてなにをしてたか吐かせるわよ!!」
「了解ですわ、茉莉!!」


この後のことは…話したくない………orz





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