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ゆりりね!

その4 ゅりりね!

※過度な性的描写(女の子x女の子や器具ありなど)が嫌いな人は注意して下さい。
※18才未満の神姫マスターは18才になってから読んでね!



『you lose』
 真っ暗になった少女の視界に映し出されたのは、素っ気ないそんな表示だった。
 you lose。
 あなたの、負けです。



「おかえりなさい、リリィ」
 筐体から戻ってきたリリィを迎えたのは、いつもの百合の優しい言葉。
「うん………負け、ちゃった……」
 けれど対するリリィは、かつてのような残念そうな表情を見せるわけでも、最近のようにどこか期待の色を孕んだ喜びの表情を見せるわけでもない。
 ただ、弱々しく笑うのみ。
「……どうしたの? 元気ないわね」
「そんなこと……ないよ。えへへ……」
 だが、そんな力ない笑顔も、すぐ傍らから掛けられた声に、びくりという身震いと共に凍り付く。
「どうしたの、お姉ちゃん」
「あ……リネ、ちゃん……。……ひぁ……っ!?」
 怯えたようなその声は、ロングヘアの同型機にそっとその手を取られたからだ。まるで穢らわしいものにでも触れられたかのような反応にも、対するリネは表情一つ変える事なく穏やかに微笑んでみせる。
「せっかく銃の練習もしていたのに、残念だったね」
「あら。そんな事してたんだ?」
「あ………ダメ、だよぅ。リネちゃん」
 ようやく絞り出せたのは、彼女にとっては既に的外れとなった抗議の言葉、一つだけ。
「あ、そうだった。マスターには内緒だったんだっけ。……ごめんなさい」
「そうだよ……内緒、なんだから……」
 内緒、なのだ。
 マスターには言えない。言えるわけがない。
 だから、絶対に内緒にしなければならないのだ。
「じゃ、もう今日も遅いし、帰りましょうか」
 伸ばされた手も、いつもの通り。
「はい」
「………うん」
 けれど、楽しいはずの……楽しかったはずのマスターとの時間は、今は彼女にとっては少しも楽しく感じられずにいる。



「リ……リネ、ちゃぁん………」
 コートの胸ポケットに響くのは、くぐもったような甘い声。
『どうしたの? お姉ちゃん』
 耳元に囁きかけるのは、同じポケットに放り込まれた同型機の……妹神姫の優しい声だ。
「こ、れ………。マスターには……見えてないん、だよね……?」
 後ろ抱きにされたリリィのスカートの中には、既に妹神姫の指先が忍び込んでいた。無論、仮想の秘裂もポケットに入った時からリネによって展開させられている。
 既にそれらの権限は、その一切がリネへと奪い取られていた。もはや彼女をいつ嬲り者にするかは、妹の想い一つなのだ。
『人間には仮想データは見えないよ。それはお姉ちゃんの方がよく知っているんじゃないの?』
「う……うん………」
 百合との数え切れないほどの愉しい思い出も、彼女の愛情を受け入れた愛しい日々も、全ては彼女のメモリを暴いたリネの知る所。
 ……いや、神姫としての感覚を知る妹機は、もはや人間である百合よりもはるかにリリィの事を知る存在となっていた。
『そうじゃなかったら……マスターも気付くはずだもんね』
「ひぅ………っ」
 だからこそ、滑らせる指の一つ一つに、甘い声を上げてしまう。
『お姉ちゃんの股間……こんなにトロトロになってるんだもん』
「ひぁあ……あ………っ」
 プラスチックの表層を撫でられただけのはずなのに、リリィの肢体は……そこに張り巡らされたあらゆるセンサー類は、重なる肉襞の最も感じやすい部分を撫でられたのだと認識してしまう。
『……可聴領域の声は出さないで。……マスターに聞こえちゃうよ?』
「どうしたの? 二人とも」
 リネのその言葉にひくりを身を震わせたのと、携帯プレイヤーで音楽を聴いていたらしい百合がポケットを覗き込んできたのは、ほぼ同時。
「な……何でもない、よ………っ」
「はい。寒かったので、お姉ちゃんにちょっと抱きついてて……」
 二人とも百合の趣味でフリルのたっぷり誂えられたドレス姿だし、身体に回された手の先がどこにあるかは、そのフリルにしっかりと覆い隠されている。
 胸ポケットを覗き込んだだけの百合には、確かに妹が姉に甘えてしがみ付いているだけにしか見えないだろう。
「そっかー。いいなぁ……。二人がもうちょっと大きかったら、私も抱きつけるのにね」
「そ……そう、だね………ん、んぅぅぅぅ………っ!!』
 二人との会話のために音を絞っていたのだろう。リリィの相槌に軽く微笑むと、百合は耳元のレシーバーの小さなつまみをわずかにいじり、再び前を向いてしまう。
 どうやら発声領域を切り替えた後半の嬌声は、愛しいマスターには聞かれずに済んだらしい。
『や、やだぁ………っ。リネちゃん、こんな所で、おちんちん………入れちゃ……っ!』
 思わず漏れ出た嬌声は、ふわりとしたドレスを貫いて、仮想データの侵入があったからだ。
 狭いポケットの中、必死にその身をよじってみれば……彼女の電子の瞳には、ドレスを貫通して彼女の仮想秘裂に突き立てられた太い肉棒が映し出されていた。
『いいじゃない。お姉ちゃんもこんなにトロトロになって……本当は欲しかったんでしょ?』
 ぐい、と身を押しつければ、その分だけ座標情報が更新され、リネの肉棒もリリィの中へと押し込まれていく。
『い……いらない…ぃ………。わ、わたしの……ふぁ、ぁああ……っ。おまん、こ……マスターの、だもん……っ。マスター専用、なのぉ………っ』
『だったら、どうしてこの中はこんなに嬉しそうなのかなぁ……?』
 ずるりと中程まで引き抜けば、今この瞬間まで彼女の膣内に入っていたデータには、彼女の快楽の証がまとわりついている。リリィの記憶の中で見た百合の肉棒には、絡みついてはいなかったものだ。
『嬉しそう……じゃない、よぉ……っ。や、やなのに……やなの、にぃ……っ。ふぁ。ああぁ……っ、ぁぅ……っ! ぁ、奥……までぇ………』
 じゅぶり、という音も、仮想世界のそれのはず。
 けれどいくらデータとはいえ、視覚、聴覚、嗅覚に触覚。あらゆるセンサーから入ってくる情報と同列に扱われれば、それは彼女達にとってはまごう事なき現実となる。
『お姉ちゃん、奥まで入れられるの大好きだもんね?』
『そ、それも……っ。マスター、だけぇ………っ。ひぁ、あふぁああぁぁっ!?』
 その上、センサーから流れ込む感度も妹神姫の思うがまま。リリィの方でいくら感度を絞ろうとしても、その調整を行う権限もリネの方が優先順位は上なのだ。
 彼女の思うまま、最大にまで感度を上げられてしまえば、もはやリリィは快楽に翻弄されるだけになってしまう。
『でも、おっぱいはあたしの方がいいんでしょう?』
 そんなリリィの全てをハックしたリネが次に触れてきたのは、リリィのわずかに膨らんだ両の乳房。
『ひぁ……ぁ………。や、だめ、触っちゃや、ぁあ……っ』
 胸を触られるのは、仮想データではない現実だ。
 それがなおのこと、リリィに拒絶の声を上げさせ……同時に、甘い声を混じらせてしまう。
『どうして触ったらダメなのかな?』
『お、おっぱい…も……。マスター、専用……だか、ふぁああああ………っ』
『その割にはこんなに気持ちよさそうな声上げてるけど……? マスターには聞こえないと思うけど、近くに神姫がいたら丸聞こえになっちゃうね』
 今の二人の会話は、人間に聞こえる音の領域より外で行われているが、所詮は音を使った会話である。二人だけで情報を共有している肉棒や秘裂の仮想データとは違い、別の神姫が近くにいれば普通に聞こえてしまうのだ。
 もちろん胸ポケットの中だから、姿を見られる事はないだろうが……。
『やぁあ……。そんなの、だめだよぅ………っ』
 ただでさえ、百合のすぐ傍でこんな事をされているのだ。
 もし百合にこの事が気付かれでもしたら、どうすればいいのか。あまりに想像の外の事過ぎて、リリィにはもはやどうなるかさえ分からずにいる。
『そうね。だったら、どうしておっぱいを触ったらダメなのか……正直に言ってくれたら、触るのやめてあげようかな』
『しょ……正直、にぃ………?』
 言えば良いのか。
 そう言えば、もうこの手は彼女の胸元から離れてくれるのか。
『うん。マスター専用だから、っていう理由じゃないんだよね? ……本当は』
 愛しいマスターの胸ポケットの中。胎内を巨大な肉棒で蹂躙され、心も体も辱められて……思考は既に限界だ。
『う、うぅ………内緒、だよ……?』
『うん。内緒にしてあげる』
 優しく紡がれたリネの甘い言葉に導かれ。
 リリィの唇から漏れたのは、彼女の想いそのままで。
『リ……リネちゃんに………ひぅぅ……っ。ん、揉んで、もらうほうが……きもちい……から…………ぁ』
『そうなんだ? ……こんな風に?』
『ひあぁああ……っ。だめ、だめぇ………っ。そうやってふにふにって、されるの……ぉ………』
 胸を触られているのは現実だ。
 しかし、彼女の中に流れ込んでくる感覚情報は、リネの調整によって大幅に増幅されたもの。
『やだ、ちくび、あるみたいになってる……っ。リネちゃんの指………こりこりって……ひぁああ……っ。や、つままないで……ぇ……!』
『これも仮想の乳首だけど……そんなに気持ちいいの?』
 肉棒も乳首も、その正体はただの座標情報だ。
 しかしそんな単純な仕掛けだからこそ、ドレスを隔ててまさぐられた指先でも、乳首の位置を正確に責め立てる事が出来ていた。
 そしてそれ故に……リリィもあっさりと感じさせられてしまう。
『いい………いい………っ! マスターの指先おちんちん、当たるより……っ。くりくりってされるほうが、すっごく気持ちいいの………っ!』
 百合の指先は、ただ単に触れるだけでしかなかった。けれどリネの指先は、リリィの胸をまさぐるのに相応しい大きさで……十分の一の大きさは、巨大な指の十倍以上の精度と快楽を振りかざし、彼女の胸を十本の指先で蹂躙する。
『じゃあ……』
 そんな胸元の繊細な責め立てから一転、下半身を力任せに突き上げてきたのは、未だ彼女の内と繋がったままになっていた仮想データの塊だ。
『か、はぁ………っ!?』
『……おちんちんはどう?』
『や……も、しないって………言った、ぁ………』
 リリィの声に混じるのは、しゃくりあげるような涙声。涙とよだれで顔中をいちごの甘い匂いでべたべたにしながら、リリィは弱々しくも抗議の声を上げてみせる。
『おっぱいは触らないって言ったけど、おちんちんまで抜かないなんて言ってないよ?』
『ひぁ……ひどい、よぉ……っ。抜いて、ぇ……。おちんちん、抜いてぇ……』
『ふふっ。マスターのポケットの中で、そんな隙間ないってば』
 コートとはいえ、胸ポケットだ。一杯まで腰を引いても、その先端はいまだリリィの膣内にある。
 もちろん仮想データなのだから、抜く事はおろか、存在を消去する事もリネの思い一つなのだが……そんな事までわざわざ教えてやる気にはなれなかった。
『ひぁああ………っ。ん、ぅうぅ……っ』
 胸は触らないと約束した。ならば、堕とすためにはそのぶん腰を動かせば良い。
『おちんちんはどうなのかな? マスターの指先と、どっちが気持ちいい?』
『ぁ。あぁあ…………っ。ぁ………』
『言わないと止めないよ……?』
 根元まで押し込んだタイミングでそう囁きかけてやるが、リリィはイヤイヤと首を振ってみせるだけ。
『じゃあ……正直に言ったら、止めてあげる』
 だが、言い方をほんのわずかに変えてやれば……いつもマスターが口にする言い方に変えてやれば、されるがままになっていた姉神姫はうわごとのように口をぱくぱくと動かし始める。
『ひぁ……ぁ、あ…………リ……ネぇ………』
『もっとはっきり』
 人間よりもはるかに可聴領域の広い神姫といえど、不明瞭な言葉が捉えられるわけではない。そんなリネの命令に、リリィはもはや言われるがままで従ってみせる。
『リネ……ちゃんの、おちんちん………っ!』
 最初のひと声が出れば、後はもう何の躊躇いもない。
『リネちゃんのおちんちんがいいのぉ……っ。マスターのとんとんっていう指よりも、ずんずん突いてくれる方がいいの……気持ちいいのぉっ!』
 マスターの太い指が入ってくる感覚は大好きだった。しかし、十倍の精度で責め立てられる快楽は、もはや別次元と言っても過言ではなかったのだ。
『マスターとあたし、どっちが好き?』
『リネちゃん……っ! リネちゃんがいいのぉ……っ! おちんちん、ずんずんって突いて、おっぱいもくりくりしてくれる、リネちゃんがいいのぉ……っ!』
『じゃ、もっとたくさん突いてあげるね。お姉ちゃん』
『ふぁああああ………っ。ぁあ、おちんちん、おちんちん………っ! ぁ、マスターの、ポケットの中、なのにぃ……っ。リネちゃんのおちんちん、いい……気持ちいいよぉぉ………っ!』
 もはやその言葉に、リリィが抗う事はない。
 いつの間にかまさぐられ、揉みしだかれる胸元にも、今まで以上の甘い声を上げるだけ。
『ん………っ。このまま、中に出しますね……っ』
『うん……うん…………っ。出して、リネちゃんのそれ、気持ちいいの……マスターの指先おちんちんじゃできない、びゅぅってなるの………ぁ、ああぁ……っ。ぁああぁっっっぁあああああああっっ!』
 メモリー全てを白濁で塗り潰されるようなその衝撃に、まだ幼い神姫は、ただただ妹にしか聞こえない声で快楽の叫びを上げる事しか出来ずにいる。



 鍵を開いて、中へと入る。
 扉を開けるのも、玄関の明かりを灯すのも、全て彼女自身の仕事。
「ただいまー」
 八畳一間のワンルーム。けれど……。
「どうしたの? リリィ」
 いつもなら胸ポケットから元気よく飛び出してくる小さな姿は、ポケットの中に留まったまま。
「ふぁああ………ますた、ぁ………」
「もう帰ったけど……今日はおかえりなさいはしてくれないのかしら?」
 そっと手を伸ばして小さな二人を取り出すが、どうやら姉の方は手から飛び降りる力も残っていないらしい。
「あ………」
 崩れ落ちるように玄関に着地し、力の入らないその体を、ゆらりと起き上がらせてみせるだけ。
「お、かえり……なさい………」
 ずるりと何かが身体の表面を滑る感覚を、もはやリリィは感じ取る事も出来ずにいる。
「………リリィ?」
「ふぇ………?」
「その格好……は……?」
 だから、茫然と呟く百合の言葉も、しばらく理解出来ずにいた。
「え…………?」
 思考速度の落ちきった頭で、その表情をようやく理解する。
 自身の身体を見下ろせば、そこにあるのは……。
「え……あ………あ………」
 リボンを解かれたドレスは足元に滑り落ち、露わになっているのは、素体のパターンも失われた裸の身体。そして、何より……。
「え、なんで……おまんこも、気持ちいいお汁も……なん……で……?」
 ぐずぐずに濡れたショーツと……足元に止めどなく流れ落ちる、たっぷりの愛液。
 そこから立ち上るのは……いつもの甘い、いちごの匂い。
「あれだけ気持ちよくなれば、排水口から水くらい漏れるわよ。お姉ちゃん」
「ふぇ…………?」
 神姫の下半身には、体内に入った水を排出するための針先ほどの穴が開けられている。普段は人工筋肉でぴったりと閉じられ、水が漏れる事などありはしないが……。
 けれど次の瞬間に受けた衝撃は、滴る愛液の事など端から吹き飛ぶほどのものだった。
「ポケットの中で話してたのも、それだったのね」
「え………? 何で……マスター……?」
 百合の胸ポケットで上げていた嬌声は、全て人間には聞こえない音だったはず。
 だから、口に出せたのに。
 内緒だから。
 内緒に出来るから………。
「さっきショップで買ったのよ。神姫の高周波会話も聞こえるようになるヘッドセット」
 そう言って軽く叩いてみせたのは、彼女の耳に付けられたレシーバー。音楽用だとばかり思っていたそれが拾っていたのは、音楽プレイヤーの音などではなく……彼女の胸ポケットの中の会話だったのだ。
「ぁ………………」
 そうだ。
 百合がデジタルオーディオで音楽を聴くのは、学校の行き帰りなど、神姫を連れていない時だけだった。リリィが側にいる時は、必ず彼女との会話を優先してくれていた。
 それはちゃんと分かっていたはずなのに……どうして今日は、百合が音楽を聴いていると思ってしまったのか。
「……そっか。リリィは、私よりリネのおちんちんの方がいいんだ?」
「や、ちが………ちがうの……っ」
 目の前の少女が浮かべるのは、いつもと同じ穏やかな笑み。
 しかしリリィにとってその笑みは、あまりに恐ろしいもので……既に浮かんだ涙で歪み、その姿は失われそうになっている。
「わたしが好きなのは、マスターで……マスターのおちんちんで……っ」
「でも、リネのおちんちんの方が好きなんでしょ?」
「ち……ちが……っ!」
 必死に紡ぐ弁解の言葉も、即座にひっくり返される。
 リリィが百合の元で起動して、まだほんの半年ほど。今まで十数年を生きて生きた百合とは、人生の経験値の量が違いすぎた。
「じゃあ、さっきのは嘘だったの? お姉ちゃん」
 それにさらに重なるのは、傍らの妹の言葉。
「私、嘘つきな子は嫌いだなぁ……?」
 追い打ちを掛けるような百合の言葉に、揺らぐのは足元。
「あ………ああぁ………っ」
 心が好きなのは、百合で。
「ぁ……あ、ぁあああああ…………っ」
 でも、身体はリネを求めていて。
「あああああああああああああ………っ!」
 好きでなければいけないのは百合で、しかし好きなのはリネで。でもそれは内緒にしなければいけなかったのに……それを、百合に知られてしまっていて……!
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ…………っ!」






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