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7月15日の午後12時半くらいのこと



7月15日(金)

 季節は、夏。
さんさんと大地に照りつける太陽が、ちょうど真上に差し掛かるかどうかな時間。外と隔てられた部屋の中の温度は、外とは比べ物にならないくらい涼しい。フルパワーで稼働中のエアコンは、ホントに動いているのかわからないくらい、静かに部屋を涼ませてくれている。
 あぁ、科学の力ってすばらしい。

「はろーっ! 今日も素敵に引き込もってるねー!」
「……ノックぐらいしてよ、不法侵入」

 ついでにいうと、チャイムすら聞こえなかった気がする。
 私は今まで体を預けていたベッドに別れを告げ、侵入者を見た。
 普段は背中までかかっている長い髪を、頭の上でまとめてポニーテールにし、さらにはタンクトップにハーフパンツという見事なまでのサマースタイル。それでも、外から来たせいか、額にじっとりと汗をかいている。背中には、ピンクの小振りなバッグ。

「ああ……この暑い夏にその冷たい視線と言葉! たまらない……」
「……変態?」
「冗談よ。やっぱ室内は涼しいわよねー」

 侵入者である友人は、ころころと態度を変える。ホントに変な友人だ。

「今、あたしのこと変な友人とか考えたでしょ?」
「……別に」

 そう言って、私はそっぽを向いた。なんで私の考えたことが分かったんだろう?

「今度はなんで考えたことが分かったんだって考えた」
「……読心術?」
「樹羽(みきは)が分かりやすすぎなのよ。付き合って2年のあたしじゃなくてもわかるわよ」
「…………」

 そんなに顔に出てるだろうか? いや、考えるのはやめよう。それより、別のことが気になる。

「華凛、今日平日だよ?」
「創立記念日」

 それだけ言うと、秋已華凛(あきのみかりん)は勝手に私の隣に腰かけ、バッグを放った。
 つまり、『今日は高校が創立記念日で暇だから、遊びに来た』と言いたいらしい。

「ねぇねぇ、ゲーセン行ってみない? 久しぶりに!」
「……唐突」
「いいじゃん! 行こうよ~」
「というか、私初めて」
「あれ? そうだっけ? ま、いっか。ねぇ、一緒に……」
「But refuse」
「何それ?」
「だが断る」
「あ、そうなんだ。覚えとこ……じゃなくて!」

 いちいち反応がオーバーで面白い友人だ。

「何で!? 楽しいよゲーセン!」
「行かない。あそこは不良の溜り場」
「ぶーぶー、偏見はんた~い! あそこは紳士の社交場なんだよ?」
「変態という名の紳士?」
「いや違うからっ!」

 ホントに華凛は面白い。話していて楽しいから、華凛は付き合いやすい。

「最近、神姫のヴァーチャルバトル用の筐体が入ったんだよ! 興味ない? 神姫」
「ない」
「そうなの? あーあ、今日も樹羽の部屋でごろごろするだけかな~」
「…………」

 私は無言で華凛の後ろに周りこみ、その豊かに育った胸部を鷲掴みにした。

「……ちょいや」
「わひゃっ!」

 衣服を通して、ダイレクトに触感が指に伝わる。
 ……いくら暑いからって、無しはマズイと思うな。

「そんな格好して行ったら、野獣たちのいい的」

 私は手を放し、衣服の入ったクローゼットに手をかけた。このクローゼットを開けるのは何日ぶりだろう?

「だ、だからって、いきなり揉むことないでしょっ! 私だって、いろいろ心の準備が……」

 妙な世界に入って身をくねらせている華凛は放っておき、私は夏物のワンピースに麦わら帽子を取り出した。

「あほなこと言ってないで、ちょっと部屋から出てて」
「ほぇ? なんでまた?」
「着替える」

 私はそれだけ言って、今着ていたパジャマを脱ぎ捨てた。

「え? 行ってくれるの!?」
「このままだと、華凛が家に住み着きそうだから」

 まあ実際のところ、ほんの1ミクロほどの興味はあるからだが。

「あたしは座敷わらし?」
「違うの?」
「違うわよっ!」
「ほら、早く出て」

 私は華凛に背を向けた。いつもなら、このまま華凛はすぐに部屋を出てくれるのだが、今回は違った。

「……?」

 背筋に冷たいものが走る。妙な感覚を覚えた次の瞬間、後ろから華凛がとびかかってきた。僅か――というかおもいっきり鼻息が荒い。

「ふっふっふ~、さっきのお返し♪」

 そう言って指をわきわきさせる華凛。

「な、なにを……」
「そ~れ♪」

 こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこ(以下略)

「ちょっ、あは、あはははははははははっ! だめっ、許しあはははははははははっ!」
「あたしの恨みは深いのよ~♪」

 庭の木には、アブラゼミが呑気に鳴いていたとか、いなかったとか。






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