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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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アスカ・シンカロン03

~親過~


「北斗ちゃん、起きるんだよ~」
「起きなさいよ、北斗!!」

 弥涼姉妹は双子で、その外見は瓜二つ、否―――。
 ―――完全に同一だった。
 起きている時はともかく、眠っていると親でも区別がつかないほどに、彼女達は互いが分身だった。

「えへへ~、あたしはね~、北斗ちゃん好きなんだよ~」
「別に、あたしだって嫌って言ってないでしょ……」

 ただし、その性格は大きく違う。
 静と動。
 陰と陽。
 光と影。
 二人はまるで一つの人格を分け合ったかのように相対し、融和していた。

「北斗ちゃん」
「北斗」

 元々、二人は揃って一つの人格なのだと、いつだったか、理屈っぽい親友が言っていたような気がする。

「起きてってば」

「ああ、分かった。起きるから、起こすな」

 とりあえず上半身を起こすと、うきゃぁ~、とか言う声を残して何かが転がり落ちていった。

「あぁん? なんだぁ?」

 ベッドの下を覗き込めば、そこで目を回している身長15センチの人形。

「あ~、そういえば神姫買ったんだったけ?」

 ひょい、とつまみ上げ、目の前に持ってくる。

「動いたって事は、起動したのか?」
「うにゅぅ~」

 左手でぶら下げたまま、目を回している神姫、飛鳥の頬をツンツン突いてみる。

「おい、起きろよ」
「ん~、あ~。北斗?」
「え?」

 その呼び方に覚えがあって、北斗はその身を強張らせた。

「……なんで」

 いや、それ以前に。
 北斗は、その声に聞き覚えがあった。

「どうしたの?」

 そもそも、オーナー登録もしていない武装神姫がオーナーを愛称で呼ぶ事などありえないと言う事ぐらい、北斗にも分かる。

「お腹痛いの? 食べすぎ? それとも拾い食い?」

 つまり、それは…。

「どういう事だ?」

 北斗の頭ではさっぱり分からなかった。

「おまえ、まさか」

 ただ、一つ。
 死んだ筈の明日香と、この神姫の声が同じ事だけは、はっきりと、分かった。

「…おまえ、まさか。…明日香、なのか?」
「ん~?」

 一瞬、首を傾げる飛鳥。

「ん~、多分そうじゃないかな~って思うんだよ」

 えへへ、と頭を掻く仕草は、もう何処にもいない明日香のそれ。
 それが、今。
 北斗の目の前に居た。

「どうなってるんだ、これ?」

 とりあえず現状確認。

 1.弥涼明日香が自殺して死んだ。
 2.武装神姫、飛鳥を買った。
 3.その飛鳥が明日香だった。

「訳分からんわっ!!」
「あ~、うん。そうだねぇ~」

 うんうんと同意する明日香。

「つーか、確認な。お前は明日香なんだな?」
「うん、そうなんだよ」

 にへら~、と。見ている方まで溶けそうな笑顔を浮かべる神姫。

「なんで、武装神姫になってるんだ?」 
「え? う~ん、……わかんないんだよ」

 首をかしげ、困った顔をする神姫の仕草は、演技や模倣などではありえない、明日香自身のそれだった。

「だいたい、お前。どうして……」

 自殺なんか。
 そう言いかけて、北斗は気付く。

「まて、その前に確認しなきゃ成らない事がある」

 そもそも、この明日香は、『どこ』まで覚えているのか、を。




「えぇ、あたし自殺したの?」

 した事は覚えていなかったらしい。
 尋問開始後3分(早っ)。
 逆に口を滑らした北斗は明日香に、彼女が自殺した事を白状させられていた。

「したんだよ。……なんでそんな事しやがったんだ。俺や夜宵がどんな気持ちだったと……」
「……夜宵、ちゃん?」
「ああ、そうだよ。あいつ平気な振りしているけど、そんな訳ねぇんだ……」

 半身。
 その表現が、この双子に限っては比喩だけでは済まない事を北斗は知っている。

「産まれた時からずーっと一緒に生きてきた姉妹が、突然片方居なくなって平気な訳無いだろう」
「うん。そ~だねぇ」

 よしよしと慰められる北斗。

「……って、何で自殺しやがった張本人に慰められなきゃならんのだ」
「あ~、ごめんね~。すっぱり何にも覚えてないんだよ」
「ったく」

 そう言って北斗は、飛鳥の身体をした明日香を持ち上げる。

「……大体、なんでこんな事になってるんだ?」

 う~ん、と考え込んでみるが、北斗の頭で結論が出るわけも無い。
 元々、頭を使う事は苦手なのだ。

「……こういう時は、っと」

 神姫に詳しい友人。件の理屈っぽい奴の顔を思い浮かべ、携帯を探す。

「…?」

 そして、携帯を置いたテーブルの上に広げられた飛鳥の箱と、墨で書かれた手書きの説明書。

「……まてよ。これってアイツに聞くより、昨日の店の店員に聞いた方が良いんじゃないか?」

 とにかく起きている現象が異常なのだ。
 普通に神姫に詳しい友人より、どう考えても怪しい昨日の骨董屋に聞く方が良い。

「……出かけるぜ、明日香」
「いってらっしゃいなんだよ」
「お前も行くんだよ!!」

 ふえっ? と惚ける明日香をつまみ上げ、北斗は昨日の骨董屋に向かった。


















 地の文とセリフの間に改行入れてみましたが如何でしょうね?
 多少は読みやすいでしょうか?






























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