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第二十話


「おい!アカツキ!!しっかりしろ!!」
アカツキがオーバーヒートで倒れた直後。優一はすぐさまサレンダーボタンを押し、彼女を回収していた。
「拓真!ちょっち荷物を頼む!!」
「あ、おい・・・!!」
異常放熱により、アカツキの身体は燃えるように熱かったが、優一はそんな事と拓真の声にはお構いなしに走り出していた。

――――

バトルオブキングダムを飛び出した優一は、その足でエルゴへと向かっていた。
〈方々のショップを当たってみたがどこもさじを投げている・・・。だが・・・エルゴなら或いは・・・〉
「のわっ!?」
途中、足を縺れさせて転びながらも、彼はその走りを止めることはなかった。

――――

「はっはっはぁ・・・。ひ・・・日暮さん・・・!」
「うぉ!?どうしたんだ優一君、そんなに慌てて!」
走り続けること十数分。優一はようやくエルゴにたどり着いていた。
「実は・・・アカツキが・・・」
「あー、言われなくても、事情はわかった。とりあえず、アカツキちゃんをこちらに」
「はい・・・」
日暮店長は優一の手からアカツキを受け取ると、店の奥で解析を始めた。
――――
数十分後、解析を終えた日暮店長が険しい顔で奥から出てきた。
「全く・・・一体全体どうしてこうなったのか、訳を聞こうか?」
「実は・・・」
優一は事の顛末を話した。
バトルオブキングダムの事、ソフィアとの戦い、そしてトランザム・・・。
「なるほど・・・ね。緊急事態だったとは言え、それは許せる事じゃないな」
「無理を承知でお願いします!もう・・・失いたくは・・・ないんです!!」
「・・・・・・」
深々と頭を下げる優一を見、少しの間眉間にしわを寄せる日暮店長。そして・・・
「わかった。負けたよ。ちょっと待っててもらえるかな?」
その一言で沈黙を破り、彼は店の奥から箱を持ってきた。
一見無地のダンボール箱の様だが、何やら有りそうだ。
「それは・・・?」
「知り合いから譲って貰った、最新鋭の素体だよ。優一君、君は『MMS3rd』を知っているかい?」
「ええ。股関節の可動などに難のあった2ndの改良版ですよね?」
「そう。他にも反応速度や柔軟性など、改良点は実に様々だ。アカツキちゃんのコアをコレに移す」
「でも、オレが聞く限りじゃそのタイプはパーティオとポモックぐらいですよ?いくらなんでも身長が変わったら・・・」
「苦戦は免れない。けど、それを是正するのがこれだ」
そう言ってボール箱の封を切る日暮店長。その中には白い神姫が素体状態で収められていた。
「『アーンヴァルMK-Ⅱ』。新型の規格『MMS3rd』、その通常等身、tallバージョンを使用したモデルだ。これなら、君の開発したスキル、トランザムをどんな環境でも発動できる」
「でも・・・規格が違うんじゃ・・・」
「心配ご無用!俺を誰だと思っている?」
自信たっぷりに胸を叩く日暮店長。
「俺は『見敵必殺のハッカー』、日暮夏彦だ。任しときなって。完成には時間がかかるから、明日にでも取りに来と良いよ」
「判りました。お願いします」


その後、拓真から荷物とシラヌイを受け取った優一は帰り道を歩いていた。
「お姉様・・・大丈夫でしょうか・・・」
心配そうに言葉を発するシラヌイ。自らの目の前で、アカツキが倒れたのだから当然か。
「今は日暮さんの腕と、あいつの精神力を信じるしかない。俺たちに出来ることは、復活したあいつを笑顔で迎えることだ」
「そうですね。クヨクヨはしていられません」
優一の方を向き直るシラヌイ。彼にとって、三度目の『夜明け』が訪れようとしていた。



次の日の正午。優一はシラヌイと共に、アカツキを迎えにエルゴへとやってきた。
「日暮さん、こんちわっす」
「来たね。もう準備は出来ているよ」
日暮店長は優一を奥へと招き入れた。
彼の指し示した作業机の上には、起動準備が整ったパソコンとクレイドルに接続されたアカツキがあった。
優一は日暮店長からコアパーツを受け取り、生まれ変わったアカツキの体にセットする。
『CSC並びに、コアユニットのセットアップ完了を確認。新天使型アーンヴァルMK-Ⅱ、起動します』
機械的な音声の後、起動シークエンスを終えたアカツキが眼を覚ます。
「マスター・・・その・・・ごめんなさい!」
再起動しての第一声が謝罪の言葉。真面目なアカツキらしい展開だ。
「いいんだ。もう過ぎたことだ。また頑張ればいいさ」
「はい・・・。日暮さんも・・・ご迷惑をお掛けしました」
「礼には及ばないよ。あ、そうだ!アカツキちゃん復活のお祝いに、良い物をあげるよ。ちょっと待ってて・・・」
そう言って日暮店長は再びボール箱を奥から持ってきた。
今度はかなり平べったい形状だ。
「アカツキちゃん、開けてみてよ」
言われたとおりにアカツキは箱を空けると中には一挺の大型ライフルが入っていた。
黒光りする銃身はオートマチックだろうか。何故か先端部には『二つの』銃口が見受けられる。
「凝った作りの銃ですね・・・。これは一体?」
「よくぞ聞いてくれました!あるロボットゲーム作品にヒントを得て作り上げた、その名もズバリ“トライデント・ランチャー”」
『待ってました!』と言わんばかりに日暮店長は眼を輝かせ、ノートパソコンにデータを表示させた。
「元々はジェネシス用に作ったんだが、これが中々の曲者でね。結局お蔵入りになっていたんだが・・・。アカツキちゃんになら使いこなせそうだ」
「何から何まで・・・恩に着ます」
「礼には及ばないって。早速バトルで試してみよう!」

――――

『バトルフィールドは市街地。各神姫のオーナーはスタンバイをお願いします』
「試合形式は時間無制限のトレーニングバトル(模擬戦)だ。優一君、軽く肩慣らしするつもりでやってくれて良いよ」
「わかりました。アカツキ、準備はいいな?」
『こちらはOKです。何時でもいけます!』
素体をMMS3rdに交換したため、いつもの武装が使えないのではと優一は思っていたが、日暮店長がついでに調整してくれていたらしく、脚部パーツは問題なく取り付けられていた。
また、左腕には三連装ビームガン付き複合バックラー、背中のリアウィングは従来の戦闘機然としたそれとは異なり、若干ウェスペリオーの意匠が盛り込まれたそれにバーニアスラスターを合わせたものを新たに装備している。
『バトルロンド、セットアップ。レディ・・・GO!!』
ジャッジAIが試合開始の合図を出し、アカツキは戦場へと舞い降りる。
「どこかで見た事あるなと思ったら・・・まるで何処ぞの白騎士だな・・・」

――――

スラスターを全開にして市街地の上空を飛び回るアカツキ。
「すごい・・・速度も運動性も、今までと段違い・・・」
不意に、下方から銃撃が加えられる。
アカツキが見ると、ビルの屋上に機銃を搭載したドローンがあった。
《アレがターゲットか・・・。よし、アカツキ。戦闘開始だ!》
「マスター!!」
《どうした!?》
「これの使い方がわかりません!!」
《ズコー!!》
大真面目に「操作がわからない」とアカツキに言われ、座席の上でズッコケる優一。
《ああ、ちょっと待ってろ。今マニュアルを送るから・・・》
優一から送られてきたマニュアルに目を通し、機構を確認するアカツキ。
「ふむふむ・・・。なるほど・・・」
彼女はスラスターを噴かして距離を取り、トライデント・ランチャーを構えた。
「モードセレクト、Bモード!!」
引き金が引かれ、上の銃口が火を噴いた。
放たれた銃弾は寸分の狂いもなく命中し、ドローンを沈黙させる。
「凄いです・・・。実体弾でここまでの威力があるなんて!」
《驚くのはまだこれからさ。アカツキちゃん、次はEモードを選択してみてくれ》
日暮店長に言われたとおり、Eモードに切り替え、再び引き金を引くアカツキ。
すると、今度は下の銃口から尾の長いレーザーが吐き出され、婉曲して的に命中した。
「これって、ホーミングレーザーですよね!?凄いです!!」
《喜んでもらえて何よりだよ。最後のXモードは言うなれば切り札だ。ここぞと言うときにぶっ放してくれ》
「あの・・・撃っても良いですか?」
《俺は別に構わないけど、優一君は?》
《異存有りません。アカツキ、トランザム起動!Xモード使用認可!!》
「了解です!トランザム発動!!モードセレクト、Xモード!!」
トランザムを発動させたアカツキはグリップ付近のセレクターを『X』に合わせる。
すると、突起物を中心にトライデントの銃身が上下に開き、その間にエネルギーがチャージされ始めた。
「ディスチャージ!!」
そして、放たれたビームはエネルギーの奔流となり、中央のビルに大穴を穿つ。
「マスター・・・」
《何だ?》
「これは実戦ではそうそう撃てないですね・・・」
《だな・・・・・・》
『もはや白騎士を通り越して某局の白い悪魔だ』。そう思ってしまう優一であった。








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