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えむえむえす ~My marriage story~

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えむえむえす ~My marriage story~

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引きこもりと神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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ホワイトファング・ハウリングソウル
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第壱拾弐話


深い霧が立ちこめる沼地、そこを二つの影が疾走する。
一つは盛大に水しぶきを上げながらホバーで、もう一つは静かに自らの足を使っている。
不意にホバーで滑走している方の影が砲撃する。
射出された砲弾が周囲の霧をなぎ払った。その瞬間、二つの影の正体が現れる。
片方は左手にリニアカノンを持ったコウモリ型のウェスペリオー、もう片方は右手に刃がチェーンソー状の日本刀・廻転刃刀を握った忍者型のフブキだった。
ウェスペリオーが再びリニアカノンを撃ってくる。
フブキはそれを左腕の手っ甲で受け流し、そのままスティレットを投擲する。
カノンの砲身にスティレットが突き刺さり、爆発。それによってウェスペリオーは左腕ごと武器を失った。
ふと、フブキが口を開く。
「もう勝負は付きました。これ以上は無用です」
「くっ、知れたことを。このまま降参?ふんっ、冗談じゃ無いね」
降伏を迫られ、反論するウェスペリオー、どうやらご立腹の様子。
「解りました・・・。なら、これで決めます!」
フブキが廻転刃刀を逆手に持ち替え、ウェスペリオー目掛けて一直線に突撃してくる。
「正面からなんて!!」
しかし、ウェスペリオーは右手に持ったショットガンで反撃してくる。
撃ち出された無数のベアリング弾がフブキに命中する。
「ザマぁ見やがれ!!蜂の巣だ!!」
「あと0コンマ3秒早く発砲していれば・・・、ですけど」
「なんだとぉおおお!?」
いきなり背後から斬りつけられ、ウェスペリオーはポリゴンの塊となって消滅した。
ショットガンを撃たれた時に瞬間的に地面を蹴って、残像現象を起こしたのだ。
『バトルオーバー。Winner、シラヌイ』
周囲の霧が晴れて、勝利したフブキタイプ・シラヌイの姿が明らかになる。
鬼の角を模してデザインされたバイザーを頭に着け、胴体には最小限の範囲で装甲を施した防具を装着している。
脚部には外装式スラスターを装備しているが、速度重視のアカツキのそれとは対照的に軽快性を重んじている。両腕には攻撃を防ぐために手っ甲を装備している。
全て優一のお手製だ。これらのデータが企業に送られ、シラヌイの量産型の武装となる。
《お疲れさん、だいぶ様に成ってきたぞ。この調子で精進しろよ》
「わかりました」
シラヌイのテストを依頼されて早一週間、装備も完成し、順調に進んでいた。
「さてと、シラヌイの10勝記念だ。何でも好きな奴を買ってやるぞ」
「あ、ありがとうございます・・・」
「あー!!マスターずるいですよー!」
「お前は大絶賛5連敗中だろう!次負けたら装備をグレードダウンさせるからな!!」
「そんな殺生なー!」
優一のご褒美宣言に不満を言うアカツキ。その一方でシラヌイは何やらセンター内のショップを物色している。
「えっと、その・・・、ご主人様。これが欲しいです・・・」
「どれどれ?「タイガーピアス」・・・。お値段は一、十、ひゃくせん・・・!?下手なフルセットモデルより高いよこれ!けど・・・、スペックもその分すごいな・・・。バルムンクの切れ味&取り回し+クレイモアの威力=これか・・・」
シラヌイが抱えてきた「EXアームズシリーズ」の最高峰とも言える「タイガーピアス」の値段を見、自分の財布をのぞき込む優一。
中には・・・諭吉が三人と英世が二人、辛うじて買える金額はある。
「わかった、それが良いんだな?」
「はい」
(トホホ、今日の晩飯のグレード、下げるしか無いな)
「マスター、顔色が悪いようですけど・・・」
「ああ、気にしないでくれ」
沈鬱が顔に浮かびかけたが、アカツキの手前、心配させる訳にもいかない。優一は咄嗟に取り繕った。
「あー、黒崎 優一さんですね?」
「そうですけど・・・、何か?」
不意に、白いスーツ姿の男が話しかけてきた。
「先日はうちの若い衆の神姫が世話になったようで、ちょいと顔貸してはくれないかな、ん?」
そう言いながら男はスーツの内ポケットから一枚のスナップ写真を取り出した。
リアルバトルの予備カメラだろうか、画質はかなり悪いが、そこに立っているのが神姫であることがすぐに判る。
「失礼ですが、何のことですか?身に覚えがありません」
「惚けてもらっちゃ困るよ。うちの主戦力の6割もやったんだから」
「だから、何度も言うようですが・・・」
「そう来るだろうと思って、もう一枚持ってきたんだ。まあ見てくれよ」
男が懐からもう一枚の写真を撮りだした。
先ほどのスナップ写真を画像処理した物だろうか、そこには黒いアーンヴァル・トランシェ2が写っていた。
「その神姫の名前を聞いたら「アカツキだ」って名乗って、対峙した神姫をズドン!後はこの写真の通りだ。泣く子も黙る「ブラッドファントム」としては、このまま引き下がるわけには行かないからな」
男が言ってきた「ブラッドファントム」の名を聞き、優一は全身に緊張を走らせる。
「泣く子も黙る」と言うキャッチコピーも陳腐だが、それが虚仮威しでは無いことが裏社会で知れ渡っている集団だ。
「そこでだ、俺たちはアンタにチャンスをやろうと思う」
「チャンスって・・・」
「今から二時間後、俺とアンタを含めた12体の神姫で乱入歓迎のバトルロワイヤルをしてもらう。手持ちは何体でも可。それで俺を倒して優勝したら、アンタの無実を信じよう。ただし、敗退したり、俺に勝たずに優勝したら覚悟しておくことだな。」
「判った、二時間後だな。仕掛けてきたからには逃げるなよ」

「マスター、どうして受けたんですか!?」
スーツ男(以降、こう呼ぶことに)が去ってから十分後、神姫センター内の休憩スペースで優一が作戦を練っていると、アカツキが食いついてきた。
「どうしてって、単純に腹が立ったから、かな?」
「腹が立ったからって・・・」
「それにな、俺はお前がそんな事をするわけ無いと思っている。この戦いはそれを証明するための戦いだ。今までに無い厳しい戦いになると思うが、二人とも気を引き締めて行けよ」
「「はい!」」

『バトルフィールドは衛星軌道、各神姫のオーナーはスタンバイをお願いします』
衛星軌道、ここ最近バトルフィールドとして登場し始めたステージである。
宇宙が舞台になるフィールドはこれまでも合ったが、殆どが月面等で重力が軽い以外の特徴は無かった。
しかし、コレは完全な無重力、早い話が某機動戦士モノの気分が味わえる。さらに、ジェット推進を前提としたフロートユニット等は殆ど速度が出なくなってしまうため、カスタマイズの腕が現れるフィールドでもある。
アカツキの装備はもはやお馴染みのリアウィングとシールド、ビームライフル。一方のシラヌイは無重力空間専用のブースターパックを装備している。それ以外は信頼性の高い廻転刃刀と速射砲の組み合わせだ。
『ハッチオープン、システムオールグリーン、進路クリアー、発進どうぞ』
「アカツキ・トランシェ2、行きます!!」
「シラヌイブースト付き、出ます!」
宙域系フィールドの演出である母艦から、アカツキとシラヌイはカタパルトで宇宙へ飛び立った。
『バトルロンド、セットアップ。レディ・・・GO!!』
全ての神姫の発進と同時に試合開始をジャッジAIが宣言する。
アカツキ達の視界に障害物の人工衛星と残り10体の相手の神姫が入る。
この戦いが絶望的なものに成ろうとは、このときはアカツキとシラヌイは勿論、優一も知る由も無かった。






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