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鋼の心 ~Eisen Herz~


第30話:フロントミッション2nd




 アルアクラン。
 グループK2が開発した最初期段階の試作型武装神姫。
 試作機中最大の大きさを誇り、ストラーフ以上のパワーと装甲、アーンヴァル以上の火力を併せ持つ限界性能試験型。
 後に、神姫事業に参入したUnion Steel社に譲渡され、ティグリース、ウィトゥルースの原型ともなったMMSである。

 最大の特徴であるフロートユニットによるホバー滑走は、当時のK2においては未完成で終わっているが、Union Steelの技術スタッフの手で完成。同社の神姫、ウィトゥルースの、特徴的な駆動系として勇名を馳せている。
 更に同社は、発展系として上半身を浮遊させることでバランス制御の補助と軽量化を両立し、真鬼王と呼ばれる重戦闘形態への変形を可能とした。

 これらの技術の成立に、Union Steel社の先鋭的な高い技術力を欠かすことは出来ないが、その発想の根源となっているシステムの構想は旧K2時代に完成を見ているものである。
 何れにせよアルアクランは、例え完成を見たとしても市場に出回ることが無かったのは自明だろう。
 その戦闘力は、控えめに見積もっても真鬼王2体分を上回る筈であり、他の神姫とのパワーバランスが確実に崩壊するのがその理由となる。
 もちろん、開発当事にアルアクランが完成していた場合、その技術のフィードバックによりアーンヴァルを始めとする各神姫も相応の強化を見たことは疑う余地も無い。
 その場合、神姫事業全体が今より一段上のスタートラインを持ったであろう。



 神姫年鑑2037。
 「歴史に埋もれた幻の神姫」より抜粋


「…………」
 颶風(ぐふう)を伴う豪刃が唸り、カトレアの眼前を掠める。
 巻き込まれれば装甲の脆弱なフランカーなどひとたまりもあるまい。
「……チッ!!」
 続く左腕の一閃をサイドステップで交わし、距離を維持。
 触れれば即死も充分にありうる鋏腕の影響圏に留まり続けた。
「……なんて厄介!!」
 離れれば致命的な威力の粒子ビーム砲が、中距離では2門の速射砲の弾幕が、それぞれに襲い掛かってくる。
 フレキシブルアームの先端に搭載された2種類の砲は、その自由度の高さから死角のない射撃を可能としていた。
 だがしかし、近距離は近距離で、振り回される両腕の鋏と言う脅威がある。
 挟まれ、捕まるのは論外。
 かと言って、薙ぎの一撃でも容易に神姫のボディを粉砕しかねない威力。
 レイブレードで鋏を斬ろうにも、表面にはご丁寧に帯磁処理が施されており、一刀両断と言う訳にはいかない。
 勿論、高出力のレイブレードならば、押し付ける事で叩き切る事も可能だろうが。よほどの隙を作らぬ限り、同時にこちらのボディも両断されるのは目に見えている。
 仕方無しに、2体掛かりで前後から強襲し、先に背面のフレキシブルアームを破壊する作戦を取ったのだが、6本脚に支えられたボディは振り回される豪腕にも体勢を崩す事がなく、隙は見出せないで居た。
「っ!! 残り時間は!?」
「……20秒」
「あと20秒で片付けるなんて―――」
「―――違う」
 カトレアの反対側から強襲を仕掛け、鋏腕を掻い潜りながら、珍しく表情を曇らせるアイゼン。
「……もう、20秒過ぎてる……」
「……くっ」
 カトレアの舌打ちの直後、作戦予定時間から30秒目が経過した。


「ビリア!! レーザーを!!」
 名を呼ばれたブーゲンビリアは、主に答え即座に砲撃形態からレーザーを放つ。
 目標は敵ではない。
 彼女の主、土方京子は敵を撃つのに一々指示するようなマスターでは無い。
 そんな彼女が態々名指しで彼女を指名するという事は、一撃でこの状況の打開を求める場合。
 彼女の意図を察したブーゲンビリアのレーザーは、最大俯角で放たれ、海面を直撃。
 即座に大量の海水を蒸発させ、濃密な水煙を上げた。
「……水蒸気で防護幕を作ったとて、何処まで持つか!?」
 セタやデルタ(複数)が対空弾幕を張っているが、船の大きさに対しサイズの小さな神姫ではカバー範囲に限度がある。
 そもそもからして、対空弾幕とは航空目標を攻撃する為の物ではない。
 地上攻撃を断念させる為の防御手段に過ぎないのだ。
 もとより軍用航空機の強みは機動力と高度。
 航空機側が戦闘をする気に成らなければ、地上に居る物には攻撃を試みる事すら出来ない。
 故に、不利になれば即座に逃げに移れる航空目標に対し、地上からの応射では最高に上手く行って追い払うのが関の山。
 それでは数は減らせない。
 事実上、祐一たちの攻撃手段は迎撃に上がった3機の神姫のみ。

 天海最強を誇るマオチャオ、マヤアは言うに及ばず。
 京子のアルストロメリアストレリチアも一騎当千を地で行く神姫だ。
 AI制御のマリオネット如きでは相手にもならない。
 ―――が、数が数だ。
 僅か数分の間に、合計で100機近く落としているはずだが、敵はちっとも減ったように見えない。
「……コリャだめダナ。一機ヅツ落シテモ意味無イゼ?」
「どうする、祐一やん? ネコはそろそろ弾切れになるの」
 今の現状でマヤアが補給に降りれば戦線が崩壊する。
 更に、アルストロメリアの燃料も余裕が無い。
 2人揃って戻ってしまえば、流石に船への攻撃が増すのは避けられず、そうなってしまえば装甲など無い小型船では1分も持たずに撃沈されるだろう。
 故に。
「ブーゲンビリア。……ユピテル“class3”の発射準備を……」
「御意」
 京子が命じたのは、ブーゲンビリアの誇るユピテルレーザーシステムの最大出力による発射だった。
 3発の化学レーザーを相乗させて放つ一撃は、最早神姫の持つ火力でもなければ神姫の戦いに必要になる物でもない。
 もとより、このような対物破壊を目的とした仕様。
 確かに“class3”の火力ならば問題無く、海上プラントの構造物を貫通して内部を破壊できる威力がある。
 だがしかし。
 ソレをわずか15cmの神姫に装備させるには如何に京子の技術を以ってしても無理がかかる。
 そして、その無理を負うのは他ならぬブーゲンビリア。
 砲身をマイナス数十度まで冷却した状態ならばともかく、現状で“class3”を使用した場合、照射時間は5,6秒程度。
 それを僅かにでも過ぎた場合……。
「……大丈夫。その必要は無い……」
「しかし」
 困ったような声を出す京子に、祐一は少しだけ微笑む。
「アイゼンたちはきっと上手くやる。……それに」
 祐一の後ろ。
 航空型の神姫たちが滑走路代わりに使った甲板の奥で、甲高いタービン音が響きだす。
「……今、フェータが上がる」

 大出力のブースターに押し出され、あっという間に離陸速度を得た白い神姫が大空に飛び出してゆく。
「行きなさい、フェータ!! アイゼンたちの作戦が終わるまででいい。3分も稼げば充分よ!!」 
『はい!! 最初から出し惜しみなしの全力で行きます!!』
 帰投するマヤア達とすれ違った直後、フェータは左腕のフリッサーを解放した。
『フリッサーぁ!!』
 ドンという衝撃音が聞こえるより遥かに早く、編隊を組んでいたブラックタイプが脆弱な羽根を砕かれ墜落してゆく。
 AIとは言え敵も愚かではない。
 標的になれば散会するぐらいの知恵はある。
 だがしかし。
「そんな暇を与えなければいいだけの話っ!!」
 フェータの速度が、軌道が、速さが。
 それをさせない。許さない!!
 上空を100mほど隔ててすれ違う別の編隊。―――通常なら攻撃目標には選ばないような位置に居るそれを、フェータは逃さない!!
 根元から取り付け角度を変える可変翼と、機体を押し上げる推力を大きく偏向するベクタードノズル。
 その付加を分散させるスタビライザーとカナード翼。
 そして何より15cmという小ささが可能とする“超”高機動。
 確かに出力は劣るだろう。
 最大速度も比較にはならない。
 だがしかし、最低でも数tの重量を持たねば成らない戦闘機たちに、今この瞬間、この状況において!!
 フェータと言う武装神姫は“それ”を圧倒してのけた!!!!

「……これは……!!」
 息を呑む京子。
 彼女だからこそ分る。
 今フェータに使われている技術がどれほどの物なのか。
 そして、京子にしか分らない。
「……これは、真紀の……」
 それが、土方真紀の遺した設計だという事に。
 そして、それを具現化した老人が居た事に……。
「……………………ストレリチア」
「はいです、マスター!!」
「……此方も出し惜しみは無しだ。カトレアたちを信じるぞ」
「当然なのです、勿論なのです!!」
「よし、成らば【タイフーンモード】にシフト!! 思う存分暴れて来いっ!!」
「了解です!!」
 答え、ストレリチアはアーマーを全てパージする。
 エウクランテと根を同じくする“それ”には、当然ながら製品であるエウクランテと同様の機能を有していた。
 即ち。
「ストレリチア【タイフーンモード】シフト完了!!」
 アーマーを合体させてフライトシステムを構築する能力。
 ただし、彼女の物は只の鳥型ではない。
「いくですよ、テュポーン!!」
 伝説に名を残す怪鳥テュポーン。
 一説によればそれは双頭の怪物であったとも言われている。
 ストレリチアのテュポーンは、その名の通り、二つの頭を持った怪鳥であった。


「これ以上時間はかけられない……!!」
「……だね」
 攻撃を避わしながら同意するアイゼン。
「その……。む、村上衛の神姫……。デルタといいましたね? 彼女を倒したあの突撃ならば如何です?」
「……隙は大きいけど、イチかバチかやってみる?」
 カトレアは無言で頷く。
 これ以上時間はかけられない。
 最早、敵の装備を切り崩すような余裕はないのだ。
「……【フェルミオン・ブレイカー】で隙を作る……。貴女はその隙に距離を取ってシールド突撃を……」
「分りました」
 交錯、そして分散。
 しかし、アルアクランは同時に複数の目標を注視できる。
 結果、近付いてきたカトレアには鋏腕を、離れてゆくアイゼンには粒子砲を選択。
 同時に攻撃を行うが、二人ともそれは充分に予測している。
「ふっ!!」
「……シールド、集中!!」
 カトレアはレイブレードで鋏腕を払い、アイゼンはシールドで粒子砲を弾く。
 二人が狙うのはこの直後!!
「今!!」
 瞬時に間合いを離したカトレアに反応し、直前までアイゼンを狙っていた粒子砲がカトレアに砲口を向ける。
 その隙。
 それを狙い、カトレアが粒子砲を引き付けると信じ、アイゼンは防御を捨て【フェルミオン・ブレイカー】の一撃を放つ。
「……行け」
≪Fermion Breaker≫
 高出力陽電子砲。フェルミオン・ブレイカー。
 装甲への威力よりも、むしろ攻撃範囲を重視し敵の脆弱な部分を破壊するエネルギー砲の一撃が、アルアクランの巨体を包み込む。
 しかし。
「………………」
 装甲表面に電流を流し、剛性を強化する特殊装甲で身を包んだアルアクランには通用しない。
 が。
 視界を奪えなかった訳では、無い!!
「―――シールド突撃ぃ!!」
 陽電子砲の照射が終わると同時に、アルアクランへと突っ込むカトレア。
 中枢である神姫部分を正確に狙った突撃がアルアクランを粉砕する。

 ―――直前。

 アルアクランは信じがたい速度で『滑走』し、その突撃を回避。
「―――ば、馬鹿な!?」
 カトレアが驚くのも無理は無い。
 それは間違っても、重量級神姫の動きではない。
 強いて言うならその加速と速度は、リニアガンの“それ”。
 そして、この部屋全体がアルアクランのための“レール”になっている事に気付く由も無い。

 だが。

「……悪いけど、こっちは二人掛り……」
 理由は知らず、根拠も無いが、アイゼンはその“まさか”に備えていた。
 滑走による回避を終えて停止しようとするアルアクランの真上から、フライトモードのフランカーでシールド突撃を敢行し……。
「しぃぃぃぃるどぉぉぉ、突撃いぃぃぃっ!!」
 その巨躯を縦に貫いた!!



第31話:THE TOWERにつづく







 なんだか気付くともう3週間ですよ奥さん。
 時間が経つのが早すぎです。歳でしょうかね?
 ナイトじゃなくてもタイムベント欲しさに、オーディンに飛翔斬ぶちかましたくなります今日この頃のALCです。

 っつーか仮面ライダーディケイドが異様に面白すぎる。
 過去9年間放送したそれぞれの仮面ライダーの世界(原作とは違うけど……)を旅すると言う都合上、1つの世界が2話で書き切られると言うのが勝因かと。
 ガンダム00やコードギアスのように情報量を多くする事で無駄な描写を徹底的に削ぎ落としているのが大きいのでしょう。

 願わくばこのまま、響鬼の後半を台無しにして下さりました(以下略)……。


 つーかSS書かずにオリジナルの神姫改造に精を出していたこの頃でした。

 ALC。


























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