「……最後、私」
「そこはかとなく不安ですが、一応どうぞ」
「(……人の事はいえないと思いますワン)」
「……テーマは『愛』」
「愛ですか。テッコさんが?」
「……わ、ワン(微妙な表情)」
「……始める。
「そこはかとなく不安ですが、一応どうぞ」
「(……人の事はいえないと思いますワン)」
「……テーマは『愛』」
「愛ですか。テッコさんが?」
「……わ、ワン(微妙な表情)」
「……始める。
ある日、青年が海岸を歩いていると、防波堤の上に女が立っていた。
自殺かと思って駆け寄ると、どうやら沖で泳いでいる男を観ているらしい。
『……一体彼は何をやっているのです? 一人で海水浴ですか?』
女は答えます。
『彼は私の旦那よ。……私が海に落としてしまった10万ドルの結婚指輪を探しているの』
青年は言いました。
『10万ドルの結婚指輪も大切でしょうが、今すぐ彼を呼び戻したほうが良い。
……この辺りの海にはサメが出るんです』
すると女は微笑んで言いました。
『大丈夫よ。だって、彼は1000万ドルの生命保険に入っているんだもの』
自殺かと思って駆け寄ると、どうやら沖で泳いでいる男を観ているらしい。
『……一体彼は何をやっているのです? 一人で海水浴ですか?』
女は答えます。
『彼は私の旦那よ。……私が海に落としてしまった10万ドルの結婚指輪を探しているの』
青年は言いました。
『10万ドルの結婚指輪も大切でしょうが、今すぐ彼を呼び戻したほうが良い。
……この辺りの海にはサメが出るんです』
すると女は微笑んで言いました。
『大丈夫よ。だって、彼は1000万ドルの生命保険に入っているんだもの』
……って、如何した皆?」
「たしか、テーマは愛でしたよね?」
「愛、無いですワン」
「……」
「……」
「……ワン?」
「……お金が好き、これは愛?」
「ただの欲です」
「ワン」
「たしか、テーマは愛でしたよね?」
「愛、無いですワン」
「……」
「……」
「……ワン?」
「……お金が好き、これは愛?」
「ただの欲です」
「ワン」
「総評言っても良い?」
「うん、いいよ」
「拝聴しましょう」
「……全然、心温まらなかったわよ?」
「…(にこにこ)」
「…(微笑)」
「そこで無言に成られると逆に恐いわね……」
「…(にこにこ)」
「…(微笑)」
「うん、いいよ」
「拝聴しましょう」
「……全然、心温まらなかったわよ?」
「…(にこにこ)」
「…(微笑)」
「そこで無言に成られると逆に恐いわね……」
「…(にこにこ)」
「…(微笑)」