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{アンジェラスとGRADIUS}


「ここが…アンジェラスがいる所か…」

今の俺はあるシャッターの目の前に立っていた。
そのシャッターは今までの…クリナーレ達のシャッターとは比べれものにならない。
頑丈・セキュリティー、何もかもレベルが違うのだ。
シャッターには『One』と書かれていて、そこにクリナーレがリアパーツに付いてるチーグルで殴りまくっても傷一つつかない。
クリナーレ達のシャッターと同様にシャッターの横にあるIDカードを通す機械があったが、カードを機械に差し込み引いても拒否されてしまった。
俺が持っているIDカードではセキュリティーレベルが低くて通れないのか、もしくは俺が奪った事が敵にバレてIDカードの使用を停止させたと考えた方がいいだろう。
どちらにせよ、このシャッターを開けなければアンジェラスを助け出す事が出来ない。
実は先程からルーナがネット能力を使ってIDカードを通す機械から侵入し、なんとかセキュリティーを解除しようとしているのが、如何せん苦戦している。
その間は立ち往生。
俺は何もする事が無くてただ突っ立てるだけ。
クリナーレとパルカは警戒しながら敵の偵察。
畜生。
こうも何もできないと自分が腹ただしい。

「…アンジェラス」

シャッターを見つめ、小声でそう言った。
後はお前だけを助け出せば終わるんだ。
こんな所でくすぶってなんかいられない。
…やっぱり『アレ』を使うべきなのか……。
徐にズボンの後ろにくくり付けてるコンバットナイフみたいな形をしている物に手が触れる。
これは出来れば使いたくない武器だ。
この武器は全てのシステム・プログラムを真っ白に消してしまうナイフなのだ。
通称、フォーマットナイフ。
読んで字の如く、このナイフに刺された機械類は全てがフォーマットされてしまう。
何も機能しないただの固まりにしてしまう訳だ。
例えば、パソコンの何処にでもいいからこのナイフを突き刺す。
するとパソコンのデータやシステム、何もかも全部消えてしまう。
そのようなシステムがこのナイフにプログラムされているのだ。
勿論、精密機械で出来ている武装神姫にも有効。
ただし、使用回数は二回。
二回以上使ってもただのナイフでしかない。
だから慎重に使わないといけない。
もし使い所を間違えれば、自分が命取りになるのだから。

「…躊躇しすぎかな」

もし、これは本当に『もし』の話だが…ルーナが今やってるセキュリティー解除の手伝いが出来るかもしれないのだ。
IDカードを通す機械にフォーマットナイフを刺し込めばセキュリティーは消えるだろう。
だが、それと同時にシャッターを上げるシステムを消してしまうかもしれない。
そうなるとシャッターを開ける事が出来なくなり結果的にアンジェラスを助け出す事が出来なくてしまう。
そしてそうなる予想は十中八九。
考えたくないが、一緒にシステム事消してしまうなのだろーよ。
でもこのままルーナにネット能力を使わせるのもマズイ。
ネットの能力を使うと必要以上に疲労してしまい、神姫の内臓電池がすぐに切れてしまうのだ。
一応、特殊な神姫としてそこら辺の対策はされてると思うが、そうなってしまう話もなくはない。
さぁ、今はこの場で使うべきか、使わざるべきか…。
…フッ…何迷ってんだが、俺らしくもない!

「どけ!ルーナ!!」

俺は決意し迷わずズボンの後ろに付けているフォーマットナイフを取り出す。
取り出したフォーマットナイフを右手に持ちかえる。

「ダーリン、何する気!?」
「セキュリティーを消滅させる!お前が接続したままナイフを使うと、お前まで消してしまう!!だからドケ!!!」

ルーナは俺の言葉を信用してさっきまで接続していた機械から退く。
完全にルーナが離れた事を確認すると、俺はIDカードを通す機械にフォーマットナイフを突き刺した。
その瞬間、機械から煙と火花が噴出す。
火花で俺の右手と右腕が軽い焼けどを負ったが、こんなの怪我のうちに入らない。
さて、効果は果たしてあるのか少し不安感を持ちながらフォーマットナイフを引き抜く。

「ルーナ!すまないが、またネットに侵入してくれないか?」
「任せなさい!」

ルーナは再び機械に右手を触れさせ侵入する。
するとどうだ。
さっきまでビクともしなかったシャッターが開いていくではないか。
どうやらセキュリティーだけのシステムをフォーマットできたみたいだ。
これでアンジェラスに会えに行ける。

「クリナーレ、パルカ戻って来てくれ!ルーナもだ!!シャッターが開いたから入るぞ!!!」

俺の右横にクリナーレとルーナ、パルカは左横に来た。
ちゃんと戻って来たか確認すると俺は全速力でシャッターの中へ駆け出して行った。
シャッター中の部屋はクリナーレ達の部屋とはレベルが違う構造だった。
精密機械のコンピュータ、ケーブル、パイプ管などなど。
そして部屋の真ん中には大きな試験管、その中には見た事のない真っ白の武装に身をつつんだアンジェラスが目を瞑っていた。

「アンジェラスー!」

俺は大声を出しながらアンジェラスに走り駆け寄る。
その時だった。
視界に一人の人間の後ろ姿が入る。
女の人で白衣を着ていた。
その女の人は俺がガキの頃から知ってる人間だった。

「姉貴!?」

足を止めて自分の姉に声を掛ける。
女の人は振り返り、困った顔をしながら俺を見た。

「タッちゃん。…やっぱり来ちゃったのね」

斉藤朱美、俺の実の姉その人だった。

「姉貴がどうしてここにいやがる!」
「それはこっちのセリフよ。タッちゃんこそ、こんな大事…いえ、犯罪を犯してまで来たの?」

俺は姉貴に睨みつけながらゆっくり歩みよる。
姉貴は悲しそうな声で俺に言う。

「アインを取り戻しに来たの?」
「アイン?俺はアンジェラス達を取り戻しに来ただけだ!」
「病院で手紙見なかったの?」
「手紙を見たからこそ来たんだ!…ッザケンジャねぇーぞ!!俺の神姫達を処分するなんてよ!!!」
「タッちゃんの神姫じゃないわ。名実とともに我が社の神姫よ。…九年前にタッちゃんが偶然アインのオーナーになっただけ」
「九年前だろうが、この会社のだろうが知ったこっちゃねー!アンジェラス達は俺の武装神姫だ!!」
「はぁ…相変わらず頑固ね」
「ほっとけ。それより今すぐアンジェラスをあそこから出しやがれ!」

俺は姉貴の首元にフォーマットナイフあてがう。
すると姉貴には俺が今まで見た事のない顔をした。
冷徹で人を見下すような顔だ。

「実の姉である私を武器をむけるの?」
「…ウ、五月蝿い!即刻処分を中断し、アンジェラスを解放しろ!!」
「もう遅いわ」
「エッ…!?」

低い声で言った姉貴の声から聞きたくない言葉が耳に入った。
もう遅いわ、だと?
もう既に処分したという事なのか?
もう間に合わなかったのか?
もう…。

「そ…そんな……嘘だ!ハッタリだ!!」
「私は嘘をつかないわ。ほらこの通り」

姉貴は近くにあったパソコンのディスプレイに指差す。
そこにはデリートコンプリート、という文字が点滅していた。
デリートコンプリート…消去完了…。
おいおい…まさかそんな!
頭の中がグチャグチャになっていく。
現実を認めたくない。
否定、拒否…受けとめたくない。
理解したくない。
信じたくない。

「姉貴!アンジェラスの何を消しやがった!!」

フォーマットナイフを首元からどけて胸倉を掴みかかる。

「タッちゃんが今、頭の中で否定しているそのものよ」
「ッ!?」

姉貴の奴は澄ました顔でいいやがった。
こ、この女ァ!
今まで怒りを溜め込んでいた袋がブチ切れてような感じが身体全体に走る。

「畜生!」

ズガン!

俺は姉貴の胸倉を掴んでいた手を一度放し、その手で殴った。
殴られた事によって姉貴は派手にフッ飛び壁に当たりズルズルと倒れる。
実の姉に暴力を振るったのは生まれて初めてだった。

「アンジェラス…嘘だろ?」

ヨロヨロとアンジェラスが入った容器に近づく。
大きな試験管の容器に姉貴を殴った手が触れる。
ここまで来て…そんな終り方…ねぇだろ?
おい、こんなバッドエンドなんかあるかよ。

「アンジェラス…俺だよ。お前のご主人様だぞ。迎えに来てやったんだぞ。笑えってくれよ。微笑んでくれよ」
「………」

俺が声を掛けてもアンジェラスは何も言わない。
目を瞑ったまま何も…。

「俺さぁ、お前と最初に会った時、幼かったけど…お前の事が好きだったんだよ。…その時のお前はアインだったみたいだったけど、俺はお前に名前をつけてやったよな、アンジェラスって。もう俺の中ではアインなんて関係ないんだよ。アンジェラスというお前が好きなんだよ!」
「………」
「そして、九年後に再開してまた同じ名前をつけてやったよな。ショックで昔の事を忘れてたみたいだけど全部思いだしたから…だから…だから俺はここまで来たんだ!お前の事が好きだから!愛してるんだ!!!」
「………」
「お願いだから…目を開けてくれよ!アンジェラスーーーー!!!!」

涙が出しながら限界まで発声器官を使い大声で叫ぶ。
喉が潰れてもかまわない程に。
ズルズルと大きな試験管にもたれかかるように膝をつき嗚咽する。
ここまでなのか…そう思ってしまった。
もうあの頃には戻れないのか、と…。
何もかも俺の心に絶望に満ちた瞬間。

「泣かないで…私の大好きなご主人様…」

声が聞こえた。
ははっ…とうとう幻聴まで聞こえてきやがったのか。
脳が壊れたのか耳が壊れたのか…もうどうもでいい。

「悲しまないで…私はここにいます」
「……あっ…」

涙でよく見えなかったけど、その光景は俺の記憶という名の細胞に焼き付ける光景だった。
容器の中にいるアンジェラスの身体全体が光っていたのだ。
その中でも一番白く光輝いてるいたのは右胸だった。
あの場所は武装神姫の一番大事な部分…CSCの部分。

「そんな…ありえないわ。全てのデータを消去したはずなのに」

後ろで驚いた姉貴の声が聞こえたがどうでもいい。
俺は立ち上がり涙を袖で拭う。
その時、大きな試験管の容器に亀裂が生じた。
亀裂の隙間から容器に入っていた液体が音をたてながら出てくる。
今にも容器が破裂しそうな勢いだ。

「アンジェラスーーーー!!!!」

俺は両腕を広げて叫んだ。
その瞬間、容器はガシャーンという強烈な音ともに破裂し四方八方に飛び散る。
白い光も飛び散る。
液体も飛び散る。
でも俺は気にしないでそこに立っていた。
何故なら…。

「ご主人様ーーーー!!!!」

アンジェラスが俺に向かって飛び込んできたからだ。
笑顔で目にはいっぱい涙をためながら…。
胸に飛び込んできたアンジェラスはしっかりと俺の服を掴み、二度と離れまいと力をいれる。
俺も同じ気持で両手でアンジェラスを優しく包み込む。

「会いたかった!会いたかったです、ご主人様!!」
「俺も!俺もだ!!」
「ボクもだよ!」
「お姉様!よかったですわ…無事で!!」
「アンジェラス姉さんー!」

皆で激しく抱きしめ合う。
あぁー、これで…これで全てを取り戻せたんだ。
やっと…やっとだよ。

「そんな…こんなバカなことが…データがまだ残ってたというの?」

後ろの方で今この状況を受け入れることが出来ない姉貴が驚愕したままだった。

「ありえない!ありえないわ!!」
「じゃぁかーしぃー!姉貴は少し黙ってろ!!」

俺は四人の神姫を抱き、姉貴の方に振り返り宣言した。

「愛だ!俺達の愛でアンジェラスは消されなかったんだよ!!」

歯の浮いた事を言った。
木っ端恥ずかしいがそう宣言したかったのだ。
だって今の俺は嬉しくてたまらない状態なのだから。
奇跡としか言えない状況でもあるけど、俺は愛の力だと信じたい…いや、信じているのだ!

「アニキ…恥ずかしくないのか?」
「かなり恥ずかしいと思いますわ。でも、ダーリンらしいかも」
「お兄ちゃん、今はいいですけど今度から周りの事も考えてくださいね。恥ずかしいです」
「お前等、恥ずかしいって言うなよ!俺は本当にアンジェラスの事を愛してるんだから!!なぁ、アンジェラス!!!」
「はい!はい!!私も愛しています!!!」
「うわっ…アンジェラスも平気で恥ずかしい事を言うよ…」

クリナーレがアンジェラスの発言にビックリするけど、すぐに満更でも表情に戻る。

「さぁ帰ろうぜ。俺達の家に」
「「「「はい!」」」」

でも俺はこれだけの事をしでかしたんだ。
人を殺し、会社に損害を与えた。
充分犯罪者になりえる。
例え無事に家に帰れなくても悔いは無い。

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

「ナッ!?」

足場がいきなり揺れだしバランスを崩しそうになる。
でもなんとか両足で踏ん張りバランスを保つことができた。
地震か?
と、一瞬頭の中で過ぎったが地震にしちゃあ揺れの現象が少しおかしい。

「…まさか!?」

アンジェラスは俺の腕から抜け先程のパソコンに行く。
いったい何が起こってるんだというのだ。
俺もアンジェラスの後を追いかけパソコンのディスプレイを見る。
画面表示されていたのは一つのウィンドに0、1の羅列がダラダラと書かれていて次々に映し出されていく。
これが俗に言う機械語というヤツか?
で、その数字を瞬時に把握しながら読み飛ばしていくアンジェラス。
流石、というべきなのか、凄いというべきなのか?
まぁアンジェラスも一応機械だしそのぐらいの事ができるのかな。

「ウ~ッ。何書いてるのか全然分からないよ~…」
「姉さん…情けないです」

あ、分からない神姫もいるのね。

「!? ご主人様!早くこの場から離れま―――」

ゴゴゴゴ!!!!

さらに地震が酷くなり右膝をついてバランスをとる。
しまった!
これでは走ること、いや、立つことすらできないぞ!
畜生、いったいなにが起こっているのだというのだ!


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