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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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(ん…。まぶしい。)
頭まで布団を被る。
(まだ…眠い。…後五分。五分だけ…。)
誰ともわからない相手に言い訳をしつつ、再び夢の世界へ潜ろうとする。
しかし、そんな抵抗もむなしく日光は容赦なく朝だということを告げてくる。
(ぅん。まぶしいって………て、あれ?朝?)
ふと気になり布団から手を伸ばす。
手探りで目覚ましを探し出すとそのまま引き寄せ、覗き込む。
わぉ、12時。言うまでも無くPM。

「寝坊」

そういえば先ほど耳元でなにやらピーピー鳴っていた物をぺしぺしと叩いた気がする…。
(むぅ。今日の講義。午前だけだったんだけどなぁ…。)
とりあえず布団からモソモソと這い出る。
こう見えても結構ショック。無断欠席しちゃったし。
お陰で眠気はすっかりなくなってしまっていた。
(ん~、昨日は夜遅くまで色々と調べていたからなぁ。)
ラピスが家に着てから今日で3日目。
流石に手元にある情報がCMにちなんだ程度の知識と例の説明書だけ。というのは、いくらなんでも心もとない。
そんな訳で昨晩は神姫について色々調べてみた。


まずは公式サイトから。と、気軽に検索をかけてみる。
すると一度に10個近くの公式サイトがヒットする。はて?どういうことだ?
神姫は第1段を「フロントライン」が発売してから、第2段は「ケモテック」、第3段が「バルカンラボ」と言う具合で、各段に応じて会社も工場で別々で製作されている。
そのため、各会社ごとに公式サイトがそれぞれに存在しているのだ。
車と一緒である。そう考えると当たり前か。
下にスクロールしていくと、統合公式サイトなるものを発見。
よし、まずはここから読んでいこう。と、張り切って読み始めてみるものの…。
各神姫の情報を1箇所のサイトにまとめてあるだけあって、その情報量は莫大。
頑張って2時間ほど読み続けるが、あえなく断念。

仕方なく、別の方法で検索してみるも「神姫」の捉え方は実に様々。
神姫のセットアップマニュアルや、CSCの適切な組み合わせ方などが書かれている初心者サイト。
個人で作成した衣装や武具などをアップし、それらについて語り合っている上級者サイト。
今までの大会で優勝した神姫のデータ一覧が乗っているサイトがあれば、神姫とオーナーの平凡な日常をつづったサイトなどもある。
商業規模も、個人運営の小規模なものから、先ほどの公式会社とはまた別に独自で立ち上げた大手企業まで。とかなり幅広い。
「神姫とは」という具合で、これについて調べようという物も特になかった私。
適当に回ってみたものの、何がつかめたという感じもないまま、気がついた時には空の色がうっすら…なんて状況を迎えてしまった。

そして今日。すっかり寝坊してしまったらしい。
(むぅ。寝る前にラピスに起こしてもらうように、お願いしておけばよかったかな…。あ、そういえばラピスは?)
机の上に目をやる。と、彼女も寝たときの状態のまま、クレイドルの上でスヤスヤと眠っていた。
(そうか。タイマーセットしないとずっと寝たままなんだっけ。)
彼女も一緒に夜遅くまでおき、私のそばで色々教えてくれたのである。
(えぇっと、パソコンからシステムウィンドを開いて…っと)
パソコンをスリープから起こし、マウスでポチポチとメンテナスウィンドウを弄る。

「うにゅ…う、ううん…。あの、後、五分…。」
あれ、このセリフ。さっきも、どこかで聞いたような。
「…はっ!?いえ、何でも!今起きます!」
しまった!と言わんばかりに飛び起き、
「はわわ!もうお昼なんて…。」
時計見てショック。はて、この光景。さっきも、どこかで見たような。
「おはよう。たたき起こしてすまんね。夕べ遅かったし、なんであればもう少し寝ててもいいよ?」
「あ、おはようございます、マスター。大丈夫ですよ、バッテリーの方は十分回復してます。」
ふむ、なるほど。神姫の場合、バッテリー状態という意味で受け取るのね。
あ、バッテリーといえば私も何か食べなくては…。
「12時半か。とりあえず何か食べないとね。えっと、何があるんだっけな?」
「あっ、私もお手伝いします。ちょっと待っててくださいね。」
ラピスはそう言うと、クレイドルのそばに用意しておいたウィングを背中に装備し、私の肩に飛び乗ってきた。
先日の掃除時、荷物をどける際に両手がふさがってしまったため、一度肩に乗ってもらったのだ。その時に周りがよく見えると好評であり、以来、彼女のお気に入りとなった。
私としては落としそうで怖いし、できれば最初の時みたく手の上の方が助かるのだが…。

冷蔵庫から出てきたもの。
夕食の残り。食パンに卵とハム。トマトにレタス、それに残り半分を切ったジャム。
うーむ、思いっきりサンドイッチである。
作ろうと思えば他のものも作れなくも無いが…。とくに逆らう理由もないので素直に従うことにし、ついでに適当な付け合せとコーヒーを用意することにする。


フライパンに火を当てて、まずはハムですか。えと、この間に卵をかき混ぜて…。
え?もうハムを取り出すんですか?あ、次はさきほどの卵ですね。で、この間に野菜を…。
て、私ってばまったく手伝えてないじゃない!
「あ、あのぉ~。私にも何かお手伝いを…。」
「ん?大丈夫だよ。これくらいはどうって事ないし。」
「えぇっと、でもぉ…。」
マスターはそう言いながら、次々に野菜を切っていきます。あれ?もうサラダも完成ですか?
「あぅあぅ…。」
進んで手伝おうにも、次に何を用意しておけばいいのか全然わかりません。
うぅ~、私の役立たず。張り切って出て来たくせに全然ダメじゃない。
「よし、ラピス。そこの白い戸棚からマグカップを取ってくれるかい?」
「えっ?」
余りに突然だったので思わず聞き返してしまいます。
「そこの冷蔵庫の隣にある戸棚。その中に白いマグカップが入ってると思うんだ。」
「は、はい!白いマグカップですね!」
戸棚の中にある白のマグカップ!ようやくお役に立てそうです!
急いで戸棚まで飛んでいき、マグカップを探します。
えっと、白。白のマグカップ…。
「えっと。あった!マスター、これですね!?」
思わず掲げてしまいました。ちょっとだけ重たいです。
「そぅそぅ、それそれ。それをテーブルにお願い。」
了解です!テーブルまで運べばいいんですね。
「ついでに同じところにスプーンもあると思うんだけど、お願いできるかい?」
「はい!ちょっと待っててください。」
とりあえず、これをもって行かなくちゃ。割れ物だから慎重に…。
よし、次はスプーンです。先ほどと同じところにあるみたいなんですが…。あ、ありました!
「マスター!スプーンもみつけましたよー!」
振り返って、マスターに報告します。
マスターは食パンをオーブンにセットしているところでした。
「じゃぁ、ラピス。一気に言うから良く聞いて。台所の上の戸棚にインスタントコーヒーがあるんだ。
それをマグカップにスプーンで2杯くらい入れてくれるかい?
砂糖は、私の左手にあるから好みで入れてくれてかまわないよ。
お湯は、右手にある電気ポットに入ってる。熱いし、重たいから十分気をつけるんだよ。」
マスターがゆっくり説明し終えると同時に「チン!」という音と一緒にいい匂いがしてきました。
いよいよトーストも完成みたいです。
「えっと、インスタントコーヒーを上から取ってスプーンで2杯。左にお砂糖で、右にお湯。と、分かりました!任せてください!」
まずはインスタントコーヒーです。
上の戸棚まで飛んでいくと、よく使うみたいで一番手前に置いてあり、簡単に見つけることができました。
これをテーブルまで持っていって、スプーンで2杯。うわぁ、いかにも苦そうです。
次はお砂糖。これが左に…。あ、これですね。えっと、お塩と間違えないように…。
よし!こっちで間違いないみたいです。
お砂糖の分量については特に言ってませんでしたね。好みでいいとか…。
糖分は人間の最も重要なエネルギー源です。昨日、テレビでマスターと一緒に見ました!
と言うことで、少し多めに入れておきましょう。コーヒーが2杯だったから…。
1回、2回…。よし、これだけ入れれば十分のはずです。
後は、お湯だけですね。右のポットは…。こ、これは重たそうですね。大きさも私よりも少し大きいみたいです。
でも、せっかくマスターが頼んでくれたんです!少し重たくてもこれくらいウィングの出力を上げれば…お、重いですね。中にいっぱいお湯が入ってみるたいです。


出来上がったものを皿に盛り付けてテーブルに持っていく。
と、丁度ラピスが自分の体ほどあるポットをよいしょよいしょと運んできた。
「すまんね、重たいのに。ありがとう。」
そういって、ポットを受け取る。
「いえ、このくらいなんともないです♪」
手伝えたことがよほど嬉しかったのか、かなり上機嫌である。
じゃぁ、後はこのお湯をカップに入れれば。…あれ?
マグカップの底には真っ白な山。スプーンに5、いや6杯分くらいであろうか。
確かに好みで入れてと言った気はするけれど…。
「糖分は、体を動かす時の最も重要なエネルギーになる。と聞いたので、少し多めに入れてみました。」
と、笑顔でラピスが答える。いや、まだ何も聞いてないよ?
少し多め。ねぇ…。改めてカップの底を見つめる。うーむ、見るからに甘そう。
だが、あのラピスの嬉しそうな笑顔の前では何も言えない。
ま、まぁ、飲めないことも無いだろう。
何はともあれ、適当ではあるがこれで昼食の完成である。


「マスター!これ、おいしいです♪」
テーブルの上にちょこんと座ったラピスは、さきほど小さくちぎって手渡したパンを美味しそうに食べている。
それ、トーストにジャムを塗っただけだよ。
だが、美味しいといってもらって悪い気はしない。
「ラピスは甘い物が好きなのかい?」
「はい♪私だけじゃなくて女の子は甘い食べ物大好きなんですよ♪」
といいながら、ラピスは嬉しそうにジャムトーストをセッセと口に運ぶ。
「じゃぁ、食材も底を付いてきたし。後で買い物がてらケーキでも買ってみようか。」
「え?ケーキですか?」
おおっ、と驚いた顔でこちらを見上げてくる。
「ラピスが家に着てから、まだ何のお祝いもしてないしね。誕生日のお祝いもあるし。」
「ふわぁ~、ケーキかぁ・・・。」
先ほどまで一生懸命食べていたジャムトーストを両手に持ったまま、初めてのケーキを想像するラピス。そんな様子を見つつ…
(よし、今がチャンス。)
今のうちにラピスお手製のコーヒーをすすってみる。
!?、うわ!あっま!!これは甘い。ありえん。これはありえん。
「あ!コーヒーどうでした?美味しかったですか?」
先ほどまで物思いにふけっていたはずのラピスが、有無を言わさぬ絶妙なタイミングでたずねて来る。しかも笑顔。飲むのをずっと待ってましたね?
「う、うん。中々おいしいよ。」
かなりぎりぎりではあるが、笑顔で答える。
「本当ですか?頑張ったかいがありました♪」
と、ガッツポーズをとるラピス。
「でも、もう少し砂糖の量は少なくてもいいかな…。」
そう言うとラピスは、そうですかぁ。と少し残念そうな顔をする。が
「じゃあ、次回はもう少し砂糖を少なめにして作ってみます!」
と決意の表情で宣言してきた。
え?ラピスさん、次回も作るつもりですか?


 寝坊から始まったそんな昼下がり。
 こんな感じで、私達の物語りもゆっくり動き始める。




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