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鋼の心 ~Eisen Herz~


インターミッション01:プロローグ




 それは…。
 もはや知る者も居ない、過去。


「お姉ちゃん、はやくはやく」
「走るな真紀、転ぶわよ?」
 京子は妹を追って甲板に出た。
「うわぁ、凄いよ。お姉ちゃん!!」
 視界を埋め尽くすのは、一面に広がる蒼。
 海と、空とで覆われた世界に京子は立っていた。

 妹、土方真紀は9歳。
 多少病弱だが、入退院を繰り返すほどではないし、然したる特徴も無い。
 京子自身も同じ事。
 その日常は極一般的で『平均』の中に埋没してしまうような、強い個性の無い人生だと思う。
(ま、そういうのが一番幸せだって言うし、これはこれで良いか……)
 双眸を閉じて軽く苦笑。
 はしゃぎまわる妹の下へ小走りに駆け寄った。
「見て見て、鳥!! 何て言うの?」
 妹の指した先に居るのは……。
「ああ、アレはAnimalia Chordata Vertebrata Aves Charadriiformes Laridae Larus Larus.crassirostris、って言う鳥よ」
「???」
 混乱してる、混乱してる。
 クスクスと微笑んで京子は日本語でその名を言い換える。
「要するに、カモメね」
「……カモメ」
 先程のあにまりあ、とか言うのは何だったんだろう? と、疑問に首を傾げる真紀に、京子は追い討ちをかけた。
「うみねこ、とも言うのだけど……?」
「ねこさん?」
「そう、ねこさん」
 ネコ好きの妹にウインクして、京子は隠していた菓子袋を取り出す。
「エサ、上げてみる?」
「うん!」
 全部渡すと風で飛ばされたり、こぼしたりするので、京子は数個だけ真紀の掌に落とす。
「鬼は外~」
「違うから、それ」
 妹は何処かずれていた。

「おかわり」
 あっという間に一袋使いきり、京子は次の袋を取り出す。
「空ける~」
「……う~ん」
 ろくな結果になりそうも無いが、嬉しそうな様子を見ていると水を差すのも躊躇われる。
(……近くに居ればフォローできるわよね?)
 そう考えて、京子は袋ごと渡すことにした。

 せめて空けてから渡せばよかった。
 そう思ったのは、袋を開けようとした真紀が盛大に中身をぶちまけた直後だった。

「あ゛~っ、ネコさんが、ネコさんがぁ~(泣)」
 真紀がカモメの大群にたかられていた。
 因みにネコはネコでもウミネコである。
 凶暴性と制圧力は地上生物に過ぎないネコの比ではない。
「あ痛っ!? 指ぃ~、指噛んでる、指噛んでる!?」
「真紀!?」
 エサに夢中のカモメは非常に凶暴で、京子も簡単には近づけない。
「あ~ん、髪引っ張らないで~!?」
 カモメ空間(凄い表現だ)の中身はとんでもない事になっているらしい。
「真紀、真紀~」
 とりあえず、力ずくででもカモメの排除を試みたが、カモメは意外と強い。
 身体能力には自信のある京子でも、数羽掛かりで突かれたり蹴られたりしていては、中々真紀までたどり着けなかった。
「それ痛い、痛いからぁ!?」
「真紀~~~~~っ!!」

 ――――――パァン!!

 破裂音。
 それが全てのカモメを追い払った。
「………」
「………」
 音に驚いたのは二人も同じ。
 しばしの間硬直し。
 そして、その源となった者に視線が移った。
「……え~と、大丈夫。……だった?」
 それは、少年とも少女とも付かない中性的な子供。
 年齢は真紀と同じか少し上。といった所だろう。

「あ、ありがと」
「どういたしまして。僕も丁度カモメにエサをあげようと思ってたから……」
 見れば、少年が手にするのはエサとして持ってきた菓子袋の残骸。
 これを破裂させてカモメを追い払ったのだろう。
「手間が、省けた……。のかな?」
 少年が破裂させた袋から甲板こぼれた菓子を、早くも戻ってきたカモメたちがついばみ始めていた。
 カモメと言う生き物は、懲りる事を知らないらしい。

 この日、姉妹は一人の少年と出合った。


 それは珍しく豪華な旅行だった。
 比較的裕福な京子たちの両親は、毎年のように海外へと旅行に連れて行ってくれる。
 だが、今年のそれは例年よりも一層華美な物であった。

 クルージングホテル『ティターン』。
 全長380m。排水量9万tを誇る、世界最大の豪華客船である。
 一泊凡そ一万円。
 家族全員の値段ではない。一人一人の値段である。


「……そうなんだ。それじゃあ、僕の方が一つ年上だね?」
「うん」
 歳と趣味が合えば、性別の違いなどまだ些細である年頃だ。
 真紀は少年とすぐさま仲良くなり、ほんの数時間で打ち解けていた。
「だから、大学出るまで一年あるでしょ? その間にお金を貯めて、わたしが大学出たら結婚するの~」
「いいよ~」
「ちょっと待てぇ!! いくらなんでも早すぎだろう!?」
 出会ってから数時間で、将来を誓い合っていた。
「真紀、出会ってから数時間しかたっていない人と、結婚の約束なんかするんじゃありません」
「……だから、結婚するのは大学卒業したらだよ?」
「あと十年以上あるよね?」
「うん♪」
「……え(困惑)? ……いや(思索)。……ん~と(懐疑)。……あれ(混乱)?」
 結婚するのは十年後ならば問題は無いのだろうか?
「……いや、やっぱりおかしいよ、それ!?」
「じゃあ、指切りげんまん」
「いいよ~」
 二人の婚約が成立しつつあった。
「ちょ、ちょっと待って。やっぱ変でしょ、考え直しなさい、真紀!?」
「……ん~、それじゃあ、お姉ちゃんは愛人さんで」
「姉妹丼だね」
 何気に爆弾発言。
「そういう問題じゃないっ!!」
 京子絶叫。
「挙式は教会がいいな~」
「和風のも似合いそうだよ?」
「ウエディングドレスは女の子のロマンなの~」
「じゃあ、両方着てみる?」
「お~ぅ、ないすあいであ」
「えへへ」
 そして二人は当然のように聞いていない。
「人の話を聞け~ッ!!」
 京子は半べそかきながら思いっきり叫んだ。

 船員さんに注意された。


 6年後。
 立場が完全に逆転するとは、当の本人達ですら思って居なかったという。


「じゃあ、また明日」
「うん」
 真紀にとっては至福の。
 京子にとっては悪夢のような数時間が過ぎ、姉妹は少年と別れた。
 明日の約束を交わし、期待に胸を膨らませる真紀にとっては、今夜は長い夜になるかもしれない。
(多分寝付けず夜更かしして、明日遅刻するんだわ……)
 そう考えつつ、京子は妹の手を引き、両親の待つ船室へと戻る。
 今の内に、真紀の起こし方を考えておく必要があるだろう。
 何だかんだ言って京子自身、あの少年との会話は不快ではないのだ。
(でも結婚の約束は早すぎるわ……)
 そこは譲らないでおこう。
 そう心に決めながらも、結局はこういうカップルが結婚しちゃうんだろうな~、とも考えていた。

「……あれ?」
「どうしたの、真紀?」
「……ん~。……今、揺れたような気がしたんだけど……」
「いや。船の中だし、揺れるのはむしろ当然のような気が……」
「……そっか。そうだね……」

 真紀はそう納得し、気にしない事にした。


 後悔すると言うのなら。
 その全てがその対象だろう?


 その4時間後、『ティターン』は沈没した。










 京子さんの過去編に当たるインターミッションシリーズ第一話です。

 『鋼の心』の最重要人物である土方真紀の初登場でもあったり。
 因みに、名前はMMSデザイナーの浅井真紀さんで、かつ、『まき=真紀=しんき=神姫』という言葉遊びでもあったり……。



 閑話休題



 ガンダムが終わったので、感想ブログを巡回してたら00キャラでウマウマという動画を見つけて視聴。
 ……不機嫌そうに、(それでも真面目に)踊るティエリアが異常に可愛かったです。 (あとソーマさんとグラハム)

 と言うわけでAC4fAは全ミッションクリア完了。
 あとはオールS目差して邁進するのみです。

 さて、次は『12RiVEn』やらないと(笑)。



ALCでした♪





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