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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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さて、突然だが状況説明である。
僕とジーナスは夏休み初日から神姫センターに来たわけだが…
ちなみにヒカルは寝てたので置いてきた。


「あれ。長瀬さん、どうしたんすか?」
長瀬さんは珍しくも私服であった。
「今日は休みでね。客として来ているのさ」
「ふぅーん…」

「それよりも、面白いものがあるんだが…見るかい?」
「?」


~・~・~・~・~・~・~


VR筺体があるホールの隣、まだ「見学のみ」と書かれたプレートが下がっている。
そこは見学者で溢れていた。

「なにがあるんすか?」
「待て待て。…こっちだ」

長瀬さんに手を引かれるまま、壁沿いに「面白いもの」に近づいてゆく。

「ちょっと通してくれ! 関係者だ」
関係者?完全に出勤時の対応だな。
人をかき分けて出た先、そこにあったのは…。


「これって…『リアルバトル』のステージじゃ…」
「その通り。本センターはようやくこれを導入した訳だ」
「つっても…、こりゃでかすぎやしませんか?」

30m四方はあると思う巨大なフィールド。
中央にはビルが立ち並び、隣の湖は本物の水が張ってあった。
そしてジャンクヤードに、森林。
一通りの「基本」がその中に詰まっていた。


「よう長瀬。休みなのにやってくるとはモノ好きだなぁ」
係員の一人が長瀬さんに話しかけた。
「もう完成したのか?」
「たった今終わったところだ。…まったく、手入れが大変だァ何だって…」
呆れたような顔で返す係員。

「実技試験がまだなんだが…。そうだ、お前がやってみろよ」
「はぁ?何故俺なんだ?」
「センターの職員でヒマなのは休暇中のお前しかいない。それにらっちゃん対ジュラちゃんならいい見ものだと思うんだが?」

「ジュラーヴリクとラースタチュカは今充電中でな…、家に置いてきた」
「なんだぁい!? お前らしくない」
「そのかわり、ここに彩聞君が居る。…ついでにこいつも居る」

長瀬さんはそう言って肩に下げていたカメラバッグを開けた。
中には
「………。くあぁ…」
ピンクの髪に赤い眼、全身スーツデザインの少女。

「エウクランテ」だった。
「お早うございます、大尉」
「お早うベルクト、…といいたいが今は正午だ」
「…」


初々しいなぁ。
うちのヒカルはこんな控え目な性格じゃないからなぁ…
「それ、ヒカル先輩が聞いたら怒りますよ…?」
そんなのわかってるって、今この場にいないからあえていうんだよ。


……ん?
今重大な事に気づいた。

「ちょっと長瀬さん! 何で僕が参加する前提で話を進めてるんですか!?」
「え? 一番乗りは目立つしいいものだろ?」
そりゃそうですけど…

「まあまあ。……後でオゴってやるから」
耳元でボソリと呟かれた。

…やりゃいいんでしょ、やりゃあ…





『戦闘開始』

スピーカーがそう告げる。
それ以外は何も聞こえない。

ただ、風が吹くだけであった。

「静かだな…」
湖のほとりで、ジーナスは呟いた。
マスターとの通信手段は用意されていなかった。
ただ、見ててもらうしかない。


むこうから近づいてくるのを待つ、ジーナスはそうした。
肩に背負った散弾銃を下ろし、木陰に座る。
右腰のホルスターから銃を引き抜く、この回転式拳銃の通称は"怒れる牡牛"。
安全装置を解除しつや消し黒のボディをじっと眺め、それから改めてホルスターに仕舞う。

……

遠くから、何か大きなものが風を切る音が聞こえた。
すぐに立ち上がり、木陰ごしに空を見る。

それと同時に、3メートル先にビームが着弾した。
爆発と共に土煙が辺りを覆う。

「まいったな、こっちは空が飛べない」
木陰に身を隠し、ジーナスは呟いた。
「なら飛べなくするか」
腰に抜き身で挿してあった自動拳銃を手に取る、別名は"ハイパワー"。

エウクランテは推進器が小型のため、甲高いジェットエンジンの音がする。
土煙に覆われているため、「聞く」事に集中する。


……
………

ジーナスは、スッと左腕を1時の方向に向けた、手にはハイパワー。
そして、上向きに4発ほど発砲した。

撃った先から聞こえたのは爆発音と何かが湖に墜ちる音。

「当たった、…かな?」
土煙は薄くなってきているものの、まだよく見えない。
「長居は無用か」

地面に置きっぱなしの散弾銃をつかみ、ジーナスは走り出した。


~・~・~・~・~・~・~


「う…、市街地がこんなに遠いなんて…」
ベルクトはうなだれながら呟いた。

普段は何事にも「飛んでいた」ため、歩く事には慣れていなかった。
手を抜くとこうなる、の見本である。

市街地エリアに着いたころには、照明の光度は「夕方」を指していた。
暗くなれば、バイザーの暗視機能が役に立つ。
しかし、相手はあれでも猫型だ。条件が同等になるだけである。


……


ゴーストタウンのごとく、誰もいない。
しかし、このどこかに相手がいる。
取り回しづらいボレアスと役に立たなくなった翼は既に放棄している。
ゼビュロスを構えつつ、ビルの影から辺りを窺う。

唐突に物陰からすぐそばに投げ込まれる手榴弾。

「あ」



ズドォォォン!!



~・~・~・~・~・~・~


「いやぁ、ベトナム戦みたいな状態だなぁ」
「…同感です」

いやベトナム戦どころじゃないって、これ。
爆発と共に次々とビルが倒壊してくし。これはむしろ無差別テロだ。
「キノというよりはTHE地球防衛軍だな、これは」
「…すまんジーナス、弁解のしようがない」

だんだん爆発がジャンクヤードの方に近づいて来てるが、その前にステージが「市街地2」から「廃墟」に変わりそうである。


~・~・~・~・~・~・~


土煙りが辺りを覆う。
爆発が終わった、手榴弾が尽きたと見て顔を上げるベルクト。

周りが完全に晴れない内にジーナスの追撃が始まった。
散弾銃の銃声が複数響くと同時にベルクトの周辺が燃え始めた。
どうやら火炎弾らしい。

炎に包まれていない後方へと逃げると、足首に違和感。
咄嗟に大きく飛び上がった瞬間、今さっき居た空間を無数の散弾が突き抜ける。

ジーナスは数sm離れた場所から飛び出し、"怒れる牡牛"の照準を確実にデットポイントに定めた。
それを見てゼピュロスを乱射する、照準は相手に向けただけ。

偶然、矢が"怒れる牡牛"の銃口に入り込み作動不良を引き起こした。
迷う事無くそれを投げ捨て、右へと側転しつつハイパワーを手に取った。
着地したベルクトは背部に懸架していたエウロスを手にし、ジーナスに向かう。

デットポイントへと向けて撃たれた弾丸を、精確に打ち落としながらベルクトは歩を進める。
ハイパワーの弾が尽き、仕舞いつつ更に拳銃を取り出す。

だが、構える直前にエウロスがジーナスの手から弾いた。
「せっかくの十四年式、撃たせてくださいよ」
「問答無用」
エウロスが振り下ろされる。


べちゃっ


「けち」
エウロスを右手に持った短刀で防ぎ、左手には煙を吹くデリンジャー。
ベルクトは唖然とした表情を浮かべている。

毒々しい蛍光パープルの塗料が顔面を覆っていた。




「すげぇ…」
初バトルとは思えないジーナスの戦いぶりに、思わず驚いてしまった。

…と、突然室内の照明が落ちた。
「何だ?」
「判らん、それよりも動かない方がいい」

携帯の着信音が響く。
僕のじゃないし、…長瀬さんだ。

「すまん。……俺だ」


~・~・~・~・~・~・~


「お取り込み中申し訳ありません、キャプテン」
天井裏のメンテナンスエリア、ラースタチュカとジュラーヴリクはここに居た。
「目標は撃破しましたが、余波で送電ケーブルを切断してしまいました」
「相手はゴチャゴチャ重火器を装備してたからね、おまけに固いのなんのって…」

この二人「充電中」と言うのは嘘で、実は違法神姫の捜索をしていた。
今回は普段監視の目がない場所から侵入を許し、神姫で構成された警備隊も今やっと動き出したと言う。

「今回の一件で、警備体制が見直される事を祈るしかないわ「ジュラ、警備隊が来ます!」あ、マズッ…!」

あっちから見れば、神姫狩人も同じ穴のムジナである。
だから知られるわけにはいかない。

「それじゃ祁音、また後で!」


~・~・~・~・~・~・~

……


「公式カウントされないのが残念ですね…」
「はいはい」

ジーナスのやつ、内気な態度はどこへやら。何やら悔しがってやんの。
「それよりも形人君、これ以上ジーナスの攻撃力を強化してどうする気なんだい?」
「んな事言われても、オゴってやると言ったのは長瀬さんですよ」

ジーナスが「オゴってもらった」もの、それは対物ライフル。
リアルバトル専用で、VRバトルで使ったら一撃必殺級の威力を叩きだすらしい。
「ああ…ボクこれ欲しかったんですよ…」
ウットリした表情でM90対物ライフルを撫でるジーナス。

うん、その内有名になるタマだわ。こいつは。


「ふっ、困ったものだ」
長瀬さんはそう呟いた、まったくもってその通りだと思う。









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