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インターバトル5「トレーニング・デイ」


  その日から、マイティとマスターの特訓が始まった。
  部屋の一角に置かれた山は、現在発売されている公式装備のパッケージである。
  ストラーフ、マオチャオ、ハウリンそれぞれの武装一式。そしてサイズオブザグリムリーパーに、なぜかうさぎさん仮装セットや黒ぶちメガネなど愛玩用のパーツまである。
「一応は、これで全部だな」
「オフィシャル装備の購入漏れは無いですね」
「じゃあ早速試してみよう。まずはストラーフの基本武装からだ」
「はい!」
  GAアームバックパックと、サバーカ・レッグパーツを取り付け、胸にはストラーフ用のアーマーである。攻撃装備は何も武装していない、基本的なストラーフの形態だ。
「このアーマー、胸が圧迫されます……」
「試合で見たときも大きさがえらく違っていたからな。そんなものだろう」
  トレーニングマシンに接続。
「マシンを使うのは久しぶりだ」
「行きます」
  意識が引き込まれる感触がして、マイティはバーチャル空間へアクセス。

『シアイカイシ、フィールド・ゴーストタウン』

  ほとんど瓦礫に近い建物群。
  道路はえぐれていて、普通の移動が出来そうに無い。
  有効な機動はなるべく実戦に近い方法で覚えるのが一番である。一人だけのテストでやった動きが試合では全然役に立たないことがざらにある。
  相手は同じ装備のストラーフ。トレーニングマシンにプリセットされている動作からも、学ぶのである。
  ストラーフがうさぎ跳びで、アスファルトを蹴って近づく。
『なるほどな。不整地では確かに有効な移動法だ』
  マイティもそれに倣って後退、しようとした途端、
「きゃっ!?」
  バランスを崩して倒れてしまう。普段より重心が上にあることに加え、接地戦闘の経験がほとんど無いのだ。無理もなかった。
  近接したストラーフが、GAアームの手刀をマイティに叩き込む。
 ガキンッ!
  何とかGAアームを交差させ、手刀を防御。腕が新たに二個増えた感覚に、本来がアーンヴァルタイプのマイティは混乱する。
「いっ、やああ!」
  アームを押し出して相手をふっ飛ばし、何とか立ち上がる。まだすこしよろめいている。
『まずはマスタースレイブフォームを心がけるんだ。自分の腕と動きを同調させろ』
  マスターの指示が飛ぶ。
「了解っ」
  一回ずつ、両腕で正拳突きをしてみる。自分の手の動きに合わせて、GAアームを動かす。三本目、四本目の腕が同調する感覚。これなら簡単だ。
  考えてみれば足だって、ちょっと長くなった感覚がある。これを頼りに慣らせば大丈夫そうだ。
  ストラーフが再び突進してくる。
  マイティも突撃。

『シアイカイシ、フィールド・バトルドーム』

『次はハウリンの装備だ』
  ヘッドアーマー以外を着込み、吠莱壱式を携えたマイティがドームに立っている。
  上半身がほぼ固定され、動きにくいことこの上ない。防御力はあるのだろうが……。
  相手も同じハウリンタイプ。
  試合開始直後、砲撃戦が始まった。
  横に動きながら撃ち続ける。足元もほとんど固定され、動きづらい。こんなのでどうしてあんなに早く動けるのだろう。マイティは試合におけるハウリン、マオチャオの高機動を思いだす。
『尻尾だ、マイティ。テイルパーツ』
  そうか! マイティはひらめく。
  さっきから腰の辺りにあった違和感の正体は尻尾だったのだ。
  これでバランスをとりながら走れば、うん、いける!
  打って変わってマイティの機動性がアップする。
『そのままぷちマスィーンズに指令を出してみろ』
「は、はい!」
  指令は口頭命令も可能だが、主に使うのは頭で考えたことをそのまま伝達する思考指令だ。そしてアーマーの背中に一機取り付け、命令の補佐を行わせる。
「簡単で良いんで命令出してくださいな。ワタシがかいつまんで伝えます」
  プチマスィーン壱号がその役を担う。
(散開し全方向から時間差攻撃)
  すると弐号から伍号の実働部隊四機がパッと散開。相手のハウリンに対してそれぞれ攻撃を始める。
  マイティはその場で援護射撃。だが誤って自分のマスィーンの一体を撃ってしまう。
「味方撃ってどないするんですか!?」
「ご、ごめんなさい」
  使役AIに叱られる主人。
  マスターは頭を抱える。

『シアイカイシ、フィールド・チカチュウシャジョウ』

  マオチャオ装備も近接特化であること以外は同じようなものだったが、ハウリン以上にぷちマスィーンズの扱いが面倒だった。
  要するに各々自分勝手に動き回り、なかなか命令を聞こうとしないのだ。
「にゃにゃー」
「みゃあ~」
「なーおうぅ」
「ふーっ、しゃーっ」
  以前からマイティと一緒にいたおかげで真面目になったシロにゃんも、アーマーの背中で途方に暮れている。
「世界中のマオチャオで、同じような僕たちが苦労してるんでしょうね……」
  本来ならばボクにゃんあたりの役目である。
「もーう、ちゃんと命令聞きなさーい!」
  あとで分かったことだが、マオチャオのぷちマスィーンズは自分勝手にやらせるのがセオリーのようだった。それぞれの性格を汲み取って、その穴を埋めながら戦うのだ。
  一見同じように見えるハウリンとマオチャオ。しかしその性格は戦闘方法以外も、ほぼ真逆といえるほどに違っていたのである。

◆      ◆      ◆

  もう二人とも、「固執」と言われた意味を十分に分かっていた。
「おや、いらっしゃい。久しぶりですね」
  ホビーショップ・エルゴの入り口を、数週間ぶりにまたぐ。
「あなたあての待ち人、来てますよ」
「分かってる」
  マスターは対戦スペースのある二階への階段を上がる。
「来たわ、お姉さま」
  メガネをかけたストラーフ、クエンティンが自らのオーナーへ伝える。
「いい顔になったわね」
  クエンティンのオーナーの女性、夢卯理音(ゆめう りね)はマスターに言った。すこしやつれた、黒髪の女性だった。自分の神姫と同じようにメガネをかけている。
「やはり君だったか」
「え? え?」
  突然のマスターの言葉に、二人の顔を見比べるマイティ。
「特殊装備は使いこなせるようになったかしら?」
「使いこなす必要はないさ」
「?」
  マスターは公式武装が全て入ったキャリングケースを見せた。
「こいつが俺のスタンスだからな」
「あくまで頑固をつらぬくわけね。そういうところ、好きよ。でも、それじゃあ私のクエンティンには勝てない」
「それは試合をしてから言ってもらおう」
「いいわ。やりましょう」
「???」
  マイティは頭にクエスチョンマークを浮かべたまま。
二人はオーナーブースへそれぞれ入ってゆく。


つづく





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