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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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六月の終わり頃の話である。
今日は氷男先輩に神姫バトルのお手合せを頼んだ。風間でもよかったのだが、親戚の葬式の関係でここのところ休んでいる。
グレースは留守番だというが、別に連れて行っても構わない気もする。
まぁ「人の死」を見せない配慮なんだろな、うん。


この町の神姫センターはここら辺のセンターとしては比較的規模が大きい。
時々公式戦で有名なオーナーと神姫も来る故に、それらを見ようと人が多い。
ネットコミュニティで知った話によると、このセンターの出身で有名な神姫は
『蒼穹の猟犬』こと零牙と、『まるかじり猫子』と呼ばれる奇妙なマオチャオらしい。


まるかじりとは一体……?


約束の時間の三分前に来たが、何故か氷男先輩はいなかった。バックヤード近くに人が集まっていたがそれが何なのかは知らない。

ところで、ふとこんなフレーズが頭をよぎった。

『知ってるか? 神姫による対戦は三つに分けられる
 デジタル戦闘『バトルロンド』
 実際に作りこまれたフィールドで戦う『リアルバトル』
 違法改造を施した神姫でどちらかが壊れるまで戦う『アウトロー』
 この三つだ。あいつは…(あいつって誰だ)』

ここで言う「違法改造」とは、アウトロー用に改造され、神姫はおろか人をも殺すことのできる『狂った』存在を指す。近年はそれらによる殺傷事件も発生しており、大きな社会問題になっていると言う。
まぁ、僕には関係ないがね。


「形人、どうしたの?」
ふと考えてると、ヒカルの呼びかけられハッとする。
「いや、なんでもない」



~・~・~・~・~・~・~



結局のところ、氷男先輩がバトルは無理だと謝りにきた。
先ほどトラブルに巻き込まれたらしく、零牙は修理に時間がかかると言う。

「ヒマ~」
ヒカルがバトルに対する情熱を持て余し始めた、お前には人を心配する感情がないのか。
既にメンバーカードは作成したしなぁ…どうするかねぇ?


と、ここで
「そこの君。今、対戦相手を探しているのかな?」
突然声をかけられ、そちらの方に振り向く。

オールバックで髪を後ろで縛っている長身のメガネ男がそこにいた。
「まあ、確かに探していますけども」
「ならちょうどいいではないか!、今我々も相手を探していた所だ」
「え!?」
問答無用で対戦申込みの機械まで引っ張られてゆく、なんだよこのおさげバカ。


……


「申し遅れた。ぼくの名は真 光一(じん こういち)、以後よろしく」
「あ。どうも、彩聞形人です」「わたしはヒカル」
名前を言いあった後、光一はおもむろに上着の裏に手を突っ込み

「そしてこれがウチのマオである!」
勢いよくそれを出した。


「ハラへったのニャ~」
ぐったりしているマオチャオがいた。
初登場が「ハラへってる」ってどうよ?


「「………」」
僕ら、呆然。
ふと見ると、光一のマオチャオはヒカルをジッと見ている。
「肉~…」
などと呟きながら。
「え…何…?」
危機を察知したのか、ヒカルが後ずさる。
その直後だったね、珍光景が見れたのは。



「鳥~~!!」


ガリッ


「きょえーっ!?」

噛みついたよ、こいつ。
「はっはっは。どうだウチの猫子は!」
訳もわからず笑ってるよコイツ。

「メシ、食わせてやれよ」
僕はただそう言った。

「わたしは鳥じゃな~い!!」



※神姫は女の子です、やさしくしましょう。



~・~・~・~・~・~・~



順番待ちのことである。
光一を見た奴らはしきりに『まるかじり』と言っていた。

ってマテコラ。

「何だ?、あんたが『まるかじり猫子』のマスターだって?」
「そうだが、……言ってなかったか?」
「言ってない言ってない」

マジかよ、初戦の相手がセンター内トップ5の二つ名持ちなんて……。
ついてないなオイ!

しかもこちらは何の捻りもない装備だ。事前情報によれば相手も同じとはいえ、いかんせん経験が違いすぎる。
「勝機がある」と思うやつは手を挙げろ、代わってやるから。
「いきなり否定するのはよくないよ、形人」
……まあ、そうだろうけども。


とか何とか思っていたら順番が回って来た。
もうどうにでもなれ。



~・~・~・~・~・~・~




ステージはベーシックな市街地。
でも、ここで感じるデジタルと現実の入り混じった独特の雰囲気は感じが悪かった。
「……どこにいるかなぁ」
気のせいかデフォルト武装の着け心地が悪い、この間身体自体をカスタムしたからだろうか?
地面から十センチ(主観)浮きながらゆっくりとビルの谷間を進んでゆく。


と、突然ドリルを二つ並べたアタッチメントを両手につけたマオが飛び出してきた。
「ツインふぁいなるドリドリあたーっく!!」
「ちょっとまてぇぇっ!」
いきなり必殺技!? それまぎれもない失敗フラグーっ!?


そこからの行動は早い。
地面を左足で蹴って後ずさる、できた空間を猛スピードでマオが通り過ぎてゆく。
そのまま向かい合わせだったビルに突込み姿を消す。
ドリルだからダメージはないハズ。
着地の際に鋭利なカカトが地面に擦れて火花を上げる。


『もらった!』
光一も叫ぶ、すぐ斜め後ろの壁を破ってマオがこちらに飛ぶ。
フェイント!?


「まるかじりすとらい~くっ!!」
口を大きく開け、牙をむき出しで飛んでくる。……なんだかカワイイ。
と考えると同時にエンジン全開、前方にダッシュしながら振り返りエウロスを振りかざす。


次の瞬間、ガチリという音と共にエウロスが噛みつかれ、亀裂が入ったと思った瞬間にまっぷたつに粉砕された。
冗談じゃないよ!? こんなのに噛まれたら一発で終わっちゃうって!

どうするどうする?
「形人!何か策はないの!?」
『無い。諦めろ』
「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!」
頭にきて思わずもう一つのエウロスを投げつけた。


とここで、信じられないほどの偶然が訪れた。


次の「まるかじりストライク」の構えを取ったマオの口に、エウロスが切先から飛び込んだのだ。
デカイ口、だがそれが仇となったわけ。


もちろん、頭へのダメージは致死級であって……


[Win. 輝]


そのジャッジが下された時、思わず呆れかえっちゃうよね。普通。



~・~・~・~・~・~・~




うそ!?
僕はその結果に呆然とした。いや、当たり前だろ普通。
「勝っちゃった」
呆れながら筐体から出てくるヒカル。今の感想を正直に言っちゃうと

「ありえねぇ……!」


ふと向側を見ると、光一は真っ白な灰と化していた。
そりゃそうだ、こんな事予想外でしかないからな。


「……帰ろう」
「そうだね……」

帰る事にした。
正直このままここにいるのは居た堪れない。




~・~・~・~・~・~・~



「ほう、君が初心者に?」
「正直驚きました」

メンテナンスショップのカウンターにて、長瀬は光一の話を聞いていた。
ベテランが初心者に敗北する、と言うことはまれであるからだ。

「そういえば光一君、君は知ってるかい?」
「何をですか」
「聖憐君もこのようなパターンだったって事」
「そうなんですか」


以下、読者側にとっては間の持たない会話が繰り広げられるので、今回はここで終わりとする。








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